森中定治ブログ「次世代に贈る社会」

人間のこと,社会のこと,未来のこと,いろいろと考えたことを書きます

日本の未来

2023-01-07 14:20:32 | 人類の未来

新年おめでとうござます。

ロシア・ウクライナ戦争はまだ続くのでしょうか。
それが終わって、日本・中国へと死神がシフトすることを恐れます。

以下のメールを今朝「市民のメール(CML)」に投稿しました。

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一昨日、1月5日に知人から年賀状が来ました。


コロナの前は講演会や集会などでお会いし、親しく話をさせていただいた方です。
そのころはかくしゃくとしていました。
コロナ以後はお会いしたことがありません。
92歳になられたと聞いて、私はとても驚きました。
あれこれ議論していた時、そんなお年には全く見えませんでした。

彼の年賀状をご紹介します。
https://www.dropbox.com/s/a9o3j7v2aaysqgv/年賀状2023年1月5日.jpg?dl=0

今年いただいた、私にはいちばんの年賀状です。
日本が戦争を避けるにはどうしたらよいのか、ここには貴重な示唆があります。

ロシア・ウクライナ戦争の評価は概ね以下のとおりです。
1 ウクライナを侵略したロシアは悪者である。国際法違反の犯罪者である。
2 ロシアはこの厳冬の中ウクライナのインフラを破壊し、ウクライナの子どもたちが凍えている。

1、2は事実でしょう。
でもロシア・ウクライナ戦争に関してこの1、2の視点にとどまる限り、平和外交による解決はなく、暴力によって押しつぶすしか道はないと思います。

プーチン大統領は、世界の多くの国がロシアの侵攻を批判していることを知らないでしょうか。
国連が批判していることを知らないでしょうか。
そんなことは絶対にありません。
そんなことは百も承知でウクライナ侵攻を続けているのです。
国民の生命を預かる立場の人間にとって、国民の生命と安寧を守ることが最高最大の使命です。
ゼレンスキー大統領は親米であり、NATOに入りロシアへ向けた核ミサイルを配備した後では遅いのです。
それが予想されるなら、ロシアはウクライナ侵攻など何の躊躇もしないでしょう。
侵攻に入る前の何年もの間、ゼレンスキー大統領がプーチン大統領にどのような接し方をしてきたのかそれが問われます。

ゼレンスキー大統領がロシア国民にロシア語で話しかけたYoutubeを観ました。
ロシア国民に向かってプーチン大統領を、常にこそこそ逃げ回る子ネズミのように言っています。
平和を願う心がここに現れているでしょうか。

今朝の新聞によれば、プーチン大統領のクリスマス休戦提案を拒絶したとか。
どこまでも殺し合いをするぞっ!と言う勇ましい意志表示です。
プーチン・ロシアを追い詰めれば、ロシアは最後には核兵器を使うでしょう。
核兵器を使わずむざむざ降参することも絶対にないとは言えませんが、相手を殺そうとする時、滅ぼそうとする時、その滅ぼされる相手が滅ぼす相手に
手心を加えてくれると考えることは間違っていると思います。
核兵器を持っていなければそれで論理的でしょうが、持っているのですから、持っているものを使わないと期待することは論理的に破綻しています。
追い詰めたその結果、核戦争に道を開きます。

この年賀状には、フルシチョフ・ソ連とケネディ・米国の関係が記されています。
キューバにソ連の核ミサイルが置かれそうになった時、ケネディ大統領は世界核戦争も辞さなかった。
ケネディ米大統領は自国民の生命と安寧を、世界核戦争よりも上に置いたのです。
フルシチョフはキューバからソ連の核兵器を引き上げました。
だからケネディ・米国は安心しました。これが戦争を止めたのです。

上の1、2の考え方をとる限り、プーチン大統領はそんなこと知っていてやっているのですから、国際法違反だからやめろと言っても兵を引くわけがありません。
ロシアの侵攻を未然に防ぐ。
つまり戦争をしないためには、プーチン大統領に自国民の生命は安全だよという安心を与えなければならなかったのです。
ゼレンスキー大統領はそれがわからないのでしょう。

2度あることは3度あります。
中国も全く同じです。
台湾が米国と仲良くし、台湾に中国に向けた米国の核ミサイルを置けば、世界核戦争です。
世界核戦争まで行かなくても、そんな場合は中国は台湾侵攻に何の躊躇もしないでしょう。
沖縄も同じです。
幸い沖縄には、核兵器を持たず、作らず、持ち込まさずの非核3原則があります。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kaku/gensoku/ketsugi.html

ソ連・米国、ロシア・ウクライナ、そして日本・中国です。

全く同じですが、我々には神様から授かった大きな頭脳があります。
過去の2事例から我々はどうすれば戦争を未然に防ぐことができるのか、ソ連・米国型の解決、あるいはロシア・ウクライナ型の解決、どちらがよいのか、
よく考えるべきだと思います。

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