motoryama7011fの鉄ヲタ日記

おでかけしたい

西国街道サイクリング その3(小倉→光)

2022-06-14 20:10:30 | 旧五街道サイクリング

5月31日、私は徒歩で徳島港(東沖洲)へ向かっておりました。
今回乗船するのはオーシャン東九フェリー、オレンジ色の帯を巻いたフェリーどうごです。
日光街道を漕ぐために東京へ向かった際に乗船したオーシャン東九フェリー。
東京~徳島~北九州の航路のうち今回は徳島~北九州を利用。

というか、日光街道漕いだのもう1年も前のことだったんですね。早い…




オーシャン東九フェリーでは2022年の7月より、コロナ渦の中個室利用慫慂のため割安で提供されていた個室を従来のルームチャージ制に戻すとプレスリリースされております。
今までは個室単位での料金のみが設定されており1人で使うと割高になっていたものが部屋定員で割った1人当たりの料金で利用できる最後のチャンスかもと思い今回は3,000円ほど追加して個室を利用してしました。
最安の寝台区画でも十分快適なのですが、ここなら絨毯敷きの机があるので部屋で靴を脱いで楽な感じで食事をとれるのはメリットかもと思いました。
あと、テレビもついていますが普段見ない人なので別になくてもいいやって感じでした。


オーシャン東九フェリー名物の自販機レストランでお昼ごはん「5種ナムルのプルコギビビンバ丼」
通常であれば1食単位での注文はできない食卓便のサービスですがオーシャン東九フェリーであれば1食から食べられます。これが結構おいしいんですよ。




晩御飯は値引きされていたミートソーススパゲティとパックごはん。
宇和島名物のじゃこ天が入ったパックごはんが新商品として売られていたので買ってみました。美味しかったです。

自販機だけとはいえ徳島発着で利用するなら1泊するだけなので全然不自由しないシステムだと思います。
むしろ、夜中でも気軽に買えてしまったりするので逆に散財してしまうのかも…(笑)


14時ごろに乗船し翌朝まで、そこそこ長めではありますが程よい乗船時間で楽しめました。


オーシャン東九フェリーは瀬戸内海を行かず太平洋側を抜けていくのですが、室戸岬~足摺岬の間の土佐湾の箇所以外は意外と陸地に近いところを通っておりスマホの電波は割とちゃんと入りました。


全力でぶれているこの画像は足摺岬の沖合。船内からこれだけの明かりが確認できるほどには近いところを航海しています。


320円の連絡タクシーに乗車して門司駅へ。利用者は私だけで運転手さんとお話ししながら送ってもらいました。
タクシー1人利用で山越え区間を約10km20分ほど乗ることを考えるとかなり破格で乗車させていただいちゃったなと思いました。ありがとうございました。




6:15 小倉駅前 セントシティ横ステーションにてレンタル開始。


6:37 門司駅北側の赤レンガ倉庫




このエリアって結構赤レンガ倉庫が多く残っていて面白かったです。
関門製糖の工場では現在も赤レンガ倉庫が現役で、新しい部材と組み合わされて運用されているのがかなりいい感じです。


小森江駅を出て1つ目の踏切がいい感じだったので九州を出てしまう前に列車の撮影を。
やって来たのは珍しく特急列車、朝に3本だけ門司港始発で設定されている特急列車のうちの2本目の列車、かもめ101号佐賀ゆきです。
DXグリーンありの787系7両編成、かっこいいものが見られました。


続いてやって来たのは811系リニューアル車。前に九州に来たときはまだリニューアル車のほうが少なかった気がするのですが…


何気なく撮っていたのですが、後ろ側の編成は走行中に検束できる装備を備えたRED EYEでした。ちょっと珍しいかも。


このポイントで狙いたかったのは実は上り門司港行き、関門製糖の煙突を背景にやって来たのは415系でした、最高です。




門司港駅を過ぎ、門司港レトロ観光線にそって和布刈に向かいます。


7:40 関門トンネル人道入口


人道トンネル内は車両の走行が禁止となっており、自転車・原付は押して進まねばなりません。
水曜どうでしょうの原付西日本で100円タレント二人だけ別行動させたあの場所です。
トンネル内で折り返してウォーキングを去れている方が結構多くおられました。




陸続きになっていない福岡県と山口県の県境を越えます。


まだまだ目的地は先ですが、関門突破!だそうです。




自転車の通行料金は20円でした。徒歩だと無料です。


駅で言うと埴生~厚狭のあたりにある談合坂。結構な坂道を上ったと思ったのに2桁の標高…
談合坂といえば甲州街道野田尻宿ですが、こちらもそういったエピソードがありそうな気がします。


厚狭駅の近く、国道二号線と交差するポイントにて。
線形がかなり良さそうなのですが暫く列車が来ないみたいだったので撮影はできませんでした。

なお、この箇所ですがちょっと面白い場所だったりします。高架道路の国道2号線からわざわざ地表に降りるのが億劫だったのでわかりやすい写真はないのですが…


雑な図ですが簡単に表すとこんな感じです。
新幹線が出来る前は今より本数が多く、それこそ今回のように暫く列車が来ないので撮れずじまいなんてこともなかった山陽本線。
そんな路線を横切って通る列車がこれまた多数運行されるとなると、平面交差で凌ぐわけにはいかなくなってきます。
かつては宇部線~美祢線間で宇部興産の貨物列車が多数設定されておりました(国鉄の赤字路線割増運賃の振り分けで貨物が儲かっているからと除外されたほど)
このため厚狭駅と2つ隣の宇部駅の間には交差支障なく山陽本線を跨ぎ越すための貨物支線が存在していました。
その後の新幹線開業と貨物列車廃止によって廃止されてしまったものの、今でも線路があったスペースや立体交差地点の名残が残っています。


