キールは自然環境に配慮し、市内バスバスを電気車にしたり、自転車自転車道を整備したりしています。

とくに自転車道Veloroute 10 は、車道と立体交差させている箇所もあり、完成した2019年にはとても話題になりました。

キール市内を北部のサッカースタジアムからキール大学キャンパス内を通り、アウトバーンの交差する大型ショッピングセンターの脇を走り、南部の大きな車道に接続して終わっています。

この週末、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭合唱団の練習が学校を会場にして行われます。普通のルートを探すと、ずーっと市民菜園を抜けていくのが一番近そうですが、そうなると標識がないので、カンタンに道に迷います(経験者は語る^^;)。

しかも道が悪い。でこぼこしていたり、ぬかったりして、照明がないので、スリル満点で夕方以降は使えません。

また線路もアウトバーンも平行して走っており、わかりやすい道は車道専用だったり、道を渡るのがとても面倒そうだったりします。

そこで見つけたのが、Veloroute 10 です。これなら、距離も近く一番速そうだし、簡単そう。

ただ普通の道ではないので、標識が出ておらずわかりにくいのでは?
工事はどこまで進んだんだろう?(グーグルアースでは、途中から工事中になってました)
時間はどれくらい見ておけばいいんだろう?

ユーチューブで、Veloroute 10 を走った人の動画など見ましたが、いまいちわからず。


途中ずっと緑の中を走っていくので、道がわからなくなったらおしまいなんじゃ?

しょうがない、時間の余裕のあるうちに走っておくか。
ということで、実際に走ってみました。

思っていたよりもずっとずっと快適でした。

ドイツ人は自転車に乗ると、びゅんびゅん飛ばす人が多いです。まして自転車専用道だったら、私のようにとろとろ走っていたら危ないのでは?と心配していたのですが、杞憂でした。

道幅は充分広いところが大半だし、子どもと一緒に走っている人、ジョギングしている人、通勤なのか、普通にカバンを持って歩いている女性、住宅地のそばではお散歩している老夫婦や、道端のたんぽぽを見つけては歓声を挙げている子供たちまでいました。

前回、この会場に行った帰りに道に迷った記憶があるのですが、このVelorouteには接続道路について標識があり、とてもわかりやすかったです。

何より、自転車道がいきなり工事中になっていたり、道路の片側だけになっていたりする普通の道路と違って、何も心配せず、ただひたすら走っていけばいいというのは、とってもラクチン♪ 大半は舗装されており、街灯も設置されています。

おまけに、緑の中を走っていくので、車の脇を走るのに比べて、断然気分が上がります。

どうして今まで気がつかなかったのかしら。
これからどんどん使おうと思います。