抗酒剤以外の薬 | 断酒てへ日常

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断酒を続けること、そのために断酒例会に毎日出席を続ける日々

 私は今日ようやく2回目のワクチン接種を受けてきました。偶々近所に職域接種場があって、そこで薬に余剰があるので一般も受け付けるとの情報を知って2日後の予約が取れて、1回目の接種を受けたのが一月ほど前の木曜日9月16日でその4週間後の今日が2回目の接種となりました。一般の接種ではファイザーですが、今回私が受けたのはモデルナで、だから4週間置いての2回目の接種となったのかな?

 

 

 さすがに65歳以上の人の接種状況はかなり高いようで、私はだいぶ出遅れていやのですが、ようやく世間に追いついたという事です。実際今回の接種場で接種を受けている人たちを見ているとかなり若い人たちがほとんどで私のような「老人」はほとんど見かけませんでした。

 

 そろそろ、行動規制も全面的に緩和の方向のようですが、それでも 接種証明のない人は逆に行動が規制されるといった方向になりそうです。まあその流れに引っかかる以前に接種できてほっとしたというところです。


 昨日は抗酒剤について書いてみたのですが、アルコール依存症医療にも新しい薬は出てきています。医学はどんな病気も克服しようと常に進歩していると感じられるのです。

 

 8年ほど前にアカンプロサート:商品名 レグテクトが認可されました。これは飲酒欲求、それも生理的に起きるものを抑制するという薬です。断酒を始めて1年足らずと言う頃には突発的に起こる飲酒欲求と言うものがあるのですが、それを抑制づるものです。ただ酒が飲みたくならないという訳ではありません。

 

 3-4年前にはネットで、アカンプロサート製剤の個人輸入サイトがかなりありました。どうもこの薬で、飲酒欲求を止めてアルコール依存症になるのを阻止できる、と言う触れ込みだったようです。

 

 

あくまでレグテクトは、断酒の助けになるというもので、ウエブサイトに書かれたようなことは期待できませんでした。今はその手のサイトは残っていないようです。

 

 2~3年前に認可になったのがナルメフェン:商品名 セリンクロ ですがこれはなんと酒を飲んでも酔っぱらわない、と言う薬です。実態は、経験者によると変な酔い方をするそうです。いとにかく酒を飲んでも美味しく感じないという薬です。この薬を飲めば酒がおいしくないので酒量が減るだろうという薬です。その効能から見てもこの薬で断酒ができるわけではありません。

 実際医者も節酒には使えるかな?程度の認識です。そしてなぜ医者が節酒を取り上げるかと言えば、いきなり断酒を持ち出すと患者が逃げてしまうから、とりあえず節酒の可能性もあるとして医療にかかってもらうためなのだそうです。

 

結局のところ抗酒剤でもレグテクトでもセリンクロでも薬一発で断酒ができるわけではありません。これらの薬の助けを借りながら地道に一日断酒を届けてこそ断酒は成り立つのです。


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