今日も、犬とベッドシェア

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おじいちゃんのパピヨンさんと暮らす、ソロ活&おひとり様人生エンジョイ中な私の雑記帳
不定期更新&長い記事多めです

私は生物学上は女性ということになっているらしいけど、ぶっちゃけ物心ついたときから同性に対して謎の苦手意識があるし、今はシスジェンダー(心身の性別が合致してる人)の女はもはや天敵だと思うくらい無理。

 

では、かといって男になりたいとか男だと思うというわけでもない…でも、女性と括られると「なんか違うよな」なので最近は性別欄「その他」とか「非公開」にすることが多い。

 

あと一応、結婚歴もあるけど…そもそも私は本当に異性が好きなのか?と聞かれるとイエスと断言は出来ない、パートナーさんに関しては「LOVEの好き」じゃなくて、どちらかと言うと「人としてのリスペクト」に近い気持ちのほうがしっくり来る。

 

このブログのかなり初期の方に出てきたあの人のことも今思うと恋愛感情とは違う気持ちだったような気がする。

 

「セクシャリティ診断」なるものがあるそうで、私も試しにやってみた…その結果

 

こころの性

  • クエスチョニング(自分や好きになる相手の性別は考え中

ふるまう性

  • ノンバイナリー(性別にとらわれたくない)

性的指向

  • クエスチョニング(性的対象の性別は未定/不明)
  • サピオセクシャル→相手の「知性」に性的魅力を感じる
  • リスセクシャル→性的な感情を否定はしないが、それを自分には向けられたくない

恋愛指向

  • アロマンティック→(生身の)他人に恋心を抱かない
  • フィクトセクシャル→アニメや漫画などのキャラクターに対して性的魅力を感じる

という結果らしいけど…この結果見る限り、私が子供のことから感じていたモヤッとしていた事に対して整合性がついてくるというか?そう感じた理由がわかってきた気がしなくもない。

 

この診断結果、ちょっと専門的な用語も多いのでひとつづつ自分の経験談入れながら解説します…長くなるので覚悟して。

 

まずは「こころの性→クエスチョニング」から

これは「自分自身の性別や、自分が恋愛対象になる性別は不明もしくは未定」という意味らしい。

そもそも私はシスジェンダー女性にものすごい苦手意識があるので少なくとも自分は絶対的な女性とは断言できないかもしれないけど、男性になりたいとかはない。

そもそも男性には異性としての興味関心がない、でも同性が好きってわけでもないので…どっちにするかはとりあえず保留で。

 

「ふるまう性→ノンバイナリー」

簡単に言うと「女性/男性らしさ」にとらわれない外見や言動を望む。

例えば女性なら外に出る時は化粧をするとか、男性ならヒゲを伸ばすけど髪は短くなきゃダメとか…言動や服装で「女性/男性的」って言われたり決められるのが嫌

これもあったな…子供の頃に「女の子なんだから」とか言われる理由が納得行かなかったり、初潮が来て絶望したり、ブラジャーを高校に入るくらいまで着けたくなかったり、今でこそネイルはやってるけど俄然ヘアメイクには興味なしだし(これはINTJの特徴も由来してるかも?)。

今は「女らしく」とか言われるともれなく怒ります(笑)

ちなみに赤いランドセルも渋々使ってた感じですかね…元々赤が好きじゃない(当時の好きなサンリオキャラキキララパイセンだったし)し、幼稚園の時はカバンも指定品で紺色だったのでなんでいきなりこんな派手なやつなんだとギャップについていけなかったってのもある。

小学校高学年くらいから同性に対する苦手意識が芽生えてきたような気がする…このころから現れる「いかにも女」みたいな人達が嫌いだった、こまっしゃくれた女児も嫌い。

未だに妊娠や出産に嫌悪感を感じるのは「女性性に全振り」したメスと言った方がしっくりくる行為だからかもね(自分には絶対無理!!的な意味で)。

 

「性的指向→クエスチョニング・サピオセクシャル・リスセクシャル」

これもあまり知名度のない単語出てきたから分けます。

まず、性的指向はこころの性と同じく「対象は未定/不明」です。

 

