嬉しい報告:多嚢胞でレトロゾール妊娠 | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

以前リプロ大阪で、松林先生に治療をしていただきました。

私もお礼を伝えたく、メッセージさせていただきました。
人工授精で赤ちゃんを授かり、今年無事元気な女の子を出産しました!


多嚢胞で、なかなか注射で卵子が大きくならず治療がすすめられなかったところに、レトロゾールの服用を勧めてくださいました。早く体外受精にすすんだ方が良いのではないかと焦る私に、落ち着いて人工授精を続けてくださいました。結果、自分で想像していたよりずっと早く赤ちゃんを授かることができました。リプロ卒業のとき、松林先生が優しい笑顔で送り出してくださったことがとても心に残っています。

子育ては大変ですが、可愛い娘との生活はとても幸せです。松林先生、いつも冷静な判断で可能性を探していただき、ありがとうございました。元々無月経、多嚢胞のある私が赤ちゃんを抱けたのは、松林先生とリプロ大阪の皆様のおかげです。たくさんの方の努力の上で授かった命を、大切に育てていきます。本当にありがとうございました!

 

コメント:多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の方の第一選択は、日本ではクロミッド、海外ではレトロゾールです。これは、レトロゾールなどの保険適応でない薬剤は基本的には用いない(第一選択にしない)という暗黙のルールがあるためだと思います。