2021年もありがとうございました。

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2021年大晦日用記事 アイキャッチ用_01 640

皆様におかれましては、今年1年間、このブログをご愛顧いただきまして、ありがとうございました。

時刻は2021(令和3)年12月31日の13時00分。
新年まで残り11時間00分となりました。

本来であれば、年末年始にかけてお出かけしたかったのですが、生憎にも正月早々に別の仕事が入っているため、今年の年末も昨年と同様、自宅のある北海道でラジオを聞きながら年越しの準備などをして過ごしています。

毎年恒例になっていますが、大晦日ということで、今年1年間を簡単に振り返りたいと思います。

新型コロナに翻弄された2021年

昨年2020年に引き続き、今年2021年も日本中、いや、世界中が新型コロナに翻弄された1年でありました。

この1年間の新型コロナウイルス感染拡大の状況をふり返ってみますと、2021年11月頃から感染拡大第3波が始まり、2021年1月~2月がピークに。
3月にいったん収まりますが、3月末頃から感染が再拡大し第4波に突入します。

この第4波は4月~5月がピークとなり、6月に収束する様に見えましたが、7月に入り感染者数が増加。
その後、うなぎ上りに感染者数が急増し、8月には1日の感染者数最多を更新し続ける第5波に突入します。

そんな最中、「東京2020」は規模を縮小しながらも開催され、9月30日、21都道府県に出されていた緊急事態宣言はすべて解除されます。
10月以降は、1日の感染者数が1桁~数十人程度に収まっており、これで日常を取り戻すかに・・・見えますが、恐らく来るであろうと予想される感染拡大第6波、そしてオミクロン株の急拡大など、予断を許さない状況は依然として続いています。

もちろん、このコロナ騒動の影響で、交通業界への影響は甚大なのものに。
借入金の増加と事業者の多大なる努力で何とか持ちこたえているのが現状ですが、細かく見ていくと、JR各社の2022年3月のダイヤ改正に見られるダイヤ見直し(減便、運行終了など)や、路線バスの休廃止、減便、事業者の統合など、新型コロナの悪い影響が出始めています。

昨年も同じことを書きましたが、2021年に引き続き、2022年の日本の交通は

  • コロナ禍前の状態を取り戻すことが出来るのか
  • 利用者数2割減を前提に事業モデルを再構築するのか、出来るのか
  • それとも、政府・自治体の抜本的な支援が無く、事業者が力尽きて交通崩壊してしまうのか
この点に引き続き注視していかなければいけない年になるのではないでしょうか。

ただ、ひとついえるのは、路線の減便や休廃止の際、2020年や2021年は「コロナ禍の影響で・・・」という事業者側の理由(大義名分)に対し、我々利用者側も「仕方ないのかなぁ・・・」と半ば受け入れざるを得ない状況であったと思うのですが、コロナ禍騒動が落ち着くであろう2022年~2023年以降は、「コロナ禍による影響」という理由(大義名分)が使えなくなる、仮に使ったとしても利用者から反発を受けることが予想されるため、この先は行政、自治体、事業者の力量がかなり問われてくるのではと思っています。

一方で、高速バスの新規路線開設や、各業界における新しいサービスの開始など、コロナ禍後を見据えた動きも出て来ています。


来年2022年こそは、今年以上の明るい話題が次々と出てくることを期待したいものです。

その中で、自分は一利用者として、そして情報を発信する立場として何が出来るのかということも、当然のことながら引き続き考えて実行していかなければなりません。

2021年以上にゆく末が気になる高速バス

もちろん、私のテリトリーである高速バス関連も例外ではなく、昨年2020年に引き続き、新型コロナに翻弄された1年でありました。

繰り返される「緊急事態宣言」により、多くの高速バスは軒並み運休・再開を繰り返すことに。
一部では運行を再開していますが、年末のこの時期になっても運休を続けている路線や、昨年来1年半以上(路線によっては2年近く)も運休を続けている高速バスが少なからず存在します。

運行を再開しても利用客の回復が望めないとの理由で、休廃止された路線もありました。
特に長距離夜行高速路線とインバウンド路線でその傾向が強く、バブル期から長距離夜行高速路線のパイオニアとして君臨していた京浜急行バスの夜行高速路線全面撤退は、バスファンや関係者に衝撃を与えたといっても過言ではないでしょう。