サピオセクシャル…簡単に言うと「相手の”知性”に対して性的魅力を感じるタイプ」のことをこう呼ぶそうだ。

ここで言う知性とは学歴とか社会的地位という意味よりも「知的能力」を意味する、内容の深い会話とかきちんとした文章とか頭の回転が早いとかな人に惹かれがち。

これねぇ、もう思い当たる節しか無い…今までそういう関わり合った人達で長く続いた人、ほぼ全員知的能力高い、高めの人達ばっかりだわ。もちろんパートナーさんも含めて。

私自身が言語的コミュニケーション大好き人間なので、そういうのについてこれる人じゃないと無理~!!みたいなところはある。

似たような言葉で「サピオロマンティック」ってのがあるけど、こっちは「相手の知性に対して恋愛的な魅力を感じる」タイプのことを指すそうで似てるけどちょっと意味が違うみたい。

 

リスセクシャル…「他者に対して性的感情を持ったりするけど、自分には向けないで」というタイプなんだって、これはこの診断やって初めて知ったけど言われてみるとそうなのかもしれない。

「相手から好意を持たれる」のは一向に構わないんですが…そこに性的感情を伴われるとしんどいです、私の中では「恋愛感情≠性的欲求」なので、勝手にセットにされても困ります。

相思相愛の仲だったとしても、性的な欲求を向けられると…一気に冷めます、プラトニックな関係こそ至高だと思ってます。

思春期くらいにハマった児童書のシリーズ作品の連作モノで主人公達が最後結婚して一度完結、その数十年後に子供が産まれた設定(私は未読だけど、妊娠までの過程も書かれていたとか?)になった続編が出版されていた事を知った時に、某掲示板のスレッドに「2人はプラトニックな関係だったから良かった、子供出来るとか生々しくて心底ガッカリしたわ」と書いたら理解が得られなかったことがあったな。

相手の事がどうでもよくなります…「そうか、そうか、つまり君はそういう奴だったんだな。」な気分になります。

ここだけの話ですが、いわゆる「大人の映像作品」的な物を視聴することもあります…でも、自分がそういう事をしたいか?と言われると微妙なところです。

これも過去記事で書いたかもしれないけど「夫婦生活=性的行為」って定義はおかしくね?と思うのも、おそらく私がこういうタイプだから。

ちなみにこれ、いわゆる性嫌悪症とは別物らしいのでそこんとこよろしく。

 

「恋愛指向→アロマンティック・フィクトセクシャル」

アロマンティック…ここに来て初めて「ロマンティック」って言葉が出てきた、簡単に言うと「恋愛感情を持たない」という意味。

今一度確認しておきますが「恋愛感情≠性的感情」です、恋愛感情と性的な欲求は別物とされてるので切り離してください。

冒頭で書いた「パートナーさんに対しては”LOVEの好きじゃない”」としたのはこういう事です…このブログの初期に頻出していたあの人に対しても同じ気持ちでした。

そもそも「人を好き」ってどんな感じなんですか?私の場合、誰か気になる…という時はだいたい「もっとこの人と話がしたい、色々な話題を共有したい、私に知的刺激をプリーズ!!」的な気持ちなので「ドキドキする」とか「胸が一杯になる」とか本能的・感覚的なものがわからない。

そのせいか?同性同士に限らず男女混合メンバーでも、いわゆる「恋バナ」とか「恋愛にまつわる話」になると完全にアウェーになるので自分から会話に入ることもないし、そういう話を振られてもハッキリ言って迷惑以外の何物でもない。

私の人間に対する「好き」ってやっぱり「性別抜きで人として好き」とか「リスペクト」に近いのかもしれない。

 

フィクトセクシャル…簡単に説明すると「架空のキャラクターに惹かれる」タイプの事を指すそうです。

性的に魅力を感じる場合はフィクトセクシャル、恋愛感情が向く場合はフィクトロマンティックとなります…これに関しては、おそらく「アロマンティック」なので便宜的にフィクトセクシャルになってるのかもしれませんが、どちらかというとフィクトセクシャルの方が近いかもしれないです。

「一生推せるし、推して行く!!」「こいつにだったら人生賭けても良い」と心に決めたシナモロールの存在をきちんと認知した時の気持ち、たぶんあれを「一目惚れ」っていうのかな?あんな気持ちになったのはあの時が初めてだよ…生身の人間には感じたことのない気持ち。

