雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

中秋の名月2021(8年ぶりの満月?)

2021年09月22日 | 天体写真(月・惑星・彗星)
今年の中秋の名月は昨日21日でした。
天気予報では太平洋側は曇りで、日本海側は晴れてよく見えそうだとの事。
ただ雲予報を見たところ上越市では23時ころから雲が出そうでした。
23時と言えば月はまだ低く、いつもの自宅裏からだと家屋と桜の枝が邪魔になりそう。
考えた末に 玄関横に設置して上ってくる月を撮る事にしました。

玄関横は初めてでしたが、室内から遠隔で撮影ができるようにパソコン類も移動して準備万端。
ところが月が屋根から顔を出したところで空一面に雲が。
それでも雲が切れてくれて21時過ぎには撮影を開始できました。

ススキは家の裏から切ってきたものですが、雰囲気出てますでしょうか?

肝心の名月の撮影の方ですが、ライブビューで雲の流れがわかるような夜は期待できません。
それでも雲の切れたタイミングで撮ったものをなんとか徹夜で画像処理した結果です。

 中秋の名月 2021(月齢 15.5)
( 画像クリックで 元画像の25%サイズまで拡大表示できます )
( 上が北になっています )
撮影DATA : 2021/ 9/ 21 21:52’~21:59 Vixen VC200LcanonEF2.0x (合成fl=3,600㎜)
露出 1/160秒 × 24枚 ×2モザイク ISO 400 EOS 6D(HKIR改造) タカハシ EM-200 Temma2M 
ステライメージ9(ベイヤー・RGB変換) ステラショット2(導入・撮影) 
AviStack(コンポジット処理・ウェーブレット処理)

ところで、ニュースでは中秋の名月満月になるのは8年ぶりといっていました。
これまでも何回か中秋の名月を撮っているのですが、
中秋の名月なのに、月の縁にクレーターの影が写っていたのは そのせいだったのか?
今回は縁にクレーターの影の無い月が写せるのか
なんて単純に思っちゃって
そこで処理の終わった画像を見てみると・・
右(西)側にクレーターの影が写ってるじゃん!

アストロアーツによると
満月の瞬間はこの日の朝9時ころで 私が撮影したのはその13時間後でした。

中秋の名月が満月だったという8年前の2013年もたまたま撮影していました。↓
 中秋の名月 2013
( 画像クリックで 元画像の25%サイズまで拡大表示できます )
撮影DATA : 2013/ 9/ 19 Vixen R200SS+純正エクステンダーcanonEF2.0x (合成fl=3,000㎜)
露出 1/50秒 × 24枚 ×9モザイク ISO 100 Cooled 60D
撮影時刻が満月の瞬間に近かったのか、左右(東西)方向にはクレーターの影が目立ちません。
そのかわりに下(南)側にクレーターの影が・・

そもそも地球から見て、月に太陽の光が真正面から当たるときは
皆既月食になっちゃいますね。

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月でしたがやっと撮影できました。
下弦の月を過ぎるころには連日晴れてほしいですね。
先日電柱に上った時に踏みつけなくてよかった

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