つい体験談を語ってしまった | 断酒てへ日常

断酒てへ日常

断酒を続けること、そのために断酒例会に毎日出席を続ける日々

 この4月から自治会の役員になってしまって、毎週第2土曜日は役員会に出席することになってしまいました。そしてその私にとっての2回目の役員会が今日ありました。

 

 それで、前回の役員会の時の記事

に書いたように、私の歓迎会と前会長の慰労会が酒抜きの昼食会と言う形で行われました。先の記事に書いていたように、私が、アルコール依存症で断酒している身だということは、参加メンバーにはすでに周知されています。

 今回の昼食会は、新しい自治会長の意向で、各役員の過去とか現在の立場、趣味などお互いの個人的事情を話して、相互の理解を深めようということなのです。

 それで、若いころは広告業界で働いていて、その内情の派手なこととか、現在の家に住み着くまで子供の頃から海外も含めて何十回も引っ越しをしたとか、建設業界に勤めていて、大ぴらに話せないようなことを、役所相手に仕事したとか、各人の色々な事情の話を聞きました。

 

 それで私の番になって、私の父が65年前にこの地に家を建てたところから始まって、ラジオ少年から、電子技術者になって会社に勤めるようになったというような話をしました。そして会社に入ってから、だんだん大酒を飲むようになって挙句の果てにリストラされた、なんてことを話していました。

 

 この流れは、初めての例会場に行ったとき、自己紹介として、いつも話している内容のほぼそのままで、むしろ何も考えないでも、いつものように話してたのです。日ごろから自分史を話すことがしばしばあるというのは、世間では珍しいかもしれませんが、断酒会ではむしろありふれたことです。

 問われるままに、かつてどれくらいの量を飲んでいたかも話しましたが、やはり、依存症になっていない人とは量が全然違うのですね。日ごろ、断酒会の中で酒についての話をしているのが、たまに普通の人と、酒について話すと、自分たちの飲み方がいかにかけ離れているかを感じさせられます。

 

 話をして色々質問されて答えましたがやはり、依存症についての質問が多くそれに応えはしたのですが、酒を止めることの苦労についてはもうちょっと、話したりなかったと後で思いました。

 普通の人とこの手の話をするときには、こちらの立場にいるものとして、啓発活動になるような話をしたいとは思うのですが、十分意図が伝わったかは何とも言えないところです。


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