2024年振り返り記事でも書きましたが…パピヨンさん、現在進行系で慢性腎臓病を発症しています。
年が明けた今でも約1日おきに病院行って点滴を打ってもらっています…年中無休の病院なんですが年末年始も混んでいました。
慢性腎臓病がわかったのは膵炎になった時、ひとまず症状が落ち着いて今まで食べていたご飯を「低脂肪のものに変えましょう」と言われ、完全にご飯を切り替えた途端に全く食べなくなってしまい(食べない事はこれまでもあったけど、完全拒否は初めて)、私自身が食べないことに対するストレスで爆発してしまい…なんで食べないのか?と病院へ連れていき、血液検査してみましょうと言われて調べてみたところ腎機能の数値全般が悪くなっていました。
元々、タンパク尿は出ていたのですが血液検査上では異常はなかったので薬を飲ませながら経過観察をしていたのですが血液検査の数値に表れるということはそれなりに状態が悪いということ。
実は体重も膵炎になった頃はまだ2.6kgくらいあったんですが、食べなくなってからは2kgくらいをずっと横ばい状態で推移。
低脂肪食食べないなら今までのご飯に戻していいと言われたので、今は今まで食べていたご飯ですが…それでも食欲は完全に戻らずで調子の良い時は今までと同じ量を食べていましたが年末年始頃から今までの半分しか食べられないなんてこともしばしば。
一時はかなりぐったりしていましたが、今はおやつを催促したりご飯の時に跳ねるくらい元気にはなりましたが、それでも寝てる時間は格段に増えたし、朝も2度寝するようになりました。
食欲落ちて、御飯食べる量が減ったから元気が出ないのかも?
あと3ヶ月で16歳の誕生日を迎えるんですが、正直なところ…あと、どれくらい一緒にいられるかは完全に未知数。
膵炎になって、腎臓病を指摘された時に病院の先生には
「本人の負担にしかならないような延命治療は一切しない、今は自分で口からご飯食べるけど口から食べられなくなって経管栄養や強制給餌(シリンジで口の中に強制的に食べさせる)になったら誰がなんと言おうと自然に委ねる」
と宣言している…今、点滴を打ちに行ってるのはパピヨンさん自身が自分でご飯を食べて自分の足で歩いて「生きたい」という意思表示をしてるから、今後もし本人が本当に食べられなくなったらその「意思」を最大限尊重したいと思う。
仮に自分がもし、年を取って自発的に食事が取れなくなった時に(回復の見込みがないのに)自分の意思とは関係なく経管栄養にされたらそれこそ人権侵害とまでいかなくてもナチュラルに虐待ではないのか?
事実、海外では高齢者に対する経管栄養とか胃ろうはれっきとした虐待という認識で、実際に虐待とみなされている国も存在する。
私も昔、いわゆる「老人病院」で働いていたことがあったけど…鼻チューブ入れらたり、中心静脈栄養で「生かされてる」患者見た時に「自分はああいう終末は過ごしたくない」と強く思ったものだ。
だから、自分にがんが見つかって今回は手術されたけど、次に何かあったら状態によっては私は積極的な治療は望まないでいようと思うんだけど…病院側がどこまで許してくれるか?永山の長は「年寄りでも乳がんは積極的に手術すべし!!」という考えの持ち主だし、退院前に話をした看護師さんも「今は使える薬がいっぱいあるから、その時はまた治療すればいいよ」ってスタンスなんだよな。
と話がそれてしまったが、これって犬に対しても同じだよね?と思ったわけ。
犬の経管栄養はあまりやってる病院は多くないみたいですが(動物にも経管栄養法自体はある)、強制給餌はシリンジと流動タイプのドッグフードがあれば自宅でも容易にできるので取り入れてる病院多い。
そして、病院としては「救える命を放置するわけにはいかない」というもっともな使命があるのは理解できるんだけどね…平均寿命を迎えたパピヨンさんの今後については今のうちに病院側と考え方を共有しておきたいとも思ったわけ。
今回の体調不良をきっかけに「パピヨンさんの終活」をそろそろ始めても遅くはないのかもしれないと思い立ち、何を用意すれば良いのか?と考えた結果…「悔いの残らないお別れ」を出来るようにしておこうと思い、色々準備を始めることにした。
まず手始めにお別れグッズを用意するところから
ベビー布団のデザインから着想を得ました
パートナーさんの時はあまりにも突然で、人間だったので業者の用意してくれたもので揃えましたがパピヨンさんは自分が納得して選んだものを使ってあげたいと思いまずは「見送り布団」を自作してみました。
既製品だとどうも気に入ったデザインや色味のものがなく、デザイン要素が入ってるものだと敷きふとんだけで1万円オーバーだったりするので材料買って自分で作りました。
表生地はポリエステルサテン、中綿の代わりにキルト芯を入れています。
真っ白なものが多いですがアイボリー系の生地と水色のチュールリボンを使用しています。
掛ふとんの羽のイラストはネットでフリー素材を探して、そのイラストを図案にして刺繍しました。
材料費は総額で3000円くらいだったか?ミシンを持ってないので全て手縫いです、3日くらいで完成しました。
布団ができたら今度はそれを敷く「棺」も必要だよねってことで…ペット用の棺は主に段ボール製が主流で他にバスケット型、人間みたいな木製もあるようですが、個人的に段ボール製はなんとなく好きになれなかったのでバスケット型を選びました。
これも色々デザインあるんですが、たまたまFacebookのタイムラインに流れてきたこれに目が止まり…
どう頑張っても棺に見えないデザイン
販売元はこちら
ちょっと高かったんですが…ポチりました。
段ボール製でも可愛いデザインのものもあるんですが…なんとなく仏式っぽさが拭えないので、仏教を否定するわけではないけどあのしみったれた雰囲気が好きじゃない。
死んだ時くらい暖かく見送ってやりたいのだ。
と、ここまで用意してみたけど…年末あたりから今までほどじゃないけど、結構元気を取り戻してきたのでこれらのグッズは今のところ箱から出さずにクローゼットに放り込んであります。
あと数年は出番が来ないことを祈りたい。