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久しぶりのモンシャウ

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先週からの2週間、また“Deutschland-Aboupgrade”と銘打ったDB(ドイツ国鉄)の豪気なキャンペーンが始まりました。

これは各地方の公共交通機関の定期を年間契約している人を対象に、申請をすれば何とドイツ全土(一部を除く)のローカル列車が乗り放題というものです。

まぁローカル列車ですから、余り遠い所へは時間も体力も必要ですが、そこそこの所なら行く気になります。


そこで取り合えずは久しぶりにアーヘンを経由してモンシャウへ行ってみることにしました。

ここは昔アーヘンに住んでいた時、会社の同僚から真っ先に勧められた所でした。

アーヘンからアイフェル山脈の長閑な丘陵地帯をバスに揺られ1時間ちょっとで到着です。


バスを降り街中へとダラダラ歩きましたが、そこそこの人たちが訪れています。

数年前に行った折は、ちょっと寂れた感じもしたのですが、いえいえ活気が戻ってきたようで何だか嬉しくなりました。

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アチコチに点在する木組みの家々を楽しみながら、ここで一番有名な建物“Rotes Haus”の横から川へと抜け、橋を渡ってマルクト広場がある中心へ向かいました。

レストランやカフェそして土産物屋さんなどにも人々が訪れていて賑わっています。

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広場の先にある橋からはズラッと木組みの家々が連なっていて、さしずめ“いで湯の里”よろしくの雰囲気です。

まぁアーヘンは温泉で有名ですからここにも温泉が出ても不思議ではありません。

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グルッと1周しお昼にしました。

ちょっと中心から離れた小さなレストランに入店、先ずはおビールです。

さすが近場に醸造所がある“Bitburger”で、そう云えばこの辺の店は殆どこの銘柄を出しています。

グビィと引っかけた辺りで注文していた“マスタード・ソース添えのステーキ”が出てきました。

この町はマスタードも有名だそうです。

ちょっと表面がカリッと焼かれたステーキは香ばしく美味しく頂きました。


お腹も満たされたので、砦の廃墟がある丘の上へ登っていきました。

この途中にはパノラマ・テラスがあって、町を一望できます。

屋根という屋根はシーファーと云われるスレートの石で葺かれていますので、全ての建物がグレーで統一されていて綺麗です。

ここへ初めて来た時は、何だかヘンゼルとグレーテルの気分を味わいました。

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再び町へと下りましたが途中の石垣に生える蔦はもう紅葉が始まっていて、この辺はさすが寒いのだなと感じられます。

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さて目指すはマルクト広場に面したカフェで“アッフェルシュトゥルーデル“いわゆるアップル・パイを頂きます。

これも先の同僚から教えてもらったのですが、「ここのアップル・パイは暖かくて、

これにバニラ・アイスを付けてもらうと美味しいよ!」というのでモンシャウへ来る度に頂いています。

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テラス席はほぼ満席の状態ですが、2階の店内に入ると2組しか座ってなくてガラガラです。

私はこの2階席が大好きで古い調度品が品良く揃っている店内は、

ノストラジックな気分になれるし、窓からの眺めも素敵です。

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ホッコリと気分も暖かくなってきたので、ボチボチとアーヘンを目指しバス停へと向かいました。


今回はちょっとした観光地として活気を取り戻しているし、また来ても良いかなと云う気になりました。


by Atelier-Onuki | 2021-09-25 00:28 | ドイツ | Trackback | Comments(0)
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