スワローズ大好き日記かよ!

スワローズ大好き日記かよ!

19歳大学生による東京ヤクルトスワローズを応援するブログです。多くのスワローズファン、野球ファンの方々に見て欲しいと思って書いております。

 
スワローズ大好き日記かよ!です

主な記事

2014-15 


2015年順位予想
真中ヤクルトの2015年展望
覇者巨人を分析
優勝候補阪神を分析
黒田フィーバー広島を分析
世代交代中日を分析
強化したDeNAを分析



2013-14 

2014年ヤクルト故障者リスト(随時更新予定)
2014セ・リーグ分析(戦力)


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スワローズ選手名鑑
由規 【http://p.tl/fgR4】 村中 【http://p.tl/aRCs】 石川 【http://p.tl/9nVR】
松岡 【http://p.tl/6keh】 館山 【http://p.tl/LY8f】  小川 【http://p.tl/lLoE】 
バネ 【http://p.tl/69FS】 ロマン【http://p.tl/x6Z4】 押本 【http://p.tl/f2x0】
山本哲【http://p.tl/YK59】 石山【http://p.tl/YK59】
相川 【http://p.tl/E5qr】 川端 【http://p.tl/YmyJ】 田中浩【http://p.tl/45bE】
畠山 【http://p.tl/45bE】 山田 【http://p.tl/Qp49】
バレ 【http://p.tl/TyEz】 ミレッジ【http://p.tl/ZzsM】 上田 【http://p.tl/Qp49】

※URLは短縮してます。同じ記事に書いている選手もいます。

ドラフト関連
2013ドラフト会議
└─2013年版指名候補
2012ドラフト会議
└─2012年版指名候補

自己紹介

こんにちは。ブログ管理人です。
このブログは、東京ヤクルトスワローズを応援しよう!と思って書いています。
色々な情報などを発信したいと思いますし、見て下さっている方々のスワローズを応援する気持ちとかも聞いてみたいので、コメントお願いします。

中の人情報
・関東の大学生(20歳)一応高1からブログを書き始めました。文章力向上の目的の一部も兼ねて
・幼き頃野球を始めて、周りの影響でヤクルトファンになりました・・・
・好きな選手はヤクルトの選手全員
・観戦については最近回数が増えてきてます。バレンティンが良く打つので...


生まれた1994年に宮本慎也選手が入団、野球にちょっと関心が出てきた2001年にヤクルト日本一に輝きましたが殆ど覚えていないので、この目でスワローズ優勝を見たいです!

◆お知らせ等

13年12月1日デザインなど変更
13年 6月8日ヘッダー追加

  意見などがある人は下記へ
或いはアメブロにメッセージ、ブログコメントをお願いします。
Twittertwitter      @swa4649zamurai
Googleメールアドレス 
swallows.daisukinikki27@gmail.com

◆スワローズ新着情報

  ※ブログが書けない時にスワローズに起こった出来事を書いていきます。
新しいものにドンドン更新されると思うので、宜しくお願いします


ヤクルト7連戦ローテ予想
 

18日 対巨人  小川(中5日) 巨人マイコラス
19日      石山(中5日) 巨人ポレダor高木勇
20日 対阪神   山中      阪神能見
21日       杉浦      阪神岩崎
22日 対広島  館山(中6日) 広島ジョンソン
23日      石川(中6日) 広島黒田
24日 対DeNA  小川(中5日) DeNA石田?  


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どうもお久しぶりです。

8月以来の更新。野球はずっと見ていましたが、大学4年生で就職活動、卒業研究などの影響もあり、このブログを放置し続けてしまいました。
更新していない間も、コメントもして下さり、ありがとうございました。

更新頻度は2011年~14年くらいのような多さを維持するのは難しいですが、気が向いた時に書いて行けたらなと思います。

今回は復帰して最初なので、ゆったりと今年の総括を書いていきます。

◯優勝から5位に低迷。CS進出も逃す。

◯山田哲人、2年連続トリプルスリー

◯15年優勝の立役者オンドルセク退団

◯森岡引退、浩康退団でDeNAに移籍、バレ残留

◯ドラフトは1位履正社・寺島、2位明治大・星を指名。

◯来季に向けて



優勝から5位低迷

まず、ペナントレースの成績から振り返る。
昨年優勝を果たし、今年はリーグ連覇を目指したシーズンでしたが、5位に低迷。
CS進出を逃し、4位にもなれず・・・


V逸の敗因はいろいろ言われていますが、今年は全てにおいて昨年を下回ったのかなと感じましたね。
投手で言うなら、規定投球回に乗ったのが開幕投手の小川のみ。他は山中が年間通してローテを守って140イニングを達成し、石川が成績を落とすも8勝を挙げた。

小川も月間MVPを取る月もあったが、年間通してエースの活躍をできた訳ではない。オフに年俸もかなりダウンしたように、期待に応える活躍ができなかった。
軸となる投手が出てこない限りは上位進出は厳しいと思う。ヤクルトの場合はそれ以前にローテ入りできた若手が一人もいなかったのが残念。

特に昨年日本シリーズのマウンドにも上がった杉浦や、石山あたりには先発としてローテ入りを期待していたが、共に怪我などがあり1軍のマウンドに上がる事さえ少なかった。
新人に頼るのは酷だと分かっていたが、原樹理も開幕直後は出番が多かったが結果残せず。

毎年終わってみればチーム最多勝はベテラン石川という状態が続いているので、活きのいい若手がローテ入りして活躍したり、ライアンが誰からも認められるようなエースにならない限りはV奪還は難しい。

野手に関しては、昨年の優勝で主力が更に経験も含めてパワーアップしたと期待していたが、主力の故障者が多かった事が誤算だった。

一番大きかったのは昨年打点王の主軸畠山が殆ど試合に出られなかったのが痛かった。それに代わって捕手の西田が打撃を開眼させたり、今浪が勝負強い打撃を今年も見せたり、戦力外から鵜久森が這い上がったりしたが、レギュラー選手の穴を埋めるのはそう簡単な事ではなかった。

