CMAGモデルを使った子供の成績UPの実践法 第3号 | 西東京市ひばりが丘発 進学塾RoyalRoad 小中高全科目指導

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「成績を伸ばしたい」と願う全ての方へ…。
―「自立した学習とは」・「本当の学力向上とは」

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■ お知らせ

■ 失敗を繰り返しにくくする特性

 

 今回のテーマとなる「保護者様のお悩み」は…

・成績が悪いと子どもが「もう無理」と言い出すことが多い。そのたびに、親や先生が「まだ大丈夫」と声をかけ、辛うじて勉強を続けさせている。

・子どもの成績がどんどん下がっているのに、子どもは不思議なくらいポジティブである。実際、勉強を怠けているわけではなく、塾以外の時間も机にすわって懸命に努力をしているので、それを見ている親がつらい。

 

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■ 失敗を繰り返しにくくする特性

─ あきらめない・手を抜かない・考えて行動する

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成績が良い子どもは、頭がいいとか、まじめだとか言われます。反対に、成績の悪い子どもは、頭が悪いとか、ちゃらんぽらんだとか言われます。つまり、鉄棒や絵画と同じように、勉強で同じ課題を与えられているのに、学力差がつく、自分からやろうとはしない、というのは能力や性格が原因だ、というわけです。

 

しかし、能力は、幼児期(15歳)や学童期(611歳)には個人差がみられるものの、青年期(1218歳)ともなればだれでも一定の水準には達するものです。性格もまた、変化します。それなのに、ある一時期の成績だけを切り取って頭や性格が悪いとあげつらうのは、あまりにも非生産的ではないでしょうか。

 

むしろ、子どもたちが失敗を繰り返すような悪循環を避ける、あるいは悪循環を断ち切ることの方に目を向けるべきだと私は常々考えています。

 

例えば、学校現場でたびたび起こるいじめ問題が解決しないのは、教育機関に隠ぺい体質があるからだとされます。教育現場に隠ぺい体質がある限り、どのような解決策を講じようとも、根本的な解決に至ることはないのです。いじめ問題を根本的に解決するには、何よりも先に、教育機関の隠ぺい体 質という特性に注目しなければならないのだと思います。

 

同じように、失敗を繰り返す子どもには、学業成績に良い影響を及ぼす特性が身につくよう導いてあげなくてはならないではないでしょうか。そうしない限り、高額な個別指導に通わせたり、良さそうな教材を買い与えたりしても、期待した学習成果を望むべくもないものです。

 

では、学業成績に影響を及ぼす特性とはどのようなものなのでしょうか。

 

考えられるのは、外向的か内向的か、協調的か非協調的か、情緒が安定しているか不安定か、好奇心が強いか弱いか、などです。しかし、これらが学業成績に直接影響を及ぼすことは少ないのです。まわりにいる高学歴な人々を観察すれば、明らかだと思います。

 

学業成績に影響を及ぼす特性は、あきらめない・手を抜かない・考えて行動する、の3つです。分かりやすいように、自律的特性と他律的特性を比較してみると、次のようになります。

 

 他律的特性

● 根気がない(うまくいかないと投げ出す)

● 飽きやすい

● 勉強にムラがある

● 怠惰である

● 問題を綿密に検討しないで実行する

● 軽率に物事を決めたり、行動したりする

 

自律的特性

● 物事に取り組むときは、最後までやり通す

● 勉強に手を抜かない

● 筋道を立てて考え、行動する

● 目標をもって、適切なやり方で取り組む

 

次号では、「なぜあきらめるのか、なぜ手を抜くのか、なぜ自分の頭で考えないのか」を考えてみましょう。