その先で山陽新幹線と交差、こちらなら本数は結構やってきます。
トンネルを出てすぐの地点なので厚狭駅を通過するのぞみ号などを撮影するのは難しめですがこだま号なら比較的低速で狙いやすかったです。


かつて宇部駅から北上して船木鉄道が通っていた船木を過ぎると国道二号線は山を突っ切り厚東に抜けます。
この区間の国道二号線は左右にカーブが多く歩道が無いのに交通量が多い道で自転車泣かせな気がしました。
そんな早く抜けたい区間ですが一か所どうしてもよしたいポイントがこちら。




かつて紹介したことのある宇部興産専用道路。日本一の私道でアメリカンなダブルストレーラーが宇部と伊佐鉱山の間を走っています。


スカニア製の新しい車両もやってきました。この顔結構好きです。


赤茶けた色の屋根が並ぶ様子を見ると山口県を走っているんだなぁというのを実感します。
石州赤瓦のこの色合い出そろった街並み、どことなくイタリアというかそこらへんと近しいものを感じます。


12:10 周防長門国境
今はともに山口県ですがかつては別の国、宇部市を出てここからは山口市に入ります。


すぐ近くにはおいはぎ峠という物騒な名前の飲食店が。残念ながら店休日でした。
調べてみたところ"ジェネリック"山賊と紹介されていました。おぉある意味わかりやすい。


石州赤瓦とともに山口県らしい黄色いガードレールも沿道に現れました。


13:38 防府市へ
「幸せます」という怪レい日本語は方言らしいです。実際そんなに使わないけど地域PRのキーワードフレーズとして多用されてるみたいな感じがします。


折角ミクニの自転車を借りているので全く関係ないものの三国重工業の前で記念撮影。




14:25 防府大橋
山陽新幹線に乗っていると国道二号線・山陽自動車道と並走するこの箇所に覚えがある方もいるかもしれません。
並走したままこの先でトンネルに突っ込んでいくためトンネルが4本ずらっと並んでいます。


国道二号線防府バイパス防府第三トンネルにて。
バイパス道でありながらちゃんと舗装が用意されていて遠回りを強いられることが無いというのはありがたい限りです。


バイパス道なので結構高い場所から防府の市街地を見下ろします。






15:37 椿峠 標高94m
結構な坂を登って来たかなと思ってもこの高さ、やはり海沿いは全体的に見て平坦です。
峠を越えると自治体が変わり、徳山駅を中心駅とする周南市へ。


15:50 道の駅ソレーネ周南
戸田地区の中心地付近にある道の駅。屋根は大きいものの道の駅としての規模は結構小さめだなぁと思ったり。


猫がくつろいでいました。この距離まで近づいても逃げないってかなり人間慣れしてますね。


少し進んで国道二号線沿いに立地する戸田駅へ。
この駅舎の雰囲気、背景も相まって最高じゃないですか?


17:19 ローソン徳山新宿通店で休憩。
この時間に徳山となるとどこまで進むか迷いものです。
ちなみに購入した水は冷却用。インナーウェアの上からだとすぐに流れていかず気化熱でじわじわ涼しさが続いてくれます。


櫛ヶ浜を出ると線路は玖珂経由の岩徳線と柳井経由の山陽本線に分かれます。
国道二号線に沿って行くなら岩徳線回りなのですが、途中に泊まれそうな都市が無いことから山陽線周りの国道188号線経由を選択。


結構前ですがClass800陸送イベントを見に行った懐かしの下松・日立製作所前に到着。
工場内なので撮影は控えましたが、西九州新幹線用のかもめ号N700系がちらっと見えました。


さてこのあたりで日も暮れてきそうなので宿を確保することに。
流石に岩国までは着けそうにないので柳井に泊まれれば…

と思っていたのですが、平日なのに柳井のホテルがどれも満室…
翌日以降の状況を見る感じどこも空いているので、直前予約を蹴っているだけな気がします。
山陽地方の都市は工場が立地していることも多いので出張の需要という説もありますが、柳井の規模で全滅とは情けない…


下松市を出て隣の光市へ。この2つの市は隣接しているのにその間には1つ山を隔てており、山陽本線と国道188号線は海沿いにへばりつくように進んでいきます。
松の木が立ち並ぶいい感じの雰囲気の道、いい雰囲気です。


19:28 光駅に到着。
記事タイトルからばれちゃってますが、この日の目的地はここ光です。
駅がある虹ケ浜地区から約4km進んだ光井地区のほうに市役所・郵便局・警察署などが集中しています。
鉄道で訪れるとなるとこの距離感は困ってしまいますが自転車なら問題ありません。


そんなわけで20時前と早めですが本日のお宿、ホテル光ヒルズへ。
ソフトバンクの白戸次郎が光へ行くCMでも出てきたホテルです。
ウェルカムドリンクがアルコールありなのがやるなぁと思いました。コークハイを頂きました。


晩飯はコンビニで調達。体が米と肉と冷たい麺類と甘未を欲している…


山口エリアのセブンイレブンでは限定のおにぎりが売っています。
山賊むすびは売っていませんでしたがシリーズの海賊むすび&しそわかめとつぼ漬けをゲット。
コンビニ飯でも意外とご当地商品を扱ってくれていたりするの嬉しくなっちゃいます。


この日の移動は約125km。まだまだ山口県は続きます。

つづく。


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1 コメント

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Unknown (nerotch9055)
2022-06-14 23:02:36
こんばんは!
鉄道、自転車、そして船旅までをも楽しむなんて、もう達人の域ですね!
私もこのような旅行に行ってみたい!
(*⌒▽⌒*)

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