サードの川端も夏場の怪我が響いたし、大引も前半はオールスターに出場するなど活躍をしていたが、後半戦は疲れからか成績を落とした。
代わって西浦が出場する事が多く、72試合に出場。パンチ力あるバッティングを1軍でも出せるようになってきたし、追いこまれてからの対応も上手くなって、ようやく1軍で当確を現した。
同じく内野の谷内は怪我もあったが、攻守で存在感を見せた。

今年は若手野手の台頭が目立ったが、それはレギュラーが怪我して得た機会なので、まだまだレギュラーとの差はあるし、レギュラー陣もこの程度だと、チーム順位もそりゃ落ちますよね。。。

やっぱり、川端と畠山が135試合以上出るというのが望ましいかな。

ショートに関しては、西浦の勢いはかなり感じたし、オープン戦で出来ていた打撃をシーズンでもやっていたので、若手の中では最もレギュラー大引を脅かす存在なのかなと思った。1シーズン出続けるのは体力的にも技術的にも大変だろうが、来年は更に伸びると思った。

セカンドの山田哲人に関してはあとで・・・

あとは、期待していたキャッチャー中村がレギュラー陥落のような形になってしまったことが、チームの順位に最も大きく影響したのかなと感じた。優勝した年の中村は打てなかったけど、輝いていたし、頼もしさがあった。今年は打てないのはしょうがないにしても、守りの部分でも動きに覇気がなかったように見える。
レギュラー捕手ならば信頼して使い続けるというのも一つの手だが、外されて仕方がないのかなと思えた。
僕がそう思うのも、チームが負け続けたからという事もあるだろうけど・・・

ファーストで試合に出ていた西田の成長も買ったのだと思う。試合に多く出た事によって持ち味の打撃もアピールもできて、来年も今年以上の出場機会に恵まれるだろう。でも、まだ課題もあるし、キャッチャーとしては中村には及ばないかな。
2人に切磋琢磨して、チーム力を上げてもらいたいね!キャッチャーはグラウンド上の監督ですからね

外野では新加入の坂口の活躍が大きかった。
正直ここまで打つとは思わなかったし、ここまで試合に出続ける体力がまだあるとも思わなかったので、驚いた。
個人的には「なんで坂口がゴールデングラブじゃないんだ!!」とキレている部分もあるくらい、坂口の守備には助けられた。上田、比屋根との差を感じてしまいましたね。

バレンティンも31本塁打の活躍。怪我から復帰して、31本96打点の数字は見事。畠山や雄平を欠く中、主軸として頑張っていたと思う。
まぁでも4番というよりも、5番6番にいる方が怖さはあると思った。全盛期に比べると、柔らかさがなくなったかなとも思った。(バレの残留については後ほど)

雄平も怪我で欠場が多かった主軸の一人ですね。いろいろと振り回しすぎだのと言われてますが、雄平の打撃技術は凄いと思っているし、なかなか雄平を超える外野手も出てこないとも思っているので、来季はキーマン的存在として大きく期待したい。

山田哲人、2年連続トリプルスリー

見事ですね。ひいき目なしに、球界でナンバーワンバッターだと思いますね。
勿論の事、数字も物凄いですが、一番はシーズン通して出続けた事を評価したい。

終盤は阪神と巨人による厳しい内角攻めで故障してしまったが、ボロボロの体でも最後まで戦い続けた姿を他の選手も見習って欲しい。
打率の低下も、デッドボールの影響だし、来年も大きな活躍を期待している。
正直、主力選手の中でまともな活躍をしたのは、日本代表に選ばれた山田と、リリーフの秋吉の2人だけだと思った。

チームとして上位に進出し、カープとジャイアンツを倒して優勝アッポーペンするには、主軸選手がどれだけ活躍できるかによると思う。
投手なら小川。野手なら中村、川端、畠山など。この辺の選手にチームの順位は大きく掛かっていると思う。


オンドルセク途中退団

これは衝撃的でしたね。新聞によると、ベンチ裏では止めに入った通訳の胸ぐらを掴んだり、真中監督を両手で突き飛ばしたりと暴れまくったと・・・
小川SDとの最後の会話の際は反省していたみたいだが、結局スワローズに戻る事はなかった。

15年の優勝はオンドルセクの活躍があってのものでしたからね、、、悲しいです。

今になっていうのもおかしな話ですが、球団としてはもっと対応の仕方はなかったのかな~と感じる。
指揮官に立てついたのは擁護できませんが、オンドルセクを守ってあげる事はできなかったのかな・・・
オリオールズ入団→退団→オリオールズ復帰みたいな感じらしいですが、頑張ってもらいたい><


今日はここまでにしておきます。

振り返ってみると、今年は悔しいシーンの方が多かったかな?
川端が自打球当てて怪我するシーンも現地で見ていたし、山田がデッドボールで苦しむシーンも思いだすだけで悔しくなってきますからね。

次回は由規復帰の話や、入退団選手の事など書いていきたいと思います。
しっかり12月中に更新します!






