お盆の由来から言うと、お盆は梅雨明けと聞く。

神通第一と謳われた目連尊者がその神通力で亡き母の様子を見てみると、飢えに苦しむ餓鬼になり果てていた。救うにはどうしたら良いかお釈迦様に訊ねた。自分の母親だけを救おうとせず、同じ苦しみを持つ人々を普く助けるように諭された。その為には夏安居(げあんご)の最後の日に修行者に食事を施しなさいと。

安居とは雨・雨期の意味。僧が一定期間遊行に出ないで、一カ所で修行する事。雨期なので、僧が修行・説法・のため諸国を巡り歩く事がしずらいため、僧堂に集まって修行する。自恣の日と言って、参集の僧が互いに罪過を指摘し、懺悔する日でもあった。

梅雨明けなら、特定の日でなくても良いのかも知れない。

事前に電話があり、今日22日に盆供養に来て欲しいと言われた。

通常、盆棚の前で読経するので、棚経と言うが、今日伺った家は盆棚を特別作ってなかった。前回開眼した仏壇があった。そこに置かれた位牌5基の回向をした。棚経とは言わないのかも知れない。

今日は盆供養の言い方の方が正確。