トレーナー養成講座10期
1年間で13回の講座の
第7回が終了しました。


シークレットグループの中で

毎回、感想と
次回までの課題を
書いてもらいます。


今回はこんなコメントを
いただきました。


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『今回もありがとうございました。
床メソッドにもだんだん慣れてきて、身体の内部のバルーンに意識を向けることができるようになってきました。

肩まわしですが、肩甲骨に連動して肩も上下に動いていました。
前腕は今まで全く意識していなかったので、これから気をつけていきます。

固定上級では、全身の時に重心が後ろに行っていましたが、バルーンの中心を意識することで少しやりやすくなりました。

鍵盤では、胸バルーンが落ちてこないように意識する。
たぶん指先の見過ぎです。笑
黒二本は1-3指以降も加えていきます。

スケール指伸ばしがとても苦手です。
とてもガチガチだったので、離鍵の時に指を触るのをやっていきます。

テクニックでは、第三関節から使うのを今まであまりやっていなかったので、どれも難しく感じました。

講座の中だけでは消化しきれなかったので、もう一度録画を見て復習します。

第一関節も苦手なところですが、今まで弾いた曲を思い出しても、かなり汎用性が高いので、しっかり習得したいです。

カンパネラはピンポン球のイメージを持つだけで、想像以上に弾きやすくなりました。

ペダリングは、同時、ハーフ、小刻みなど今まで何となくやっていましたが、ここまでしっかり分析したことはありませんでした。

これだけ明確に選択肢を持っておけば、表現を探すのにとても役立ちそうです。

次回もよろしくお願いします。』


・・・イタリア   照喜名良くん



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『今回もありがとうございました。

床メソッドの方は、全身の連動を意識することがだいぶできるようになってきました。
より6つのバルーンのイメージが定着するように練習を続けます。

肩回しでは、肩甲骨を広げて腕を脱力する動きが気持ちいいです。いつでもできるので日常の合間にもやっています😊

上後ろの方向と、回すのではなく飛ばすような感じに気をつけます。

黒2本では打鍵後、腕の力を抜くこと。

音階、重心移動は身体が先!
骨盤の移動がとても遅かったことがわかりました。

指伸ばしはまだ弾きにくいので慣れるよう練習を続けます。

第3関節の山からの打鍵、指の力が抜けている状態の感覚を身につけたいと思います。

スケール、アルペジオの固定、腕から一本の感覚で腕主導をもっと意識して練習します。

テクニック
オクターブトレモロ「トルコ行進曲」は、肩甲骨にフォーカスしたトレモロがとっても弾きやすかったです。

跳躍トレモロの「ラ・カンパネラ」では、ピンポンの戻りが行きに比べて意識が薄かったです。

ペダリングは、種類を分類してくださっているので、今まで曖昧にしていた部分が区別出来ました。ペダリングも繊細に見ていこうと思います!

今弾いている曲は、和音の跳躍が沢山あるので重心移動を意識して実践していきたいと思います。

また、弾く時の身体と腕の脱力に、3バルーンの安定と柔軟さがとても重要だな、と実感しています。

また次回もどうぞよろしくお願いいたします。』


・・・京都   徳山雅子さん



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私の返信は以下です。


『照喜名 良 くん
肩甲骨ですが、とても可動域が広く、肋骨の上を滑って全方向へ動きます。

この肩甲骨の動かし方ですが、ピアニストに特に多いのが上下の動きで、他の動きも出来れば良いですが、上下だけしか動いていない、ということが良くあります。

僧帽筋で引き上げるだけの動きです。

肩甲骨を、回転や前後含む、全ての方向へ動かせることを意識していけると良いと思います。

上腕の脱力ができてきたら、今度は前腕が目立ってきました。

そういうものですね。そうやって細部の精度が上がっていきます。

固定上級、全身上手くなりました!
全身↔︎指先までくまなく使えるようになれば、色々生み出せます。

指先の使い方は、第3関節から、第1関節から、が主ですね。

苦手なところは、時間に余裕があれば、復習したいと思っています。』


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『徳山雅子さん
床メソッドは順調に進んでいますので、より自分の身体の中に集中してください。細部までイメージしていく感じですね。

骨盤の移動は、大曲ではとても大事ですし、当たり前にできると良いです。

はじめは、指番号を決めるように、どこで骨盤を移動させるか、あらかじめ決めて練習すると良いですよ。

床メソッドで、6バルーンの連動ができるようになっているので、弾いている時も、自然に骨盤移動できるようになってくるはずです。

指伸ばしは、指の脱力感覚を身に付けるのに最適だと思います。

20年位前だと思いますが、アンドラーシュ・シフの演奏を目の前で見て(聴いて)、見ているだけで指の脱力感覚がありありと感じられました。

当時は、体の使い方や指の使い方を見るために、リサイタルに行く時は1番前の席などでよく見ていました。

跳躍トレモロは、たいてい片側の移動を意識しています。
戻ってくる時も両方を意識すると軽さが出てスピードが上がりますね。

ペダリングは分類分けしていると教える時にも役に立つと思います。

3バルーンの安定と柔軟さ、そして腕の脱力は基本ですね!』


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トレーナー養成講座は
2〜3人のグループで行います。


他の人の弾き方や
身体の動かし方


またそれぞれの成長を
お互いに見ていくことは
とても勉強になります。


伸び悩んだりしても
仲間がいると
励みになります。


伸び悩みは
こちらから見ると
本人がそう感じている
だけだったりしますが


歴代のトレーナー養成講座受講者
現在の公認トレーナーに
話を聞いても


大変と感じる時期は
あるようです。


なぜかといえば


玉ねぎの皮をむくように
次から次へと
表出してくるからです。


要らないクセが


全く気づいていなかった動きが


1つマスターすると
隠れていた
次のものがでてくるんです


だから
着実に進んでいる
証でもあります


だから
大丈夫なので


淡々と課題に
取り組んでいってもらえれば
いいのです。











この後
私は引退へ向かいます
その準備を始めています


トレーナー育成と
現トレーナーのレベルアップに
集中していくことになります。


全国に
30名の公認トレーナーが
各地でピアノ脱力法メソッドを
伝えることを目指しています。


ピアノの先生のバイブル
子供たちのバイブル


として
喜ばれていくことを
考えています。


これは決して
私一人の思惑ではありません。


にじのねいろ0巻は
公認トレーナーが中心に作っています


ピアノ脱力法メソッドを
全国の先生たちに使ってもらえるよう


モニターの目を入れて
大改訂しました。


おかげで
現在にじのねいろ0巻を
生徒さんに使う方が
どんどん増えています。


(生徒さん用の教材は
解説書のつかない生徒パックとして
別売りをしております) 


今月末には
にじのねいろ1巻の
モニターが始まります。


にじのねいろ旧1、2巻とは
比べものにならないほど
完成度が上がるでしょう。


トレーナー10期も
素晴らしい方たちに恵まれ
完成度が上がってきています。


今までは
基礎作りとあぶり出しの期間
ともいえます。


これから
右肩上がりの
成長曲線になるでしょう。


トレーナー11期は
2021年6月開始です


2月に
トレーナー養成講座
体験セミナーを行い


受講をお考えの方には
マンツーマン面談を
行なっていきます。


毎月zoom講座を
開催していますので
ご興味のある方は


まずは
★床メソッドセミナー@zoom
★椅子でのフィンガートレーニングセミナー@zoom
★鍵盤でのフィンガートレーニングセミナー@zoom



を受講してみてください。


Satoko.O