誰にも依存しないよりも、依存する方が自立できる | 家庭を子どものBASEに 佐伯和也公式ブログ

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子どもが思う存分遊ぶ(ゲーム含む)ことで、知的好奇心が育ち、それが勉強にも繋がっていく

コロナが流行り出して2年半ほど経つけど、リアルで開催されるイベントが増えてきて嬉しいなぁ。

 

ちょうど昨日も、BASEに参加してくれてるお母さんが実行委員長を務める講演会が開催されて、BASE内でも盛り上がっていました。

 

なんの講演会かと言うと、岐阜県多治見市にある森のようちえん「森のわらべ」の園長先生、浅井智子さんの講演会。

 

通称ともちゃん。

 

 

 

ともちゃんは、僕を一挙に世に広めてくれた恩人でもあり、友人でもあります。

 

今日は、ともちゃんの話をして、最後にお知らせもあるので、ぜひ最後まで読んでみてほしい。

 

 

 

昔、ともちゃんが僕のコーチングを受けてくれた時に話してくれたことが、すごく印象的だったのよね。

 

それは、

 

「息子から、『お母さんを見ていると夢って叶うんだなってことが分かる』って言われたことがあった」

 

っていうことを教えてくれたんです。

 

 

 

子どもに「お母さんを見ていると夢って叶うんだなってことが分かる」って言われるのすごくない?

 

子どもにそう言われるように生きよう、みたいな話ではないんだけど、

 

「親が、自分のやりたいことを実現するような生き方」

 

はほんとに素晴らしいと思うし、僕はぜひ親たちにはそんな生き方をしてもらいたいと思ってる。

 

 

 

それは「子どものため」じゃなくて、「自分のため」にです。

 

ともちゃんの話は、「息子にそう思わせるために、森のようちえんとかをやっていた」ってことじゃない。

 

ともちゃんがやりたくてやっていたことだし、そこに志があったからこそ、だと思うのよね。

 

 

 

 

 

ともちゃんのコーチングの後、ともちゃんが僕のことをほんとに色んな人に紹介をしてくれて、そこからメルマガの購読者も5倍くらいに増えた。

 

色んなお母さんたちの話を聞かせてもらって思ったことは、

 

「子どもへの愛情が深いが故に、自己犠牲になっちゃってるお母さんたちが多い」

 

ってこと。

 

 

 

時間やお金を子どもに費やすけど、自分にはあんまり使わない。

 

子どもの未来のことはめっちゃ考えるけど、自分の未来のことはあんまり考えない。

 

それで、子どもに尽くして、疲弊して、そのストレスが怒りや不満に繋がって、子どもに還元されてる・・・みたいな関わり方をしている親がとっても多かった。

 

 

 

その関わり方をダメだって言いたいんじゃないよ。

 

僕は誰かを批判したくてこれを書いてるんじゃない。

 

 

 

アドラー心理学では「自立」を目指すんだけど、そのために「課題の分離」っていう考え方がある。

 

子どもの課題と、親の課題を分けることによって、子どものできることは子どもを信じて任せ、子どもができないことは親が手を貸して、子どもの課題をクリアするのに「協力」する。

 

 

 

親が「自立」しているからこそ、子どもの人生に「協力」することができる。

 

親が、自分を後回しにして、子どもに尽くしている状態は、自立できていなくて、子どもに寄りかかった生き方なんだよね。

 

 

 

子どもに尽くすことが生き甲斐や存在意義になっているとしたら、寄りかかられる子どもには重圧としてのしかかってしまう。

 

子どもからしたら、愛情が重たいのよ。

 

 

 

僕が子どもの頃に、両親の関係はあんまり良いように見えていなかったんだけど、その結果どうなったかと言ったら、母親の愛情が僕に一身に注がれる。

 

愛情に溢れるのかと思いきや、その愛情は心配や不安に姿を変え、子どもを想うがあまり、僕の課題にもどんどん入ってきて、僕はかなり強い束縛を感じてた。

 