どうもみなさん久しぶりです。

このブログを見て下さって、ありがとうございます。

開幕してから一度も更新していないようなブログですが・・・


大学4年生にもなり、就職活動やらなんやらで忙しく、あまりブログを書く気になれませんでした。ごめんなさい。

ご覧のように主力を欠いているヤクルトは苦しい戦いを強いられている。
昨年打点王の畠山が前半から思うように出れず今季絶望が決まり、首位打者川端、中軸を担う雄平も戦線離脱してしまった。

最下位から抜け出す為にスワローズはチーム伝統のスモールベースボールを意識する必要があると思う。

昨年は攻撃的2番の川端、トリプルスリー山田を中心としたイケイケの超攻撃的な野球をしてきた。しかし、現状は畠山、川端、雄平を欠いている。ならば選手任せの攻撃スタイルから、チームプレーにシフトチェンジするべきだ。

ここまで見ていると、初回のノーアウト1塁での攻撃スタイルに疑問を抱く。川端や坂口のような打率を残せる打者が2番を任さられている時はフリーで打たせて1・3塁を積極的に作りに行くスタイルだった。

今シーズン主に2番を打っていた坂口が右ひじ痛などでスタメンを外れた際にショートを守る西浦が2番を任されていたが、川端、坂口と同様に打たせていった。(7月後半の甲子園での試合)
この時西浦はライト前ヒットでチャンスを広げたが、野球はあくまでも確率のスポーツである。川端、坂口のような高打率は望めないので、個人的には堅実に2塁に送る策をしても良いんじゃないかと思う。

昨年や前半戦と変わらないのは点の取り方だけ。山田やバレンティンに如何にチャンスで回せるか、そして信頼できる2人の中軸打者がいかにチャンスでランナーを還せるか。

しかし、実績ある打てる打者が少ない現状では、チャンスの作り方を変える必要がある。小技もできるタイプの大引、坂口をはじめ、伏兵選手がどれだけ繋ぐ打撃ができるか。あとはベンチがそう心掛けるかによって、順位は変わってくると思う。


少し野手に対して思う事を個々へ述べていく。


中村悠平
 投手陣の事を考えれば打撃不振なども分からなくはないが、個人的にはかなり疲れが出ていると思う。盗塁阻止の動作の速度はかなり落ちているようだし、中村の特長だった投手の暴投への対応も昨年よりもかなり落ちている。特にコリジョンルールで武器だったブロックが禁止され、キャッチャーのディフェンス自体が覆ってしまった事が、中村には重く圧し掛かってしまったのだと思う。
 Twitterなどでは中村の起用に対する不満の声なども多く見るようになったが、スワローズの正捕手は中村悠平だと思っているので頑張ってもらいたい。ただ、疲労はかなりのものだと思うし、誰よりも神経を使ったプレーをしている選手なので、夏場は打撃好調の西田を使いながら、中村を休ませることも必要だと思っている。

山田哲人
 今年もトリプルスリー確実の位置まで来ているし、文句ない活躍。球団最速100号HRなど、スワローズ球史に残る選手へと成長していった。
更なる成長が著しく、球場で野球観戦していると、山田のすべてのプレーがチーム全体に影響するように感じる。
今年は腰、足の怪我を押して出場しているので、個人的には中村同様に彼にも休ませる事は必要だと思っている。

大引啓次
 怪我で離脱することがあったが、昨年不振だった打撃も今年は好調をキープしている。リーダーとしてチームをまとめ、オンドルセク事件の際の比屋根、アウトカウントを間違えた山田に対しての対応などを見ていると生え抜きではないが、この真中ヤクルトは大引がいて初めて成り立っているのかなと感じる。
 本質は繋ぎの打者だが、5番6番を打てる自在性もある打者なので、雄平を欠く打線の中でバレンティンの後ろを打たせて得点シーンに絡ませるのもいいし、本職の1・2番でチャンスメイクするのも良いと思う。Aクラス入りを目指すならこの選手の活躍は不可欠だろう。

ちょっと書き過ぎたのでここからは短めにしとこう

バレンティン
 昨年の大怪我の影響なのか、60HRを記録した辺りから比べると力が落ちたのかなあと感じる。自分本位のプレーやしぐさが多かった選手だが、今年はチームメイトの活躍に純粋に喜んで迎えている印象が強く、打撃成績は落ちているが、フォアザチームの精神が芽生えているのだと思う。
 守備でカットマンを介さずに送球する場面が多いのが難点。この癖を見破られて交流戦のソフトバンクとの試合ではレフトへのワンヒットで1塁ランナーを生還させた。
来季の契約更新も気になるが、個人的にはバレンティン以上の外国人打者はいないと思っている。

坂口智隆
 移籍1年目で見事に蘇ったと思う。シーズン前にセンターの座を争った上田や比屋根と比べると、今では1枚も2枚も上である。
古傷の右ひじの調子が悪く、今後も様子を見ながらの起用になると思うので無理はしてほしくない。本調子なら2番で使い続けて山田、バレンティンに繋ぐチャンスメーカーとしての役割を果たして欲しい。

西田明央
 1軍レベルの投手に対応できるようになり、打撃成績もかなり伸ばしてきている。数年前から西田の内野起用をこのブログで話していたが、今季は畠山の故障で一塁手としての出番が回ってきた。
アウトになる打席の内容もかなり良かったし、打率は3割を切っているが今年最も成長した打者だと感じている。
 巨人戦では遅刻が原因でスタメンから外れた。個人的には活躍している選手であれど、社会的なルールを破ったのだから、2軍落ちという処罰もあってよかったんじゃないかと感じる。もう西田はヤクルトの1軍の選手なのだから気を付けて欲しいな。

今浪隆博
 前半戦の守備で川端と衝突して口を裂き離脱したが、復帰して活躍している。畠山故障で一塁での出場が増え、更に川端故障でサードでの出場も増えて来るだろう。
率を残せる選手なので、もう少し出番が増えても良いんじゃないかと思う。

西浦直亨
 シーズン前に「今年期待の若手」に挙げた選手。川端の穴を埋めようとサードで奮闘中。前半も谷内、大引がいない間に出場機会が増え、以前よりも追いこまれてからファールで逃げたりと粘りが出て来たし、1軍投手のボールにも対応できるようになったので、これからが楽しみ。


投手陣については気が向いたら書こうかな~^^


首位広島との3連戦のラストは由規が先発!
勝って連勝出来ればスワローズの雰囲気が変わるかもしれない!由規はチームに勢いを付けさせられる選手なので、一致団結して戦ってもらいたい!

