アッパレじゃ!

大好物は舞台観劇♪ようござんすか?ようござんすね。”私見”バリバリ入りますっ!ネタばれアリアリ~。

待望のアンコール公演!! 劇団民藝 集金旅行

2021年12月07日 | 演劇


2013年に観たよ!!
その後、全国を巡演してたんだよね。
で、ででで!
まさかまさかの東京公演再びぃいい♪
なななんと!8年ぶりぃいい。
ヒャッホォオイ♪
とにかく面白かったのよぉおお。
速攻で内容を忘れちゃう
この私が、
未だに覚えてるんだからぁあああ。


2021年11月 曇り
俳優座劇場 13:30開演

劇団民藝
集金旅行 
原作=井伏鱒二 
脚本=吉永仁郎
演出=高橋清祐・中島裕一郎
キャスト
十番さん(ヤブセマスオ・小説家)           
西川 明
七番さん(コマツランコ・職業不詳)       
樫山文枝
五番さん(富士荘の居住者・勤め人)       
小杉勇二
太宰 治(作家志望の学生)          
神 敏将 塩田泰久(Wキャスト)
香蘭堂(荻窪の地主・文具店)    
今野鶏三
岩国の宿の女中  
箕浦康子
杉山良平(岩国の金融業者)        
みやざこ夏穂
相原作之助(岩国の名士)           
水谷貞雄
福岡の宿の女中  
有安多佳子
ミノヤカンジ(下関の医者)        
山本哲也
阿万築水(福岡の没落地主)        
佐々木梅治(配役変更)
阿万克三の妻(築水の弟の妻)    
河野しずか
紋付の男(広島・加茂村)           
大野裕生
鶴屋幽蔵(加茂村の地主)           
吉岡扶敏
津村家の番頭(広島・新市町)    
うちだ潤一郎

昭和の初め頃の東京・荻窪。
アパートで将棋を指している
中年男性と制服姿の学生。
青年の名は太宰治ぅう。
そうしてこの冴えないおっさんこそ、
主人公のヤブセマスオ。
なんとなぁく原作者の
井伏鱒二と似ている名前ぇえ。
ククク。

このアパートの主人が
奥さんに駆け落ちされて、
借金を残して、
ポックリ逝ってしまったんだって。
地主はここを取り壊すって。
アパートの住民は立ち退きに。
それはイヤだぁああ。
一計を案じたのが五番さん。
部屋番号で呼び合ってるんだよぉお。
ククク

五番さんの計画がさぁ、
なんとも奇抜なのさぁあ。
部屋代を踏み倒して、
郷里に帰った住人が日本中にいる。
しかも実家は相当な
資産家揃いだったりする。
幸いなことに、
大家が住所を書き残している。
なもんで、
手紙を書いてみたけど無視されたぁあ。
それならこっちから会いに行こう!
滞納金を集めれば、
借金が返済出来るぞい!

五番さんに、
「集金人をやってくれ」
そう詰め寄られる十番さん。
ヤブセマスオのことね。
ほら、小説家ってフリーじゃない。
うぅぅむぅ。
でもお喋りは苦手そうだし、
大丈夫なのかなぁ。
そこへ
七番さんことコマツランコが、
「一緒に行くわ」
って言い出したぁあ。
西の方面に行くんだけどね、
コマツさんの昔の恋人が
そっちに何人もいるんだってぇ。
じぇんじぇんイイ別れ方をしなかったから、
この際、慰謝料をふんだくろう!
その1部をアパートの借金の返済に
寄付するわぁああ。
やる気満々だぁああ。



明るくてコケティッシュな
魅力溢れるコマツさん役の樫山文枝。
NHKドラマ10「群青領域」で
演じているお婆ちゃん役とは
じぇんじぇん違うぅうう。
ウフウフ
そうして、
ヌボ~っとして冴えないヤブセさん。
お互いの集金に精を出す2人。
これがまた珍道中なのよぉおお。
ヒャヒャヒャ。
でもねぇ、
それだけじゃぁないのよぉお。
大人の味わい満載なのよぉおお♪
こんなアダルトな風味は、
他の舞台ではなかなか味わえましぇん。
アッパレじゃ!劇団民藝!

2幕目は
笑いのテンションア~ップ!
各地の元住人達のキャラが、
面白過ぎなのだぁあああ。
舞台上のコマツさん(樫山文枝)も、
噴き出してしまっているような…。
だって後ろ向いちゃってるしぃい。
アハハハハ

岩国→下関→福岡→尾道→福山
2人の旅は続くよ何処までも。
って思ってたらぁあああ。
コマツさぁぁん。
そりゃないよぉおおお。
でも、なんだか憎めなぁい。

お金はガッポリ手に入ったけれど、
足取り重くアパートに戻ったヤブセさん。
五番さんはウキウキと算盤を弾いてるよぉ。
半額は返済出来そうなんだって。
まだ東方面も残ってるしぃい。
でも…ぉ、
ヤブセさぁん…。大丈夫かな…ぁ。



ラストはまたまた大笑いぃいい!!
ヒャヒャヒャ
思わずお隣の男性と
「楽しかったですね♪」
ってお話ししちゃったぁああ。
コロナ禍のストレスで
重くなっている心が
ス~ッと軽くなったぁあああ♪
きっとこうやって
全国の観客を
幸せにしちゃったんだろうなぁ♪
アッパレじゃ!集金旅行チーム!



俳優座劇場に行ったのは、
4年ぶりだったぁああ。
六本木も久しぶりだったぁあ。
この劇場で劇団民藝を観るのは
お初だったんだけど、
その昔は
よく上演していたんだって。
歴史を感じるわぁあ。
いつもの紀伊国屋サザンシアターより、
ちっこい劇場だけど、
空間が大らかというか、
包容力があるというか、
観ていて気持ち良かったぁあ♪

劇団民藝
2021年11月24日(水)~12月5日(日)


コメントを投稿