 

今回、このセクシャリティ診断を通してより一層自分自身への理解が深まったように感じます…あの時感じた違和感の正体とか、自分が自分でいるために大事にしたいこととか。

 

こういうセクシャリティで社会的な制度とか生活面で困ったことはほとんどないですが…アロマンティックやリスセクシャルのあたりは色々と誤解されたり、いらん押し付けを食らうこともありました。

 

他のセクシャリティの人を否定する気も無いし、確かにシスジェンダーの女は天敵という認識はあるけど、別に危害を加えようとかは毛頭思ってないので…全面的に理解しろって言わないけどせめて「こういう人もいるのね」くらいにとどめてくれるとありがたい、リアルだとほとんどいないけど、ネットだと執拗に否定したがる人が多すぎて無理。

 

むしろ、こういうの否定したがる人達ほど一度でいいからセクシャリティ診断やってみるのをおすすめしたい…意外と自分で気づかないだけってこともあるかもしれない。

 

 

こんなニュースが話題になってるけど、この新入社員の気持ち…わからなくもない。

 

実は私も、入社早々に「もう、辞めたいかも?」と思うことがあった。

 

過去記事にも書いたけど「知的障害・自閉症(アスペルガーは除外)者の支援団体」が作成した資料を渡された瞬間がまさにそれだった…この会社がイメージしてる障害者像と実際の自分(知能には全く問題のない軽度の不安障害と注意欠陥)とあまりにも大きな乖離があることを感じた。

 

実は、この時はトライアル雇用での入社だったので3ヶ月後の正式採用を辞退するという選択肢もあったんだけれど、3ヶ月という傷にしかならない職歴が残ってしまうことや4月に異動になれば変わるかもしれない…と変な期待をしてしまっていた。

 

2回に及ぶ実習の時の面談ではきちんと「個人的な能力」を評価されていたように感じたので、入社してもそういう流れになるのだろうと思っていたら現実は違った。

 

異動後も自分が仕事をするスペースを使いやすいようにカスタマイズ(時計を設置したり、文房具類を置いたり)しただけで文句を言われたり、事前に伝えた配慮事項以外にも「配慮事項一覧表」みたいな用紙を渡され、この中に特に当てはまるものはないと伝えても無理やり当てはまる物を見つけてくるように言われたり…最終的には直接的なハラスメントはなかったものの「常に上司に監視されている」と感じるようになって、ものすごい居心地が悪かった。

 

あと、会社から「人として大事に扱われていない」と感じた…あの会社にとって「人」とは障害のない社員のことで、障害持ちの社員など「都合の良いただの”コマ”」にしかすぎないのだろう。

 

だから、がんの手術&治療をしていると言ったにも関わらず「今までと同じように働け」って平気で言えるのだ…(障害のない社員が)子供を理由に早退したり休んでも何も言わなかったくせに。

 

ちなみに、こういう時に就労移行支援事業者の支援者ってのは本当に当てにならないという事に今気がついた。

 

私の味方か、もしくは第3者的な立場になるのかと思っていたら…私の入社をきっかけにコネを作りたいのか?思いっきり会社に媚び売ってるし(何かあるとすぐこちら側に原因があるみたいに言うし)、これは人によるんだろうけど、自分の味方になって欲しいとか職場に対して「圧」をかけて欲しいなら公的な機関が運営してる就労支援機関の人の方がいいかも?

 

こういうことがあったので、手術で入院した後放射線治療行ってた時は休職していたんですが…この時は会社のこととか仕事の事を考えなくても良かったので休職期間中は毎日の永山行き以外はほぼノーストレスで過ごす事が出来ました。

 

冒頭のニュースにあるような「入社早々に辞める新入社員」も、もしかして私が感じたような違和感や入社前後のギャップを早いうちに感知して心身をやられる前に回避したのでは?とも思える。

 

これを一方的に「辞める本人が悪い」とか「世間は甘くない」と叩くのは楽なことだけど、それは違うと思う。

 

じゃあ、この人達が実際に我慢し続けて心身壊してそこからやり直そうとした時に…いわゆる「障害者ビジネス」の食い物にされたり、会社勤めしたところでそれなりの能力やスキルがあってもあらゆる面で知的障害者と同じように扱われたり…最悪、時給百数十円の”工賃”しかもらえないような生活になってしまうリスクがあるわけで。

 

障害の有無に関わらず、会社勤めしようとする人を会社側はもっと大切に扱えないのかね?欺いたり騙したりするような事をするから入社早々に辞められてしまったり、辞めたいって考えちゃうんじゃないのかな?