鍵は継投!由規もここまでのピッチングを見ていると打撃力ある広島打線に7回まで投げられるかというと、正直しんどいと思う。今日の試合のような(見てないけどね)、継投策が鍵となりそう。
連投になってしまう平井は休ませるだろうが、今日お立ち台に上がったかつてのセットアッパー松岡や、リリーフに転向した成瀬がどう繋いでいくか!
抑えの秋吉は徐々に自信を付けているので、秋吉にいかに繋ぐか!


ヤクルトの事を書いていきましたが、ここではセ・リーグ全体について書いていきましょう。

昨年の大混戦を制したのは2年連続最下位だった東京ヤクルトでした。今年は各チームでIN、OUTがあり、戦力図を開幕前に見ていきたいです。

1位 東京ヤクルトスワローズ

2位 阪神タイガース

3位 読売ジャイアンツ

4位 中日ドラゴンズ

5位 広島東洋カープ

6位 横浜DeNAベイスターズ

と、いう風にしました。各チーム理由を書いていきますわ


ヤクルト東京ヤクルトスワローズ

顔優勝を経験した若いナインの成長

しゅん・・・抜けたバーネット、ロマンの穴

キーマンは小川泰弘

優勝候補筆頭に挙げたのは贔屓にするヤクルト。一番の要因は昨年優勝を経験してのナインの成長である。特に捕手の中村の存在は他の5球団にないものである。川端、山田という若い選手たちも混戦の中、最後まで気を抜けない戦いを勝ちきった経験は、個人タイトルよりも得るものが大きいはず。ほぼレギュラーも固まり、チームが完成されつつある。

マイナス面ではブルペン陣。神がかり的なピッチングをしていた守護神バーネットと、幾度のピンチを切り抜けたロマンの退団は痛いが、昨年も大活躍のオンドルセクと秋吉が代わりを担う。
この2人に助っ人新外国人のルーキ、ペレスがいかに繋ぎ、安定したピッチングを続けられるか。

鍵を握るのはエースで開幕投手の小川泰弘。彼が先発の中心として200イニング近く投げ、他の投手の負担を減らし、リリーフの出番を少なく出来るかどうか。エースの階段を上り続ける若き右腕の活躍に注目。

阪神阪神タイガース

顔充実した先発投手陣

エース藤浪、能見、メッセンジャー、岩田に加えて藤川が復帰した。藤浪は更なる活躍を見込めるし、昨年不振だった能見とメッセンジャーがまた2桁勝つ可能性も十分にあり、先発投手陣においてはリーグトップの層の厚さを誇っている。藤川が日本球界に復帰して、先発としてチームに加わるが、スタイルチェンジした藤川はどんなピッチングをするか。

顔金本監督が鳥谷を変え、鳥谷がタイガースを変える

新監督の金本の動きはかなり目立つ。まずリーダーの鳥谷を変えるというのが第一歩だったが、キャンプで鳥谷は人一倍声を出し、チームをまとめていた。経験豊富なベテラン鳥谷が個性派揃いのタイガースを新しいものに変えれば変革が起こりそう。

しゅん・・・不安材料だらけの救援陣

勝ちパターンの福原、安藤は高齢化で衰えが来ている。もう真っ直ぐで押していくピッチングをするのはキツいかもしれない。同時に絶対的守護神のオスンファンの退団は大きく、ヤクルトのように代わりをすぐに立てられるという訳にはならず、助っ人外国人マテオの活躍次第になる。

キーマンは歳内、マテオ
歳内がリリーフ投手として一本立ち出来ればセットアッパーを任さられる。そうなれば、後ろの負担も軽減されるし、阪神にとっても未来が明るい。加えてマテオがどれだけ投げられるか。昨年まではセーブ王が抑えをしていただけに、後ろで負け星を作るのはチームとしては痛いだろう。力押しのピッチングはできそうだが、日本特有の粘りや、走者の足に悩まされそう。


読売ジャイアンツ読売ジャイアンツ

顔坂本、長野ら中心選手の存在

巨人にとってこれが一番大きい。キャプテン坂本、まとめられる長野が長年レギュラーとしてセンターラインと主軸を任されているので、この2人がチームを引っ張れるのは巨人の強み。開幕は怪我で2軍スタートとなる阿部が捕手に復帰するならAクラスは堅いだろう。

しゅん・・・投手・野手ともに上積みが感じられない

投手でいうなら昨年大活躍のマイコラスが全然投げられない可能性まで出て来ているし、内海の復活や杉内の復帰も不透明な状態にある。エース菅野が更に活躍しそうだが、他に先発の上積みはなさそう。
救援陣も山口、マシソンの投球が不安になりつつある。

野手でも三塁争いの村田VS岡本はあまりレベルが高い争いでもないし、二塁でクルーズを補強したが二塁には片岡がいるだけに大きなプラスとはならなそう。OP戦でサードクルーズが試されなかったという事は高橋監督の中でその構想は皆無なのだろうか。

キーマンは阿部慎之助

開幕は2軍で迎えるが、彼が今年からまた捕手に戻って、怪我なく扇の要としてグラウンドに立つとジャイアンツの強さが出て来る。
全身にガタが来ていて、捕手に就けるかが不安。

中日ドラゴンズ中日ドラゴンズ

顔エース大野、飛躍の若松、元エース吉見復帰で投は揃う

セ・リーグナンバーワン左腕の大野、昨年ブレークの若松が左右の看板として今年も2人で20勝は堅いと思うし、この2人を軸にローテを回せるのは大きい。そこに怪我から復帰の吉見、助っ人のネイラー、若手の浜田が加わるのなら面白い。
打てなくてもディフェンスが揃えば十分戦えるのは中日が2011年に見せ付け、去年も巨人が同じような状況だっただけに、今年は守りの野球でセのダークホース的存在になるかもしれない。

しゅん・・・薄すぎる打線

主軸の平田以外に怖さがない。助っ人のビシエドが開幕に間に合ったのは朗報だが、ルナ並の成績を残せるかは壁が大きいかもしれない。

キーマンは助っ人ビシエド

この選手が恐らく開幕は4番を打つ事になりそうだが、ビシエドが打たなければ中日が上昇してくることは難しいだろう。真面目な性格で練習熱心との事なので、早く日本の野球に慣れれば打線の軸として機能しそう。

