こんにちは。大阪府池田市/阪急宝塚線池田駅の自然療法整体院【関西カイロプラクティック】院長の鹿島 佑介です。
最近水曜日の定休日はTOHO系の映画館は１２００円で見れるので、ひとりで映画見に行くことが多いです。
先日、あまり何も考えずに見た映画で号泣。
その映画は『護られなかった者たちへ』です。
内容は言えないですが、とにかく俳優陣の演技がえぐすぎて心が痛くて。
決して犯人あてゲームではありません。入り込み過ぎて逆にバレバレです。
おそらく監督の目的はそこではないんでしょうね。
この物語の中に生活保護についての話題があります。
決してこの映画は答えを出したり意見をしているわけではなく、いろんな方向から見た「生活保護」を書いており、その中で答えは皆さんで出して、って感じです。
生活保護費を不正受給している人、申請してもなかなか通らない人、自力で生活できないのに人さまに迷惑をかけるからと申請をこばむ人、そして上からの圧力と申請者に挟まれる役所の人、などが出てきます。
今から言うことは、あくまで私が思うことです。
- こういう制度は必ず悪用をする人がいます。仕方がないことではありますが、見て見ぬふりはダメだと思います。しかしこの問題の解決はとても難しく、ゼロにするのは不可能です。ある程度は仕方がないとしないとこの制度は成り立ちません。
- 本当に苦しんでいる、助けが必要な人を助けるのは当然のことです。でも仕事をフルで働いても生活保護と同等の給料しかもらえないという状態はおかしいです。頑張って働いている人がかわいそうです。
- 一度生活保護をもらってしまうと、働く気が無くなってしまいます。頑張っても生活保護と変わらない程度しか稼げないですからね。
- 国民年金を一生懸命払っても生活保護を貰うか働かないと生活できません。なら払わないほうが得じゃね、と思ってしまう人もいます。現実にはそうではないんですが、そう思う人の気持ちもわからないでもないです。
- 役所の生活保護受給課の担当職員は地獄です。部下は申請者と上司から、上司は国から圧力で疲弊しています。申請者の言うことをすべて聞いてしまうと結局悪用につながってしまいます。
- 東日本大震災とかコロナ禍の現在のような特殊な状況では生活保護ではない他のシステムがいるのでは？
すべての人が納得できるようなシステムを作るのは不可能です。
方法としては少しづつ変えていくか、根本を変えていくか。
そう簡単な答えはないけれど考えないといけない、そう思わせるような映画です。
いかに助け合って生きていけるかを考えることが必要かということですね。
本来ならこういう制度が無くても助け合って生きていけるのが理想的ですが、そうはいかないのです。
根本を変えるとなるとベーシックインカム的な考えになるでしょう。
ですがそれを実現するにはおそらく消費税５０％とかになっちゃうんじゃないでしょうか？
どこかの党が言っているように国民にお金を配って消費税は下げてじゃ、あまりにも非現実的ですよね？
少しづつ変えるとしたら今のところ支給額を少し減らしたり特典を少し減らしたりして、より多くの人を助けられるようにするしかありません。
今の景気では賃金が大きく上がることは考えにくいですから。
そして税収を増やし無駄な支出を減らすしかありません。
こういう現実的な話しをきちんとしている党は少ないですね。誰も自分の身を削ろうとは思っていませんから。
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