「 ポルシェ 997 GT3 CS アライメント調整 」です
ここで ちょこっと GT3 の 説明を ・・・
「 ポルシェパラノイア 」の方々は
こんなもん 「 釈迦に説法 」なんで
「 いまさら 」ですが 一応 ・・・
「 FIA GT3 の ホモロゲモデル 」って感じですが
自分 「 GT3 」って言葉を
初めて聞いたのが 「 996GT3 」で
このときゃ GT3 の レースなんぞ
やってなかった筈 ・・・
実は 以前に 純粋なホモロゲモデルとして
「 ポルシェGT1 」ってのが在りました
自分も 一度 993タイプのモデルを
見たこと ( とめてあるのを見ただけ )
在りますが
こりゃ ほんとに 「 別もん 」で
「 レーシングカーを 無理やりナンバー付けたような 」
車でしたわ ・・・
ただ それでも
「 さすが ポルシェ 」で ダッシュボードや
内装 、ガラスも ・・・
たぶん 「 993のもの 」を使用していたと 思います
( 少なくとも 見た目は同じに見えた )
この車は 同型車が そのまま ポルシェワークスで
ルマンなどに出ていましたわ
けど ・・・
この 「 996GT3 の デビューの年 」には
まだ GT3 の レースなんか無かった ・・・ので
自分たちは「 RS 」の 名前が消えて
「 公道を走れる GTレーシングカー 」って意味で
「 GT3 」って 名前に変えたのかなあ ?
と思っていましたわ ・・
しかも 、発売当初
「 GT3 は 限定販売 」で
「 在庫の 964クランクケース 」を 使い切ったら
「 生産中止で もう 造らない 」と 聞いていました
当然 注文は殺到 ・・・
長いキャンセル待ちリストが ・・・
買えなかったお客さんの為に ・・・
「 GT3ルック 」が 発売され ・・・たのですが
あまりの人気に ・・
なんとっ !!!
「 翌年には カタログモデルに ! 」( 爆笑 )
う ~ ん ? 当時 自分は
「 マツダと ポルシェの限定モデルは 当てにならんっ ! 」と
思いましたわ
売れるとなりゃ 翌年には
限定モデルが カタログモデルに ・・・
で ・・・伝統の 「 レン・シュポルト 」
そう 「 RS 」は 無くなったと思っていましたが
996末期に 復活します
そう 「 GT3 RS 」ですわ
あ 、なるほど ・・・・
「 名前を二つ繋げる 」って 手があったか !!
これ 驚いたのは 「 ナックル 造り替えてる 」ってことでしたねえ
「 ロールセンターの高さを変えずに車高を下げる 」為に
ナックルを わざわざ新造してきましたからねえ
もう ラインが止まる って 時に
金型 新しく造って ・・・・
この 執念は 「 ポルシェ 」って 凄ぇ !
でした
で ・・・ 最後に 「 CS 」ですけど
これは 「 Club Sports 」の 略で
オーナーさんが
「 休日には そのままレースに出れるように 」と
「 ロールバーを装着したもの 」が
「 CS 」ですね
964、993時代には
ほれぼれするような
「 溶接された 」フルケージでしたが
996時代からは 「 ボルト止め 」となってますね
理由は
「 GT系のモノコックは 最初から
高剛性の4WD用のモノコックを使用しているので
ボルト止めでも 十分な強度が保てる 」から
だそうですね ~
では 、
「 左前だけフェンダー面より
タイヤが内に入っているため、
アライメントを診てもらう前提で、
アッパーマウントを外へ動かせたところ、
ステアリングが若干左へずれ、
かつ直進も僅かに左流れになりました 」
ということで 御入庫です
では 受け入れでの試運転 ・・・
おお ! オーナーさん 表現が 的確 ですわ
症状は おっしゃる通り
ただ 驚いたのは
「 アッパー 動かしちゃったのに 意外と 悪くない 」のが
驚きました
ほんとは アッパー 動かすと
トーは メタメタになり
「 得られるもん より 失うもん の方が 多い 」んですわ ・・・
じゃ 上げまして ~
フロントは ぺったんこの フラットフロア
うん ? エイリアン ???
マフラーのレイアウトは 「 合理性の塊 」ですねえ
綺麗ですねえ ・・・
あちこち新車のよう です
準備して 測定 !
やっぱり 意外と綺麗 ・・・
左リアが 少し 気に入りませんでしたが
全般的に なかなか 良いですね ( 笑 )
まあ さんざんやった 「 997のGT3 」
サクサク進めてゆきます
センターロックじゃ無いのが 良いですねえ ( 笑 )
センターロックは 付け外しも大変ですけど
ピンを綺麗に入れるのが難しい ( このホイルの画像は別の車です )
これは センターのピンがちゃんと入っていません !
これが正解
なかなか 上手くいかないんですわ ( 泣 )
けっこう「 コツ 」がいりますね
はっきり言って ロードモデルに センターロックは
「 意味が無い 」ですね
「 付け外しの手間を増やすだけの機構 」となりますね
「 きちんと 設備、準備が整っているピットで
ホイル1本につき 最低二人以上 」いてくれれば
ホイル交換の時間が 1本あたり 数十秒短縮できる 」ってもんですわ
当然 「 強烈なトルクで 強引に回されるナット 」は
ボロボロになりますけどね ~
まあ 「 消耗品 」ですね
なので 普通 「 ストラダーレモデル 」では
各メーカーとも
「 インパクトレンチ 使用禁止 」と
なっているものが ほとんど で ・・・
ますます ? ・・・ ( 笑 )
ま、「 カッコ良い 」んですけどね ~ ( 笑 )
自分は 「 5穴 」が まだまだ 公道モデルとしては
「 圧倒的な アドバンテージだ在る 」と 思いますが ・・・
で 仕上げたら
試運転 ・・・
ちょこちょこ 何度か 修正入れたら 終了です
オーナーさんにも 喜んで頂いて 嬉しいですわ
また 機会が在れば 宜しくお願い致します
「 美しい この娘 」
大事にしてあげて下さいね