広島東洋カープ広島東洋カープ

しゅん・・・大きすぎるマエケンの穴/黒田の衰え

メジャー移籍した前田健太の穴はなかなか埋める事はできないだろう。勝ち星以前に、彼が1年間に投げたイニング数をまずカバーできるかどうか。ジョンソン、福井は1年通して安定したピッチングができるだろうが、他には新人の横山くらいしか頼れる投手がいない。

昨年復帰した黒田は衰えが見える。球威が落ちているように見えるし、昨年終盤は打者に捉えられるシーンが多かったように見える。年齢も年齢だし、彼頼みはできない。


しゅん・・・目指す野球と、実際に勝っている時の野球が違い過ぎる

昨年は俊足のランナーを積極的に動かす野球が見られ、無茶をしてでもチャンスを広げようという采配に感じた。しかし、それ積極的采配で勝利を拾っているというよりも、広島が勝つパターンは大抵長打力のある打者による一発のように感じる。
無理に動かず、チャンスで丸やエルドレッドに回すような攻撃スタイルの方が合っている気がする。


DeNAベイスターズ横浜DeNAベイスターズ

しゅん・・・固まらないセンターライン

これに尽きる。ルーキーの戸柱を捕手、柴田をショートで開幕スタメンで起用するようだが、こういう所に子のチームの苦しさが見える。昨年も同じような状況だったのが、1年しても変化がない。
投手陣は思ったよりも揃っているにも関わらず、安定した成績を残せていないのはそういう所だろう。

筒香、梶谷が引っ張る若いチームなので、勢いに乗れば昨年前半のようなビックウェーブを作れるが、1年通して戦えるかと言われると、このチームでは昨年以上に厳しいだろう。



と、いったところ


今年は昨年のような大混戦にはならないと予想

下の2チームは大きく離されてしまうかもしれません

前半は巨人が少し調子を落とし、阪神辺りが首位を走りそう。
後半戦で巨人、ヤクルトの追い上げが始まり、後半スタート時に中日が勝率5割をキープするような戦いをしていれば、このチームも優勝或いはAクラス争いに進出してきそう。




どうも、お久しぶりです。

キャンプ中にヤクルトの事を書いていこうとか書いていましたが、更新できず申し訳ありませんでした。

そして、いよいよ明日、2016年のプロ野球が開幕します!

昨年はヤクルトが見事に優勝しまして、ツバメ戦士がオフの番組に出まくっていたせいで、昨オフは非常に早かった・・・
でもヤクルトの戦いは、昨年の日本シリーズでソフトバンクにやられて日本一を取れなかった瞬間から始まってる!昨秋のキャンプから若手はいっそうレギュラー獲得に燃えているし、レギュラー陣も抜かりない準備をしてきている。
ヤクルトを去り、新しい環境でスタートする選手もいるし、新しい風としてチームに加わった選手もいるので、今年もプロ野球は楽しみ。

しかし、開幕目前になり、残念なニュースも・・・

ヤクルトも金銭授受・・・高校野球賭博が発覚

残念としか言葉がありません。昨年に巨人の選手に発覚し、今年に入ってから更に事件が進み、巨人以外のチームでも、チーム内での賭け事が見つかった。3月15日の段階でヤクルトは関与などを否定しており、個人的には安心していたのだが、ネットでこの賭博発覚を知り愕然としてしまいました。

贔屓チームであろうと、決められたルールに従えない者は許せない。このまま何もなしに終わって欲しくないし、罪を犯した選手への処分はあるべきだと思う。






と、


暗いニュースもありますが、開幕は目前に迫っている!今年も必死にプレーする選手を応援するぞ!


■投手陣

先発

★小川泰弘 3年連続開幕投手決定
◯石川雅規 開幕2戦目の先発が決定
◯原 樹理  ソフトバンク戦での好投でローテ確定
◯館山昌平 最終戦の好投でローテ確定
○成瀬善久 OP戦、2軍戦で未だ無失点好投継続中 当確へ
○山中浩史 10日広島戦で4回パーフェクト 当確へ
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△新垣渚   巨人戦で6失点 争いから一歩後退
△デイビース 13日ソフトバンク戦で途中降板 首脳陣の評価は高い



エース小川が3年連続開幕投手に決定!投のキーマンはライアン

期待していた通り、小川が3年連続の開幕投手に決まった。オープン戦、日本代表での投球も見事だし、チームを引っ張っていかなければならない中心選手なので、期待はかなり大きい。
そして、今年の投手陣の鍵を握る男だと思っている。昨年大車輪の活躍で優勝に貢献したブルペン陣は守護神バーネットとセットアッパーのロマンが退団し、投手力が落ちる事が懸念されている。オンドルセクや秋吉が穴を埋める事になるだろうが、先発陣に出来る事はイニングを稼ぐ事である。

現在の投手陣を見ても、最も期待できるのはエースの小川。本人も200イニングを目標として2016年シーズンに挑む。ルーキーイヤーの活躍を見ても、200回は出来ない数字ではないと思うし、180回投げてくれれば成績もタイトル争いを出来るくらいの数字は残せると思う。
昨年の先発陣は小川、石川が通年で柱として活躍したが、完投数は2人で2回のみ。先発陣だけ見れば去年よりも層は厚く感じるが、完投能力のある投手が揃っているとは思えない。

ライアンはキャンプからライアンフォームを改良し、重心を意識させるように左足の上げ幅を変えた。それと同時に上げてから一度止めていた左足を、下げてからも止めずにそのまま踏み込むフォームにもなっている。このフォームが定着するのに時間は要するかもしれないが、脱力感もあって足を止めないフォームなので、球威の向上もそこそこ見込めそう。
新しくなったライアンフォームで、エースとして完投できる投手に育ってもらいたい!

