勉強が好きではない、嫌いというのは悪なのか? | 野球好き行政書士・公務員試験対策講師の合格ブログ

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伊藤塾で公務員試験の受験指導を行っている行政書士久木田淳が、野球や学習について語るブログです。たまに(しょちゅう?)野球と学習を強引に結びつけることがありますが、それは笑って
許してやってください。

皆様こんにちは。

昨日のオリンピック野球の韓国戦、良かったですね。
接戦をしつつ、最後にどんと頭一つ抜けるという展開は観ていて楽しいものです。決勝の相手は韓国かアメリカかは分かりませんが、いずれにしても敗者復活でもう一度勢いを付けて臨んでくると思いますから、油断せずにしっかりと勝ちきってほしいと思います。
個人的には、前の対戦でサヨナラ勝ちしたアメリカが上がってくると、ソフトボールの逆パターンを食らうのではないかと心配してしまいますが、これ以上言うとフラグが立ちそうなので・・・・。

さて、今まさに学生は夏休み真っ只中、学習塾は夏期講習の真っ最中です。伊藤塾東京校のそばにも学習塾はたくさんありますが、お昼になれば午前中の授業を終えたお子さんを迎えに来た保護者の方がたくさんいらっしゃいます。

大学生のときに、学習塾でアルバイトをしていたときは、ドラゴンズが東京ドームで試合をするときは終日、横浜スタジアムか神宮球場で試合をするときは午後だけを休みにして、ほかは出勤可能とするシフト希望を出していました(当時は東京ドームに外野自由席があったので、午前10時には並ばないといけなかったのです)。当時は関東でドラゴンズは勝率が良かったので楽しい季節だったのですが、今は関東で激弱・・・・(泣)特に神宮球場なんて鬼門とでも言うべき状況・・・・。これ以上は言うまい。泣きそうになる・・・・。

それはともかく、中学受験対策の学習塾で講師をしていたときのことで、ふと思い出したことがあります。
定期的なテストの後に成績が芳しくなかった生徒さんのご家庭にフォローの電話を入れることがあるのですが、その際に結構聞いたせりふに、
「うちの子はあまり勉強が好きでないので・・・」というものがありました。
先日カウンセリングを受けた際に大学生の受講生からも同様のせりふを聞きました。
でも、ちょっと待ってちょうだい。それって恥ずかしいことですか?

私はむしろ当然のことではないかと思っています。
堂々と宣言をしますが、私も勉強は好きではありません。
じゃあなんで受験指導校の講師をやっているの?と思われるかもしれません。
それは、できるようになったときの楽しさや、それによって得られるメリットを知っているし、ちょっと偉そうですが、自分の言葉で受講生の方ができるようになってもらえると嬉しいということを知っているからです。

つまり、勉強そのものは好きでなくても、それをすることでどうなるかを知り、それがいかに得であるかを知っていて、そこに向かっていく気力があれば問題ないと思う訳です。

もちろん勉強が好きであるということは悪いことではありませんし、それは意外と特殊な才能と言えるかもしれません。その才能は大切にしてほしいと思います。でも、受験指導をする側からすれば、勉強することの目的を理解していない(誤解している)勉強好きは結構質が悪い部分もあります

目的を理解している勉強好きが最強ではありますが、その人たちだけで合格枠は埋まりません。目的をしっかり理解をしている勉強嫌いのところで競争して、そこで合格・内定を勝ち取るということが大切だと思います。

だから勉強が好きではない、嫌いというのは思っているよりも悪いことではありません。それを自覚した上で、「やるべきことはちゃんとやっていますけど何か?」と言えるようになればよいと思います。
そのためには、何のために勉強をするかということを明確にする必要がありますので、志望先が全く決まっていないという方は、きちんと調べてある程度志望先を絞ることをしましょう

そう、今志望先がほとんど決まっていない3年生は、ちょっと慌ててねと言いたいがためのブログでした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。