 

 

子どもの幸せを願っている気持ちが強すぎて、結果的に、僕は不幸を感じてたわけです。

 

なんでそうなるのかと言えば、

 

「親が自立できていなかったから」

 

なのよね。

 

 

 

ここで言う「自立」はアドラー心理学的な意味での「自立」だから、

 

「自分のことを自分一人でできるようになること」

 

じゃなくて、

 

「自分で自分を幸せにしていること」

 

です。

 

 

 

自分の幸せは、決して個人一人で感じられるものじゃなくて、色んな人との繋がりの中で感じられるものです。

 

人から頼られたり、人に頼ったりしながら、みんなで幸せを共有し合った時に初めて、「幸せ」だと感じられる。

 

 

 

親が子どもに尽くしすぎると、

 

「親が子どもを頼る」

 

「子どもが親を頼る」

 

の両方が無くなるから、親子間に「感情の共有」や、「相互作用」っていうものが無くなっちゃう。

 

 

 

親が「自立」している時、親子関係では子どもを信頼し、子どもを頼り、子どもに相談を持ち掛けたりもする。

 

逆に、子どもから信頼されたり、子どもから頼られたり、子どもから相談を持ち掛けられたりもする。

 

そういう相互関係の中で、「子育ての喜び」って感じられるんじゃないかなと思うのよ。

 

 

 

それは決して、

 

「自分のことを自分一人でできるようになる」

 

っていう状態ではなくて、むしろ、

 

「たくさん依存先がある」

 

っていう状態に近い。

 

 

 

 

 

ともちゃんが、僕に興味を持ってくれた理由の1つは、

 

「ゲームに関する主張」

 

です。

 

 

 

ともちゃんは、森のようちえんなんてやってるくらいの人だから、ゲームには否定的な考え方だったのね。

 

ゲームなんてやったこともないし、良くないものだと思ってた。

 

 

 

でも、息子くんはゲームにハマってて、それで悩んでて、僕を見つけて連絡をくれた。

 

森のようちえんの園長先生の子どもはゲームにハマってる、ってなかなかに笑えない状況よね(笑)

 

 

 

僕のゲームに関する主張は一貫して、

 

「ゲームは悪じゃない。ゲームをやってても何の問題もない」

 

でした。

 

今もそう。

 

 

 

むしろ、「たくさん依存先があることが自立」だという考え方に立脚すれば、

 

「ゲーム依存、バンザイ!」

 

ってなる(笑)

 

ゲームに依存しててくれれば、親が手を下さなくても、子どもは勝手に自分で幸せになっていける。

 

 

 

僕は、ともちゃんと正反対で、人生の大部分をゲームに費やしてきた。

 

だから、体感的にゲームのリスクも、恩恵も両方分かる。

 

 

 

ゲーマーとして、教育者として、その両方から、ゲームの功罪を語れる。

 

ゲームに悩む親の大半は、

 

「ゲームをやったことがなく、ゲームについて大いなる誤解をしている親」

 

なのよね。

 

 

 

例えば、ゲームをよく知らない親は、

 

「ゲームに制約を設けると、子どもはより深く強くゲームにハマる」

 

っていうことを知らなかったりする。

 

 

 

このことを知らないままゲームに制約を設けていると、親自身が気付かないまま、

 

「親自身の手で、子どもをゲームに過剰にハマらせている」

 

っていうことをやっちゃう。

 

 

 

だから、僕は「遊びの解放」って言って、

 

「ゲームをいつ、誰と、どれくらいするのかは子どもに任せよう」

 

って言ってる。

 

それで何も問題は起こらないし、むしろ、子どもの思考力や、人間関係ができるから、メリットの方が多い。

 

 

 

僕は、ゲーマーとしての経験則からゲームの話をすることが多いけど、実はアドラー心理学の観点からも、

 