ドラ1原樹理ローテ確定!ベテラン成瀬/山中も奮闘

ドラフト1位の原はローテは開幕3戦目の巨人戦に先発する事が決定。(巨人は左腕の田口)
見た感じスピードはそれ程ではないが、シュートの切れは非常に良い。決め球に欠けるのと、6月7月になって慣れ始めると、プロの打者はアジャストしてきそうな点が怖いが、四球で大崩れするタイプではないので、新人らしくハツラツとしたピッチングを見せてもらいたい。

移籍2年目の成瀬は最終調整こそ打ち込まれたが、実戦ではほぼ完ぺきなピッチングを見せた。新球種のワンシームに手応えを感じていて、右打者のアウトコースに効果的に使えそう。昨年はFA移籍1年目で3勝に終わってしまい、本人も悔しい思いをしているはず。成瀬の大復活を待っている!

昨年6連勝でチームに大きな流れを生んだアンダースローの山中もオープン戦の成績からして、先発ローテはほぼ当確だろう。
広島とのオープン戦での完璧なピッチングを見ても、昨年の6連勝はダテではないと感じる。

本拠地開幕戦の先発はベテラン館山になりそうだ。オープン戦では満足のいくピッチングが出来ていなかったが、ローテに当確。個人的には新垣もいるし、デービースもいるので無理に寒い時期に使わなくてもいいんじゃないかなと思ったが、最終戦ではしっかり抑えていたので、仕上がりは悪くは無さそう。

開幕2戦目の先発は石川に決定(巨人は高木勇人)
最終調整で打ち込まれたが、このレベルまで行くと心配はしていない。昨年終盤の優勝争いでは巨人戦に登板し、何度も抑えて来たの良いイメージは持っているだろうし、初登板の好投はかなり多い投手なので、巨人打線を封じてヤクルトの存在を今年もアピールしたい。



中継ぎ

◯オンドルセク 背中の張りで離脱するも復調し抑え当確
◯秋吉亮     代表戦などOP戦でも好調
○ペレス     外国人枠争い 15日広島戦で被弾含む4失点
○ルーキ     外国人争い   結果残す
◯徳山武陽   開幕1軍は確定的で今年は勝ち試合で投げたい
○古野正人   巨人戦で好投 中継ぎで生き残り
○久古健太郎  まだ仕上がっていない。右打者へは使えないかも
○杉浦稔大   先発争いからリリーフ転向
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△寺田哲也   オープン戦でアピールできた
△中沢雅人   戸田で投げている 生き残りにアピールしたいところ
△岩橋慶侍   久古が不調の中、好投続いてアピールできている


バーネットの穴は秋吉/オンドルセクが埋める

スワローズ一番の課題はバーネット、ロマンの穴だろう。守護神はオンドルセクが担う事が決まったが、個人的には心配はしていない。昨年もオンドルセクにクローザーを任せる予定だったが、不調だったバーネットが見事に力を取り戻した為、セットアッパーの役に回ったという事だった。大崩れするタイプでもないし、ストレートも速く、空振りを取れるボールもある。来日2年目で日本のプロ野球には慣れてきているので、新守護神として期待する。
守護神候補だった秋吉はセットアッパーとして8回を任される事になりそう。素質は十分抑えを出来るものだし、実績も十分あって代表戦でもその力を発揮している。間違いなく彼がブルペンの柱だと思っているので、秋吉、オンドルセクに対しては何の心配もない。ただ、怪我だけは怖いので、去年同様にリスク管理を徹底するべき。


期待の新助っ人の活躍 ルーキ/ペレス

秋吉、オンドルセクに繋げる役割を担うのが新助っ人のルーキとペレスである。右のルーキはオープン戦で1試合しか見ていないが、変化球の切れが良かった。本来はストレートが150キロ以上でるようなので、昨年のオンドルセクのように、暖かくなるにつれて球威は上がっていくのだろうと期待したい。左のペレスは思っていたよりもストレートに速さを感じる。たまたま打たれた試合を見てしまったので、不安が残ってしまったが無理に変化球で交わすピッチングをするなら、ストレートで押していくスタイルで行っても良さそう。

リリーフ陣はこの2投手がどこまで投げられるかが、シーズンの行方を左右しそうだが、今のところは安定したピッチングを出来ると見ている。

他にも徳山は今年は更に上積みがあると感じる。ストレートとフォークは武器になっているし、強気に武器の速い球で押していってもらいたい。
久古はオープン戦であまり良くなかったが、昨年同様に左打者へのワンポイントで期待。彼も外国人選手同様に暖かくなるにつれてボールが走ってくると思う。

杉浦は先発争いをしていたが、リリーフでのスタートとなった。高津コーチ曰く「リリーフの気持ちを味わうのも勉強」と話していた通り。争いから落ちたと捉えるのではなく、経験の場と捉えてもらいたい。恐らく先発が早い回に崩れた時の敗戦処理や、ビハインドでの登板になりそうだが、この役割こそ彼が今後先発投手として活躍していくために必要な経験になりそうだ。
昨年彼をキーマンに挙げたが、まだ1軍の経験も乏しいし、まずは1軍に慣れてもらいたい。ルーキーの原に負けまいと奮起して後半戦では先発に復帰して勝ち星を積んでいる事だろう。

古野に関してはボールの勢いがあって、今年はまた違ったピッチングが出来るんじゃないかなと見ている。先発で長いイニングを投げている時は丁寧な低めへのピッチングという印象だったが、短いイニングで140キロ後半のボールを投げ、フォークも良いのでリリーフで開花する可能性も秘めている。


2016年期待大の投手

岩橋慶侍 開幕1軍からは漏れてしまったが、ペレスと久古という2人の左腕がいたのでしょうがない。個人的にはオープン戦を見ていて一番ワクワクするピッチングをしていた。ルーキーイヤーに短期間だけ1軍で好投していたが、その時のようなストレートの切れがあったので、今年は岩橋のピッチングを楽しみにしている。

