本日のテーマ
【人生の起こった出来事は
“捉え方”で変わる】
人生というものは、
人の問題…
自分の行い…
起こった出来事(病気、天災、事故、失敗、トラブル)…
などによって影響を受け左右されながら形成されていくものかもしれません。
わたしは2004年より、NPO法人生きる意味研究所を設立して、人生で大切なモノとは何かをテーマに活動をしてきました。
そこで出した答えの一つに‟捉え方”があります。
「人の問題」をどう捉えるか?
「自分の事」をどう捉えるか?
「起こった出来事」をどう捉えるか?
例えば、ある時に不幸な出来事が起こったとします。
その出来事を
「不幸な出来事」と捉えるか?
または、
「自分を成長させるための出来事」と捉えるか?
では、全く違う結果になるでしょう。
起こった目の前の事をどう捉えるか?……
前者は「不幸になってしまった結果」であり、後者は「不幸を学びにして自分を成長させるという結果」になります。
両者は不幸な出来事と遭遇したことは同じなのですが捉え方が違います。
不幸になってしまった人は、その体験が不幸にしたのではなく、その体験を本人に影響を与えたのは“捉え方”だったのです。
今後、それぞれの人生でどんな違いが現れてくるのでしょうか。
わたしがNPO法人を立ち上げたのは、自身の人生で二つの大きな不幸に遭遇したことが関係しています。
その一つが22歳の時の大きな交通事故です。
この事故で左足を切断する宣告を受けました。
ケガが重傷だったため覚悟を決めていたこともありますが、このように発想を巡らせ、前向きに捉えようとしました。
「もし左足を失い右足だけで生きていったとして、自分が健常者に負けないほど頑張ったとしたら、同じ境遇の障がいある人たちに勇気を与えられるかもしれない。ましてや健常者にも勇気を与えられるかもしれない…」
この時のわたしは、落ち込むことより、薄っすらと希望を見出していました。
今では、当時のケガも奇跡的に良くなり普通に歩けるまでになっています。
もしもあの時、「不幸な出来事」として捉えていたら、気持ちは落ち込み悲劇のヒロインとなり足は治らなかったでしょう。
この気づきから、人生で起こる事は「捉え方」で、まるっきり変わることに気づいていくのでした。
40代では、憧れていた会社を設立して社長になるのですが、4年で遭えなく倒産させてしまいます。
借金地獄のどん底の苦しみを味わい自殺まで決意することになりました。
当時はとても苦しかったのですが、後にだんだん気づいていきました。
これらの不幸から、
「本当の幸せとは何か」
を教わり、
「苦しみには意味がある」
も教えてもらうことになりました。
その後、こんな人生経験があるからこそ、同じ境遇で苦しんでいる人のお役に立てることがあるはずと気づき、NPOを設立します。
これも、これらの起こった出来事を「どう捉えたか」という結果です。
苦しみや失敗に意味があると“捉え”、自分を成長させるために起こった出来事と“捉え”ました。
そして、その経験は人の役に立つことであると“捉え”ました。
だからでしょう、「捉え方で人生が変わる」と確信を持って述べてきました。
これは断言できるのですが、不幸な出来事を味わっていなければ今のわたしはありませんでした。
すなわち、“捉え方で人生を作ってきた”ことになります。
人生において、
「何が起きたか」
は大した重要なことではありません。
重要なのは
「その出来事を自分がどう捉えたか」
だと、わたしは確信しています。