 

こっちは自分の時間を差し出してるんだから…。

2年前に手術する前に突然…「ちょうど40歳になるし、記念に写真を撮ってもらおう」と思いついた。

 

乳がんの手術前に「胸の写真を撮影する」という人も存在するようですが、別に全部取るわけじゃなしだし、ヌードはちょっと抵抗があったので「ソロウエディング」なるものがあることを知り、俄然興味が湧いてきた。

 

ウエディング撮影自体はパートナーさんと数回撮影したことがあるけど、どうしても着てみたいデザインのドレスがあったので(パートナーさんと一緒に撮影した時は好みのデザインを着ることが難しかった)ちょうどいい機会になると思い早速撮ってくれるスタジオを検索…東京だと多摩地区はまだ少ないですが、都心部だと「ソロウエディングプラン」という撮影プランがあるところは結構あります。

 

衣装もドレスだけでなく、和装にも対応しているところもあるので好みで選びましょう。

 

価格はスタジオや撮影プランによりますが、私が行ったところは総額で10万円くらいだったかな?

 

撮影までの流れは

 

自分が撮影したいスタジオに予約

初回打ち合わせ、撮影日予約(ここで撮影プランや料金の説明を受ける)

衣装合わせ&試着(ここで衣装決定)

撮影当日

 

という感じでした…初回打ち合わせの時にスタジオのサイトに個人用のページを作成してもらっていたので、撮影までのやり取りはネット上で完結したのが便利でした。

 

衣装合わせまでに日にちが空いていたので事前にウェブカタログで気になるドレスをお気に入り登録しておいたので、実際に衣装合わせで試着したのは2着くらいでしたかね…お気に入り登録したのは3着くらいだったか?

 

「こういうドレスが着たい」ってある程度決まってる人は事前にどういう衣装を扱ってるのか見られるところがいいです。

 

初回の打ち合わせの時に「どうして撮影を希望した?」的な事を聞かれたので…「実は、こういうことがあって~」と手術した話や今後の流れをサラッと話したことろ「結構、手術後とかで記念に撮影される方いらっしゃいますよ」と言われ、撮影日の決定なども治療ペースに合わせてくれたりなど配慮してくれたので正直に話してよかったなと思いました。

 

そして、実際に撮影した写真がこちら…(ブログ用にリサイズしています)

 

 

 

 

これはほんの一部、実際はもっと撮影しています…ここのスタジオは「推し活」の一環として”推し”と一緒に撮影する人も多いとのことで私も推しの「シナモロール」のぬいぐるみを持参しました。

 

あと、ステッキブーケは自作品です…小物等の持ち込みは自由だそう。

 

個人的には初々しさを前面に押し出したふわふわドレスよりも、こういうシンプルな「強い女性」を感じさせるドレスの方が好きなんですよね…昔から。

 

この日、撮影を担当してくれた人はなんとピューロランドでの撮影も経験があるようで、私が撮影に行った日の前日もピューロで撮影していたそうで…ちなみにその人もシナモン推しだったかな?

 

屋内外と撮影場所を変えつつ、沢山撮影してこの日は終わり…アルバムを作成してもらえるプランもありましたが、私はデータで受け取るプランにしていたので後日、メールでファイルが届きました。

 

その中から更に良く撮れてる数枚を選んでネットプリントで注文してもらって、その写真は

 

 

 

 

これに入れて壁に飾ってます、IKEAのフォトフレームは対応写真サイズが少し大きいのでプリント注文する時は少し大きめのサイズがいいみたいです。

 

今回、パートナーさん亡き後のソロウエディング撮影を経験してみて…改めて「自分の足で歩いて行きていかなければ」と決意が固まったように感じました。

 

本当に撮影して良かったです。