田川賢吾 オフにライアン繋がりでレッドソックス上原と自主トレを行い、上原のブログで逸材を評価された。昨年ヘルニア手術から復帰したが、未だ1軍未登板。高卒4年目で怪我持ちの選手なので急ぐ必要はないが、今年から高校の後輩の日隈ジュリアスが入団しただけに負けられない思いはある。
まずは2軍で実戦登板する事が優先だが、早く彼のデビューを見てみたいものだ。

■野手陣

捕手
◎中村悠平 不動の正捕手 コリジョンルールに苦しむ
◯西田明央 持ち味の打撃で捕手3人制なら代打要員でも
△田中雅彦 ベテラン捕手。現在一軍登録

一塁手
◎畠山和洋 腰痛で出遅れ 16日に戸田で復帰
△森岡良介 一塁での出場が続き、打率3割越えと好調維持
△田中浩康 3月から一軍に合流し、打撃好調
△荒木貴裕 畠山離脱で一塁での起用が増えた。打撃不調

二塁手
◎山田哲人 結果が出てなかったが16日に猛打賞
×三輪正義 キャンプから2軍調整が続く

三塁手
◎川端慎吾 16日にインフルから復帰し内海から右越えホームラン

遊撃手
◎大引啓次 ショートのレギュラー 開幕スタメン筆頭候補
◯今浪隆博 中旬から一軍に合流し打撃好調
△西浦直亨 若手有望株 打撃好調
×谷内亮太 セカンド、サードも守るが打撃で結果が出ない

外野手

◎雄平    不動のレギュラー フォームを変え広島戦でHR
◎坂口智隆 OP戦4割越えと絶好調で開幕スタメン確定
△上田剛史 もう若手扱いではないので打たないと残れない
△比屋根渉 上田同様 打撃で成績残せてない
△鵜久森淳志 バレ離脱で一軍へ近づくが、結果を残さなければ厳しい
◇バレンティン 左わき腹の肉離れで離脱へ
×山崎晃大郎 好守でアピール中 結果残して開幕へ残りたい



今年も強打線は機能する?

川端がインフル、畠山が腰痛で離脱したが、2人とも開幕には間に合った。首位打者川端は合流した後も結果を残したし、畠山は1軍での調整までは行かなかったが2軍で打てていたので打に関しては問題なさそう。守りに関しては戸田でも就いているので問題なさそうが、当分は早めの代走などが必要だろう。

川端、山田、畠山で猛威を振るった昨年だったが、今年も打線は大きく落ちる事はないと見ている。山田が不調だったのもタイミングの問題で、開幕に近づいてくるとヒットを積み重ねた。昨年の活躍で3選手へのマークが厳しくなるだろうし、特に山田に対する攻めは激しいものになるだろうが、雄平が青木流のフォームで結果を残しているし、新加入の坂口の打撃が思ったよりもいい。

川端、山田、畠山が昨年以上の成績を残すのは至難の技だが、優勝を通して得たものは大きい。肉離れで戦列を離れているバレンティンも状態は昨年に比べて良い。
昨年までコーチだった伊勢大明神「山田には悪いがHR王はバレが獲る。それくらい状態が戻っている」と話しているので、復帰した後で試合勘を取り戻せば、やってくれると信じる。

新ルールの「コリジョン」で野球は変わる

かなり変わってくるんじゃないかな・・・より得点圏にランナーを進める攻撃をするだろうし、ランナー2塁でのワンヒットでの本塁突入もかなり増えるだろう。内野ゴロでも迷ったらホームに突っ込んでくるような走塁が今シーズンはかなり見られそう。

守備側はランナー2塁時の外野手の守備位置が例年よりも前に来るので、得点圏に走者を置いた場合の長打が生まれやすい。
ランナーを還さない事が重要視されるが、バッターランナーを先の塁に進めない事で最少失点にとどめる事が必要となるだろう。

悪質なブロックが2度会った場合、捕手を退場処分とするという事も大きいかな・・・捕手の登録人数でチームの戦い方は投手陣の枚数にも影響するので、ガラリと変わりそう。ヤクルトは開幕は中村と西田の2人を登録したが、巨人3人、阪神2人、広島3人、中日3人、DeNA3人を登録。パ・リーグでは西武が4人、日ハムが5人登録しているように、枠の使い方も考えさせられる。

新加入の坂口がOP戦大活躍で開幕スタメン当確

1番センターを争っていたが、オープン戦で4割を超える打率で首位打者にも躍り出た。バレンティンが抜けた事と、打撃好調で開幕は5番や6番を打つ事になりそう。
一日一日を勝負としてキャンプから全力でプレーした結果ですね!
雄平、大引、森岡、今浪と同級生。まだまだやれる選手だ

2016年期待大の野手

中村悠平 昨年優勝を経験した事はとても大きい。色々な投手の球を受け、弱いチームを勝たせたことは彼にとって大きな糧になっている。若い選手だが、声を出して選手を引っ張れる存在なので、グラウンド上の監督として今年も彼にスワローズを任せたい。背番号27番も見えて来る!

西浦直亨 バッティングだけを見ていると開幕スタメンでも良いレベルで向上している。元巨人日ハムの二岡のようにバットが素直に出るバッティングで好成績を残している。
優勝旅行は練習の為辞退した男なので、特に楽しみな選手。今年ブレークありそう



◆開幕戦スタメン予想◆

1番 中 上田剛史
2番 三 川端慎吾
3番 二 山田哲人
4番 右 雄平
5番 一 畠山和洋
6番 左 坂口智隆
7番 遊 大引啓次
8番 捕 中村悠平
9番 投 小川泰弘

<上田>新人では山崎が入り、坂口が新加入で活躍中。比屋根もそうだが、上田ももう若手という位置付けではない。結果を残さないと今年は出場機会が危ぶまれる。言いたい事は多いが開幕してからにしよう。

<川端>今年は200本を目指して欲しい。大変な時に選手会長を任されて大変だが、色んなベテラン選手がフォローして欲しいね。プレーでは連続首位打者、200本だ!

