マキオカの冬支度と木こり部活動報告 | マキオカのネイチャーな日々

マキオカのネイチャーな日々

山梨県の牧丘に手作りの2区画だけのキャンプ場を作りました。

広い空には満天の星。
ティピィの煙突からはバーベキューのけむりと笑い声。
ハイジのブランコは空まで届きそう。

いるだけで気持ちが和んでいく。そんな不思議なキャンプ場から贈ります。

こんにちは。今日も楽しいマキオカです。

秋が足早に立ち去りすっかり冬の氣配が漂う今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
先日、冬を迎える準備をするため、マキオカネイチャークラブに行ってきました。

「冬を迎える」と簡単に言っても、そこは自然を相手にメンテナンスをしていかなければならないキャンプ場のこと、水抜き以外にも、樹木の伐採やら剪定やらをしなければならないことは、この30年近くでしっかり学習しました。

そう。
都会に住んでいると氣が付かないけれど、樹木って放っておくと取り返しがつかなくなるほど大きくなっちゃう場合があるの。

マキオカネイチャークラブにある入り口の樅ノ木なんて、28年前「クリスマスに本物の樅ノ木にライティングしたら素敵だよね」と能天氣なことを言って70センチほどの小さな苗木を山から採ってきて植えたもの。

「あらー、ちっちゃくてカワイイ」なんて言っていたのも遠い昔。
今や梢を天高く突き上げ「こ、これは素人が伐採できるとかそういったもんじゃない。もう放っておくしかない・・・」というほどに成長してしまった。
あー、無知だった過去の自分をど突いてやりたい・・。

そんなわけで今の時期にいろいろ整えなければ後で痛い目に遭うのは経験則で分かってはいるんだけど、伐採って危険も伴うし、ひとりでできるものではない。

が。
マキオカネイチャークラブには何故か素晴らしい人材が集まるという、物凄い力があるの。
その証拠の一つが「木こり部」という部活動の存在。

部員は林業のプロではなく、現役の大工さんやら趣味が高じて森に係わっている方など、ボランティアでお手伝いをしてくださる面々。
ティピィやトレーラーの洗浄を大勢でワイワイやる春の「焚火部」と違って、少数精鋭の技能集団だ。

幸いにも天氣に恵まれ、わたしとふんどし息子は9時半に到着。
それから三々五々集まってくる部員達。

ドラム缶で焚火をしていると青空の合間から白いものが。
おお、雪!!
今年初めて見る雪にはしゃいでいると、段々粒が大きくなりアラレになってきた。
と、思う間もなく雪はやんで、またしても寿ぐように澄んだ青空が広がった。

まるでマキオカの神様がせっかく来てくれた部員達に、雪の欠片をプレゼントしてくれたかのよう。

一休みした後、早速伐採に取り掛かる部員達。
今回は裏の駐車場の松の木を二本伐ってもらうようお願いした。

慎重にチェックすると松の枝が電話線に掛っているようにみえたので、まずは脚立で枝を伐る。
方向を定めるため松の木にロープをつなげ、その先を滑車に通し部員がロープにしがみつく。
チェンソーの音が辺りに響き渡り、やがてミシミシと木が折れる音。
タイミングを見ながら皆が綱引きのようにロープを引っ張ると、予定していた方向にどうっと松の木が倒れた。

         
                         木こり部 伐採 縮小
                              

大のオトコ達が皆で力を合わせて一つのことを成し遂げるって、見ていてカッコいいし氣持ちがいい。
そして2本の松の木がなくなっただけで、空のなんと広くなったことよ!

その後、4本の樅ノ木の下枝を伐ってもらい、すっごくスッキリしたマキオカネイチャークラブ。
ありがたや!

土地神様に日本酒をお供えした後、初めて使う外用暖炉でピザを焼いたり、初お目見えのシーシャ(水タバコ)を体験したりと、マキオカネイチャークラブの夜を堪能した部員達。

         暖炉でピザ 縮小

                     21年木こり部シーシャ_縮小


日が落ちて、やがて美しい星空が空一杯に広がっていく。

夕日 縮小

マキオカネイチャークラブはなんと美しく楽しい所だろう。

                21年木こり部ティピィと星縮小

自分が今、ここにいることの幸せを思う。

摩訶不思議なご縁で集ってくれた部員の皆様、本当にありがとうございました!!

そして、ご利用下さった皆様、ご協力して下さった皆様、地元の皆様、本当にありがとうございました。
また来年もよろしくお願いいたします。

つづく