本題に入る前にまずは直近の記録から…
体重 55.7kg 体脂肪率 27.3%
もう、どちらも標準の範囲内の数値になりました。
が…ここまで落ちてから、とある症状で悩まされる事になりました。
それは「低血糖」が原因で起こる手足のしびれや空腹時のめまいやふらつき、ひどいときは意識が遠のくなど。
念の為、病院で糖尿病の検査を受けたところ糖尿病ではありましたが、低血糖の症状が出ていたのは確かでその時に病院で言われたのは
「活動量と消費エネルギーに対して摂取エネルギーがかなり不足している」
とのこと。
その時の1日の摂取カロリーは1600kcal程度に収めていましたが、糖質制限はしていないので大丈夫だと思っていました。
が、全体的なエネルギーが足りないということは当然、糖質摂取量も少なくなるわけで…どうも、糖尿病や内蔵機能に異常が無くても低血糖を起こしやすい体質なるものもあるそうで。
医者から言われたことは「食べる量を全体的に増やす」と症状が軽減されると言われました。
そこで、1日に摂取できるカロリーを計算し直し、今は1日あたり1700kcal程度まで増やしました。
ここ半年以上のダイエットの成果で、自分でも知らないうちに基礎代謝が上がっていたため(今までは1100台だったけど、1200台になってた)いつの間にか今までのエネルギー量ではマイナスカロリーどころか完全に不足状態が続いていたようです。
ただ「一度に食べられる量が減った」というものもあることもあり、単に食事量を増やすのは難しいので意識的に間食や捕食を摂る時は、今までよりも少しカロリーの高いものを選ぶようにしています。
そのおかげか?今は低血糖の症状も出なくなり、夜もよく眠れるようになりました。
この経験を踏まえて、ダイエットを始めてから基礎代謝が上がり、現在の体重がBMI22の数値に近づいた人、個人的にあまり推奨はしませんがBMI22からさらに落としたい人(…落としたい人は下限20くらいまでに留めておきましょう)のダイエットは、ただ単に
「摂取カロリーや体重を減らせばいいものではない」
ということです。
体重が標準範囲内だからこそ、気にしたいことは
・体脂肪率などの体組成
・基礎代謝や1日の活動量を考慮したカロリー計算
・1ヶ月あたりの減量ペース
に目を向けて、いわゆる「一般的なダイエット法」とは少し違う方法に切り替えないと、私のように低血糖や体調不良を起こしかねません。
体重が標準に近い場合、まず気にするべきは体重よりも「体脂肪率」です。
同じ体重でも体脂肪率30%と20%ではかなり見た目が違います(比較画像は他のサイトで探してください)、いくら軽くても脂肪の多い体はだらしなく、太って見えます。
体重は標準だけど「なんだか太ってる」と思う人は、まず体組成計で体脂肪率と筋肉量の測定をすることをおすすめします。
減量よりも「引き締め」を意識したダイエット法を取り入れましょう。
次に気をつけたいのが「基礎代謝や活動量を考慮したカロリー計算」です。
基礎代謝は「何もしていなくても勝手に消費されるカロリー」の事です、活動量は日常生活や運動などで消費するカロリーで「生活活動強度」は家庭科の授業をきちんと受けていたなら思い出せるはず。
これまでのダイエットでここまで体重を落としてきた人は体重と基礎代謝が反比例しているかと思われます…そしてそこそこ活動量が多いと、実際に消費されているカロリーは自分で思っているよりも多くなっている状態になりがちです。
だからこそ、もう一度「今の自分に見合った摂取カロリー」を計算し直す必要があるのです。
私の場合ダイエット開始時の1日の摂取カロリーは1600kcal程度にしていました…当時は体重も60kgを超え、体脂肪率も肥満レベルの数値でしたので基礎代謝も今より悪かったのでちょっときつめのカロリー制限をしても大丈夫でした。
その後、50kg台に入ってからは1日の摂取カロリーを1800kcal程度まで増やしています…それでもリバウンドは1度も起こしていません。
その後、また1600kcal程度に戻したところ…冒頭で書いたような症状に悩まされました。
基礎代謝が上がり標準体重に近い体重の場合、ちょっとでもカロリー制限しすぎるとあっという間にエネルギー不足の状態になりやすいです。
ダイエット開始時より、基礎代謝や活動量が高くなって来た人の場合、過度なカロリー制限は止め「ゆるいかな?」と思うくらいの制限に留めておくと、健康を損なわずダイエットも両立できるようになります。
最後に減量ペースについてですが、標準体重に近いダイエットの場合「減量ペースは1ヶ月1kg以内」を厳守しましょう。
急激に落とすと、体調不良の原因になります…ラストスパートこそ焦らずに確実に目標達成に向けて頑張りましょう。
ここまでくれば、ゴールは目前です。