やちよ「そろそろね」

いろは「ミナギーシーかぁ、久しぶりですね」

やちよ「そうね、意外と行く機会がなかったもの」

いろは「やちよさんは忙しいですからね…」

やちよ「みんなそう言うけど、別にそこまでじゃないわよ?」

いろは「魔法少女、大学生、モデル、女優、大家、それに家事も…普通は多忙って言うと思います」

やちよ「そう…?」

いろは「だから…」グイッ
やちよ「っ?」

いろは「こうして、やちよさんとお出かけするのが本当に楽しみなんですっ!」
やちよ「い、いろは//」


少し離れて

ももこ「おー…いろはちゃん大胆だなぁ」
みたま「私はもっと大胆よぉ」ギュゥゥ…

ももこ「離れろ、暑い」グググ

みたま「1月なのにぃ」

ももこ「それよりも、その…えっと、ソウルジェムみたいのやつどうするんだ?」

みたま「こころちゃんに渡すわ」

ももこ「こころに…やっぱこころの記憶とか入ってるのか?」

みたま「その可能性はもちろんあるけど…私は記憶は別の要因があると踏んでるわ」

みたま「でも、間違いなくこれはこころちゃんとまさらちゃんの魔力の結晶よ」

みたま「昨日…二人の魔力は通常を遥かに上回る放出をしたわ」

みたま「その放出した魔力が、どういう訳か1つに集まって凝縮したもの…それがこれだと思うの」

ももこ「こころとまさらから離れた魔力の塊…か」

みたま「ソウルジェムや魔法少女から魔力が放出されること自体はいくらでも起こるんだけど」

みたま「それが集まってされるなんて普通あり得ないわ」

みたま「なんでそうなったのかしら……」

ももこ「わからないよなぁ…」

みたま「まだ本格的に調べたわけじゃないから憶測にすぎないのだけど、とりあえず今はこころちゃんに持っていて貰ったほうがいい気がするのよ」

みたま「何かしら記憶を取り戻すきっかけになってくれるかもしれないのだし」

ももこ「だな、元はこころとまさらの魔力なのは間違いないんだ」

ももこ「で…なんて呼ぶ?」

みたま「うーん…そうねぇ…マミちゃんがいればカッコいい名前つけてくれるんだろうけど…」

ももこ「なんとかジェムにするか?」

みたま「ソウルジェムとは別物だからジェムじゃなくてジュエルの方がいいかしら」

ももこ「んー、たしかに」

みたま「二人の魔力の融合…フュージョン…は何違うわね…」

みたま「ミクスチャー…ミックス…ブレンド…どれ?」

ももこ「え?ミクスチャーはあんまり馴染みないし…ミックスジュエルだとミックスジュースみたいだから…」

みたま「ブレンドジュエルね!」

ももこ「うーん、まぁいいんじゃないか?仮称なんだし」

みたま「きまりね!」

ももこ「うん」

みたま「じゃあ次は私達の子どもの名前を今のうちに決めるわよぉ」

ももこ「先言ってるからなー」テクテク

みたま「むー…いけず」

ミナギーシー

マツリ「思ったより早くついたね!」

スズネ「歩いていける距離だったわね」

マツリ「うん、でもマツリはよその街で乗るバスってなんか好きかも!」

スズネ「そう?別にバスはバスでしょ?」

マツリ「違うよ〜」

スズネ「ん、来たわね」

こころ「あっ、スズネ!マツリ!おはよー!」

マツリ「こころちゃん!まさらちゃん!」

まさら「おはよう」

スズネ「おはよう」

マツリ「おはよう!」