新卒大学生、就活解禁前に就活終了13% | キャリアコンサルタント福井祐平の『What's人財』

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株式会社マイナビが7月10日に発表した大学生就職内定率調査では、6月末時点での内々定率は、44.2%でした。就職活動を終了すると答えた学生も全体で13%いました。



経団連に加盟する企業の新卒採用解禁時期は、8月1日からとされていましたが、非加盟企業や外資系企業の内定を得て、就職活動を終える学生がいることが分かりました。



就職活動の後ろ倒しは、就職活動の長期化による学業への影響を考慮したものですが、8月からに解禁時期が伸びたことでさらに長期化した結果となっております。



就職活動の解禁時期も法的な制限はなく、前倒ししても問題ありません。



リクナビなどの新卒就職情報サイトでは、解禁前に「プレエントリー」という言葉で学生の募集を受付できるようになっています。



実際は、インターンシップの実施や直接学生に会いに行き、解禁前に内々定といった形で内定を出しています。



真面目に解禁時期まで就職活動をしないと確実に損をします。企業側も解禁前に学生と接触する機会を作らないと他社に先を越されます。



政府も「採用選考に関する企業の倫理憲章」の廃止を検討しています。来年度以降の新卒採用方法の変化に注目です。