「ゲームの制約はしない方がいい」

 

っていう結論を導ける。

 

 

 

今は、詳しくは語らないけど、

 

「子どもの主体性を奪って、親の権限でゲームを制限したら、子どもは自分で物事を考えなくなり、指示待ち人間になる」

 

みたいな話です。

 

 

 

 

 

 

 

ともちゃんが僕に興味を持ってくれて、その後、そのアドラー心理学繋がりで、アドラー心理学の講師をやってる澤田有心子さん(ゆみちゃん)と繋がった。

 

というか、ともちゃんから声をかけてもらって、今から6年前に、僕、ともちゃん、ゆみちゃんの3人で、

 

「バースデートークライブ」

 

なるものを開催した。

 

 

 

なんで、この3人でやったのか?っていうと、

 

「アドラー心理学というキーワードで繋がっている」

 

っていう建付けなんだけど、実際は、この3人の誕生日が、

 

ゆみちゃん ⇒ 7月22日

 

ともちゃん ⇒ 7月23日

 

僕 ⇒ 7月24日

 

だから(笑)

 

 

 

アドラー心理学という共通点があるだけでもおもしろいのに、さらに誕生日が連番だったのね(笑)

 

なかなかすごい確率やと思わん?

 

運命感じちゃうよね(笑)

 

 

 

そこに気付いたからこそ、ぜひ色んな人にお祝いしてほしい!っていうことで、バースデートークライブを企画したわけです。

 

この6年間、3人とも色々とあったんやけど、そうこうしている間に、コロナが流行り、なかなかリアルで会いづらくなりました。

 

 

 

でも、冒頭に書いたように、ここ最近はリアルでのイベントも増えてきたから、このタイミングで

 

「またバースデートークライブをやろうか」

 

っていう話が出てきました。

 

 

 

コロナが落ち着いているとは言え、気になる人もいるかもしれんので、今回は

 

「25名限定」

 

にして、少人数での開催にします。

 

25名に入れなかった人や、遠方でなかなか行けないわ、っていう人は、オンライン配信もあるので、そちらに申し込んでみてください。

 

 

 

一部は、バースデートークライブ。

 

ここはオンラインでも見れる。

 

 

 

二部は、ここだけの話をする濃厚座談会。

 

ここはオンライン配信をしません。

 

ほんとに会場に来てくれた方と密にコミュニケーションを取っていく座談会です。

 

リアル参加の方は、一部+二部の両方を参加してもらえる。

 

 

 

三部は、さらに人数を絞って、限定6名で、カフェを貸し切ってバースデーパーティをします。

 

こちらは、一部から三部までずっと参加してもらえるプランです。

 

 

 

 

 

僕が北海道に住んでるのもあるし、なかなか実現させるのが難しいイベントなんですけど、ほんとに奇跡みたいなタイミングで開催するので、ぜひ来てほしいです!

 

そして、僕らをお祝いしにきて!!笑

 

 

 

お祝いしにきてくれるよ、っていう方はこちらからどうぞ!

 

第一部のバースデートークライブのみをオンライン視聴する方

 

 

 

 

 

第一部のバースデートークライブ

第二部の秘密の座談会(第二部はオンライン配信無しです)

の両方にリアル参加する方

 

 

 

 

第一部のバースデートークライブ

第二部の秘密の座談会

第三部のバースデーパーティ

の全部にリアル参加する方

※申込期限:7月9日まで

 

 

 

 

 

あ、日時を書いてなかった!

 

7月23日(土)

 

第一部 13時~15時@多治見

参加費:1500円(オンライン視聴)

 

第二部 15時半~17時@多治見(同じ会場)

参加費:5000円(第一部+第二部)

 

第三部 18時~20時@多治見のカフェ貸し切り

参加費:15000円(第一部~第三部まで全部)

 

 

 

ぜひ来てね!

 

 

 

 

 

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