果たして、来年はどうなるのか・・・。

仮に、再度の感染拡大→緊急事態宣言による行動抑制ということがあれば、これまで以上に路線の休廃止や減便、事業者の経営破綻など、新型コロナの悪い影響が本格的に現れてくることが予想されます。
少なくても、昨年から1年半以上も運休を続けている路線については、そのまま休廃止になる可能性が高いのではと私は見ています。

昨今の政府・自治体・業界の動きを見る限りでは、残念ながら悲観的予測しかできないのですが、悲観的予測が良い方向に外れてくれることを是非とも期待したいです。

お出かけの回数が激減した2021年

一方で私自身はというと、今年は4月頃まで比較的お出かけする機会があったものの、それ以降は出かける頻度が激減してしまいました。

昨年春から「バスとりっぷ」の乗車取材および関連記事の掲載が社の方針でほぼストップしていることや、他の原稿執筆についてもほぼストップしてしまったということもありますが、それよりも、数度の新型コロナ感染急拡大→緊急事態宣言による交通機関の運休により、出掛けたくても出かけられないというのが最大の理由でした。

この様なこともあってか、乗車した高速バスの回数も、2020年の88回と比較すると、今年2021年は58回と減少しました。

その分、今年は新作同人誌の制作に充てることが出来、新作同人誌を3冊も出すことが出来ました。
勘の鈍りを防ぐという意味で良かったのかなぁと思っています。
同人誌については、2022年も新作企画をいくつかしたためておりますので、どうか楽しみにお待ちいただけると幸いです。

【夜行バス紀行Vol.6 ~コロナ禍の高速バスを追いかけて~】

夜行バス紀行Vol.06 表紙 480


【The King of Night Coach 夜行高速バス「はかた号」30年のあゆみ】

「はかた号」30周年記念誌 表紙 480


【夜行バス時刻表 2021年~2022年冬号】

全国夜行バス時刻表2021冬 表紙 480

【お知らせ】

同人誌『「はかた号」30年のあゆみ』と『夜行バス時刻表2021年~2022年冬号』の年末年始限定予約頒布受付を、2021年12月30の19:00より2022年1月5日の21時00分まで受け付けています。
お得な2冊セットもあります。

ご購入はこちら(ひろしプロジェクトオンラインストア)からどうぞ。

※お届けは2022年1月下旬以降の予定です。


私にとっての今年の個人的一番のトピックは、5月の関電トンネル電気バスの乗車と12月の西鉄「GRANDAYS」再乗車でした。
「乗ろうと思っていたけど中々乗れずにいた」「もう一度乗りたかった」バスに乗車出来たのは、私にとって大きな収穫でした。

関西電力「関電電気バス」 1008 黒部ダムにて
関西電力「関電トンネル電気バス」 黒部ダムにて

西日本鉄道(西鉄観光バス)「GRANDAYS」 8546 名尾手すき和紙前にて
西日本鉄道(西鉄観光バス)「GRANDAYS」 8546 名尾手すき和紙前にて

2022年の目標

来年2022年の目標は、「いま一度自分を見つめ直し、やるべきことを改めて明確にして、与えられたこと、やりたいことを着実にこなしていく」です。

歳も歳だけに、来年は自分をいま一度見つめ直す1年にしたいです。
もしかすると、今年以上にお出かけしたり取材に出かける頻度は減るかもしれませんが、いろいろな意味で「自分の土台」を固める1年にしたいと思っています。

もちろん、可能な限りではありますが、書く仕事も精力的にやっていきたいですし、直接現地へ行って「見る」「感じる」機会を増やすこともやっていきたいですね。


最後になりますが、皆様におかれましては今年1年間お世話になりました。
来年も引き続きこのブログをご愛顧いただきますよう、宜しくお願い申し上げます。

それでは皆様、良いお年をお迎えください!!

2021年 大晦日 今年乗った乗りもの達 レイヤー統合前 640
2021年 今年乗った乗りもの達

2021(令和3)年12月31日
須田 浩司(ひろしプロジェクト)


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