おはようございます。また台風が接近してきていて気になるところです。直撃しないことを祈りたいと思います。さて小5編は、今週から分数の計算に入っていきます。学校ではまだというところが多いと思いますが、演習量を確保するために始めていきたいと思います。
●分数の種類
分数はその形から3つに呼び分けられています。
真分数:分母より分子が小さい分数
=1より小さい分数
⇒ 1/2、3/5、4/9など
仮分数:分母より分子が大きい
=1より大きい分数
⇒ 3/2、5/3、9/4など
帯分数:整数と分数の和で表された分数
=1より大きい分数
⇒1½、2¼、3⅔
*計算するときは、整数部分と分数部分を分けて行います。
今週は、分母が同じ真分数の足し算・引き算を行います。通分は必要ありませんが、約分が必要になることがありますので注意してください。
問題:次の計算をしなさい。
(1) 1/4+2/4=
(2) 2/5+2/5=
(3) 1/6+5/6=
(4) 5/7+4/7=
(5) 3/8+7/8=
(6) 2/11+9/11+7/11=
解答:(1)3/4 (2)4/5 (3)1 (4)1と2/7 (5)1と1/4 (6)1と7/11
(3)は6/6になるので約分して1/1=1で、整数になります。(4)(6)は、いずれも分子が分母より大きくなるので、帯分数に直します。(4)9/7=7/7+2/7⇒1と2/7、(6)18/11=11/11+7/11⇒1と7/11になります。(5)は、10/8になるので約分して5/4。帯分数に直して1と1/4になります。1と2/8は×です。
問題:次の計算をしなさい。
(1) 4/5-1/5=
(2) 5/7-3/7=
(3) 4/6-1/6=
(4) 7/9-4/9=
(5) 1-1/3=
(6) 4-5/8=
解答:(1)3/5 (2)2/7 (3)1/2 (4)1/3 (5)2/3 (6)3と3/8
(3)は、3/6になるので約分して1/2、(4)も3/9になるので約分して1/3です。(5)は1を3/3という同分母の分数に直してから計算します。3/3-1/3=2/3です。(6)は4を32/8という同分母の分数に直して計算し、32/8-5/8=27/8。分母より分子が大きいので、27÷8=3・・・3で、3と3/8という帯分数に直します。
(5)(6)のように整数⇒分数に変換することに慣れてください。また仮分数⇒帯分数に変換するのも同様です。ここまでが分数の加減算の基礎になります。練習を重ねておいてください。次週より異分母の加減算に入ります。
【今週の練習問題】