ポーランドと日本の過去の出来事について、北野幸伯さん発行『ロシア政治経済ジャーナル』に興味深い話が紹介されていました。
この話、私は聞いたことがありませんでした。
ご紹介します。

(以下引用)

私が通っていたモスクワ国際関係大学には、いろいろな国からの留学生がいました。
私が特に仲良くしていたのは、ポーランド人、カンボジア人、アフガニスタン人です。

ポーランド人のマチェック君は、ロシア語も英語もペラペラで、社交的な人でした。
そんなマチェック君は、こんな話をしてくれたことがあります。

「僕の母親はね、子供の頃から、

『あなた結婚するなら、日本人の女の子と結婚しなさい!』

と口癖のようにいってたんだよ」

私は驚いて、「なんで????」とたずねました。

マチェック君は、
「母親は、両親、つまり僕のおじいさん、おばあさんから、『日本人はすばらしい!』と聞いて育っ
たらしい。
たぶん、日露戦争で、小さな日本が、巨大なロシアに勝ったこともあると思う。
ポーランドは、ロシアにいじめられまくってたからね。
日本の勝利がよほどうれしかったんだと思う」

私は、「何十年も前に、日本がロシアに勝ったことで、いまだに日本の印象がいいのか!?」と驚いたのです。

ちなみに、フィンランドにいったときも、トルコにいったときも、
「日本はロシアに勝ってすごい!」などといわれました。
「ご先祖様、ありがとうございます!」です。

しかし、横浜市の中学校で社会を教えている服部剛先生によると、マチェック君のお母さんが彼に「日本人と結婚しなさい!」と勧めたのは、日露戦争以外の理由もありそうです。

日本人として必ず読んでいただきたい記事なので、是非ご一読ください。

https://www.chichi.co.jp/web/20200603_hattori_3/

そして、私たちは自問する必要があると思います。
「私たちは、ご先祖様がそうであったように、今十分親切だろうか?」と。