こんにちは。

最近更新していなかったので久しぶりに。


以前にも書いた通り、ルームメイトは韓国人。

彼女は最近こちらでアメリカ人の彼氏ができたらしく
おい!韓国にいる彼氏はどうなったんだよ!

遅くまで部屋に帰ってこないことが増え、一緒に話す機会も減っていたのですが
(とはいえ、クラスまで同じなので毎日ずっと会ってはいるけど)

今日は久しぶりに時間があるとかで、一緒に久々にゆっくり話した後一緒に御飯にいってきました。

こちらに来るまで韓国には全然関心がなかったのですが、お互いの国について話しているうちに、少し興味がわいてきました。

韓国は日本以上に学歴社会。そして、日本以上に就職難なようですが、実際話してみると、日本の学生の方が(精神的に)追い詰められているのではないかと感じるようになりました。。。


以下、今日の会話。




ルームメイト「なにみてるの?」

うなぎ「インターネットで就職情報みてるんだよ。自分の将来が心配だしね」

ルームメイト「どうして?まだウナギはあと一年こっちにいるし、日本に戻ってからも学生でしょ?」

うなぎ「うん・・・けど日本に戻ったらすぐに仕事探さないといけないし、ある程度調べておかないといけないんだ」

ルームメイト「卒業してから仕事をさがすんじゃないの?」

うなぎ「日本では多くの人が卒業前に仕事をみつけるんだよ。」

ルームメイト「そうなんだ・・・でもウナギはまだ若いからゆっくりで良いと思うけど」

うなぎ「23、24歳って、日本ではもう仕事をしている人が多い年齢なんだよ。本来なら私も働いてなきゃいけない年頃。だからあまり若いって感じではないんだよ」

ルームメイト「え!!!!!!!!!!!!!!そうなの!?!?!?24歳でもう!?」

うなぎ「そうだよ。韓国では違うみたいだね。みんな社会に出るのが26歳とか27歳とかなんでしょう?」

ルームメイト「そうだよ。韓国では男性は兵役で2年大学休むし、女性も休学してその間に留学したりワーキングホリデーにいったりするからね。ほとんどの学生はストレートで大学を卒業しないよ」

うなぎ「日本でも留学する人はそうなったりするけど、それでもあまりに年を食うのは就職のときに不利になってしまうと言われているんだ。」

ルームメイト「そうなの?」

うなぎ「うん。だから私も結構年齢を気にしてる。ただでさえ、日本は今あまり若者に仕事がないので・・・」

ルームメイト「でも就職できなくても、しばらくは親が助けてくれるでしょう?」

うなぎ「うん…でも、それはあまり社会では認められていないというか、責められるというか…就職できなかった若者に対する周りの攻撃ってすごいんだよ。日本の若者は就職に結構プレッシャー感じてると思う。自殺する人もいるもん…」

ルームメイト「自殺!?!?!?信じられない!!!!!!!!仕事がなくたってしばらくは生きていけるのに、なんで自殺なんてするの!?」

うなぎ「多分プレッシャーで精神がおかしくなるんだよ。ノイローゼになるんだと思う。」

ルームメイト「周りの人はどうして助けないの!?」

うなぎ「・・・いやむしろ周りの人がプレッシャーかけることが多いんだよww」

ルームメイト「信じられないわ…かなりヘンだと思う」

うなぎ「日本は、たとえ仕事がなくたって、お金はあるんだよ、食べ物もあるんだよ。あなたも言うように、しばらくは親が出してくれるし、国の制度として、働けない人を援助するシステムもあるからね。でも、それに対して『申し訳ない』と思って自殺したり、ノイローゼになったりする若者もいるんだよ・・・」

ルームメイト「そうなんだ…」

うなぎ「そしてそれは『若者の心が弱いのが悪い』からだって言われたりする…。仕事が見つけられないと責められるし、仕事が見つからないのは若者の努力不足だって言われるんだ。だから私たちは頑張って仕事を探さないといけない」

ルームメイト「韓国も仕事を探すのは大変だけど、年齢に対する認識は日本より緩いと思う。」

うなぎ「そうだと思う。・・・ちなみに、日本では、仕事を得られたら得られたで、今度は働き過ぎて死ぬ人も出てくるんだ」

ルームメイト「それは韓国も同じだわ。働き過ぎて死ぬ人がとても多い」

うなぎ「本当なら仕事は生きるためにするものだけど、仕事のせいで死ぬ人がとても多い。私はそれはとてもオカシイことだと思うのだけど、なかなか改善されない」

ルームメイト「女性の労働環境はどう?」

うなぎ「女性の労働環境も良いとはいえないと思う。多分妊娠して休みをとって戻れる職場ってごく一部だと思う。」

ルームメイト「日本では女の人は結婚したら仕事をやめるって聞いたけど・・・」

うなぎ「それは昔の話で、今では女の人も仕事を続けないとやっていけないよ」

ルームメイト「家事は?」

うなぎ「それは今でもほとんどは女の仕事だと思う。うちのお母さんもフルで仕事しながら家の中のこと全部やって、介護やら子育てやらも全部一人でやってたし」

ルームメイト「その点においては、多分日本や韓国より中国の都市部の方がいいかもしれないね。中国の男は家事をしてくれるみたいだし」

うなぎ「中国は女がすごく強いもんね・・・それにベビーシッターが安いから、子供を産んでも預けられるところが色々あるし。」

ルームメイト「転職もしやすいのかもしれないね。いったん子供産んで仕事やめても次の仕事見つかるんじゃない?選ばなければ、の話だけど。」

うなぎ「それもあるんだろうな。。。日本は良くも悪くも雇用が安定しているから、クビになりにくい一方で再就職も難しいし」

ルームメイト「だから学生は皆必死になるなのね。自殺までするのは私から見るとかなりへんだけど。。。」

うなぎ「若者は仕事がみつからなくて自殺、大人は過労死なんだよ^p^改善すべき問題だと思う・・・」

ルームメイト「過労死は韓国でも問題だわ・・・」

うなぎ「どの国も大変だよね・・・」




ということで。。。

本当に、こちらに来てから、「日本人って本当に真面目に・ストイックに生きているんだなあ」と実感します。

多分真面目すぎて、海外の人からみたら、かなりヘンだと思うところ、沢山あると思う。

真面目で責任感が強い・周りに迷惑かけたらいかん!って意識が強いところこそが、日本の良いところ・日本のクオリティを支えている部分でもあるのだと思うけど・・・

日本の美点でもあると思う一方、少なくとも自分は今の日本の環境にかなり閉塞感を覚えているとも思う・・・

正直、自分の未来とか、日本の未来というものに、あまり希望をみいだせないでいる・・・。


もちろん他の国にもたくさん課題があって、日本人からみてヘンなこととか、ダメなとことかも沢山あるんだろうけどね。