金を買いだした日本の消費者たち | お金の秘密 ゴールド/シルバー・マネーの真実

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今日の記事は、日本の消費者が金を買いだしたというニュースです。

金へヘッジするのは良いことですが一つだけとても気になる事が

あります。

その辺りは、また最後にお話ししますね。

今日も、よろしくです。


8年ぶりに純金の買い手になる日本の消費者
原文:英語(http://goldsilverworlds.com/investing/japanese-consumers-to-become-net-buyers-of-gold-again-after-8-years/ )

西側諸国で一番大きいETFは純金はずしをしているのに日本

では正反対のことが行われています。


日本で一番大きいETFは、今年10%の純金を蓄積しました。


ブルームバーグは、スタンダード銀行Plcの東京商品相場主任

ブルース イケズミ氏の見解として「日本の消費者は円安と

迫りくるインフレに備えるために金塊に逃げ場を求めだし

8年ぶりに金のバイヤーになりつつあります。」

とのコメントを載せた。


政府の金融刺激による円安は日本の消費者をインフレ対策

へとかり立てています。


三菱UFJ信託銀行部長で3年前に日本で初めて金を裏付け

したETFを紹介したホシ オサム氏はインタビューで

「インフレと金融市場の破綻対策として金塊は日本で求め

られている。」と語りました。


それは、予測と一致する行動ですが、それにもかかわらず

西側市場では空前の金融緩和のさなか最近金価格が暴落

しています。


投資コミュニティがインフレを差し迫った脅威と感じて

いないという事実は別として、マネーサプライ

(マネタリーベースと混乱しないでください)が

マネタリーベースほど速く増えていない様に

見受けられます。


これはあたかもデフレが来るのを予測しているかのようです。


特筆すべきことは円の金価格はドルやユーロに比べて

それ程値を下げていないことです。

円の金最高値から20%ほどしか下がっていないのが

現実です。

^^^MJのワンポイント意見^^^

最初にも書いたように金へのヘッジは良いのですが、

この記事に出てくるのはETFで幾ら金の裏付けがある

としても自分の手元には金が無いという事です。

これでは、証券などの紙を紙で買っているのと

違いはありません。

金融破綻などの有事の際にその紙が有効かどうかは

かなり疑問です。