<山田>昨年の疲れはまだ癒えないだろうな・・・今年はチームの顔としてプレーして欲しい。

<雄平>2年連続で開幕4番。力みやすい選手なので、畠山の復帰は大きいはず。開幕4番・巨人戦と気負ってしまう部分を忘れて、雄平らしいスタイルで開幕して欲しい

<畠山>試合勘だけが心配。無理して再離脱とならないように・・・今年も打点王の働きを期待したい

<坂口>この選手の活躍はチームに良い刺激を与える。打順的には1番を任せたいが短期的にこの打順になりそうだ。長いのも打てるので、1番でも自由に打たせたい打者

<大引>昨年はまとめ役としても頑張り、守備でも大きく貢献。あとは打撃のみ。ライバルは今浪、西浦と強力だが、今年も内野を〆て欲しい

<中村>最初はコリジョンに悩まされるシーンがどうしても出て来るだろう。ブロックする・ホームを決死に守るというのは捕手の特性なので、長年染み着いた感覚をすぐに拭う事は難しいかもしれない。新ルールへの対応をどうできるか。捕手としては昨年優勝を経験して一段と成長

<小川>巨人打線、新人時代から何度も投げ合ってきた菅野との対決は見ものだ。宿敵に勝って良いスタートを切って、石川ら先発陣にバトンを渡したい。



前回は投手について書いていきましたが、今回は野手について書いていきたいなと思います。

強打線の秘密はメリハリ
今季は雄平、バレに期待かかる

首位打者、本塁打王、打点王など打撃主要3部門をツバメ戦士が独占し、2015年はヤクルト打線が注目された。一昨年に続く山田の大活躍と畠山の主軸らしい打撃もそうだが、特に評価されたのは2番川端という真中監督の采配

2番に打てる打者川端を入れた事で、「積極的野球」「バントしない攻撃」など言われていたが、実はそうではない。2015年ヤクルトの打撃力の秘密はメリハリだと試合を見ていて感じた。

従来の1番出塁2番犠打という作戦から外れ、2番川端をフリーで打たせたことでバントしない野球だとか言われていたが年間100個のバントをチームで決めているし、バントが少ないイメージはそこまでなかった。
打撃で大活躍した川端、山田、畠山や強打の雄平を上位でフリーに打たせたのは間違いないが、ヤクルトの小技は下位打線で存分に生かされていたと思う。

主に7番を打った大引や8番の中村へはバントのサインは多かったし、右打ちでしっかり走者を務める仕事もできていた。象徴だったのは9月27日の巨人戦。優勝を争う大一番の試合で相手投手菅野に対し、ヤクルトベンチは無死1・2塁で8番中村に送りバントのサインを出し、9番石川のタイムリーを生んだ。

この試合は録画で見たのだが、中村のバントと石川のタイムリーは2015年のヤクルトらしさを感じた。
1死2・3塁になった事で巨人内野陣は前進守備を敷いたが、石川が上手く外野の前に落とす見事な打撃でチームを救った。

ヤクルトが昨年勝てたのは上位打線と下位打線のメリハリがあったからこそ。

今年のヤクルトも攻撃スタイルは去年と然程変化はないだろう。オリックスから入団した坂口が打てれば1番センターの座を奪うだろうし、雄平とバレンティンは去年悔しい思いもしている。

正直川端と山田は大きく成績を落とす事はないだろうし、(2人とも3割は打ちそう)畠山もキャンプではぎっくり腰で離脱するなどしたが、バッティングは完成されていて大きく崩れるとも思えない。
主軸はどっしりとしているので、この打線にスパイスとして経験豊富な坂口が加わり、雄平バレが本来のバッティングを取り戻せば、打線は今年もかなり楽しみ。

大引加入で締まった内野陣
中村は本物の正捕手に


昨年を振り返ると守備がしっかりとしていた。2年続けて最下位になったころとは比べ物にはならないだろう。中村、川端、畠山はゴールデングラブ賞を受賞したように各々の守備力が向上した。特に山田の守備はチームで一番成長したと思う。

それに無理に前進守備をしなくなった事で最少得点に抑えて大量失点を取られない野球もできた。ゲッツーの増加も非常に大きいと思う。一昨年多かったゲッツー崩れも、今年はしっかりダブれてたし、大引の加入によって内野が締まった。大引自身の守備力も魅力なのだが、セカンドの山田が大引を間近で見て吸収したものもあるし、データでは表せない効果が大きかったと思う。

中村は本物の正捕手に成長した。守備に関してはパスボールもワイルドピッチも少なかったし、後ろに逸らさなかった。ヤクルトは昨年多種多様な投手がいて、それを受ける中村も大変だったと思うが、中村はそのおかげもあって大きく成長できただろう。
バーネットが抜け、今季も投手陣をまとめるのは難しいと思うが、捕手でリーグ制覇できた事や日本シリーズに出れた事で一皮むけて優勝を知るキャッチャーへと進化できたと思う。

◆注目の野手

西浦直亨 優勝旅行に行けたものの、「そんな場合じゃない」とオフは体を追込み、正遊撃手であり法政大の先輩大引とともに練習し、身に感じたものは多いと思うし、覚悟も強いだろう。
バッティングでは去年は力強さもあったし、もっと出場機会に恵まれても良かったんじゃないかなと思う。ショートには大引、今浪がいてそれを打ち破るのは簡単ではないと思うが、西浦の伸びしろは十分ある。

バレンティン 昨年の成績は本人も悔しいだろうし、自分の活躍で優勝を手にしたいという思いは人一倍強い。キャンプではスマホで打撃フォームを撮影して日本記録を樹立した2013年バレに戻ろうとしている。
彼が復活すれば打線は超強力になるし、彼の活躍で連覇をなしえて欲しい。




次回は今季の構想的なものを書きたいねw