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偏愛的プレミアリーグ見聞録

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【Chelsea×Tottenam】セットプレーから2発ゲットのチェルシー、スパーズのサイドを封じて完勝!

勝てば7位ニューカッスルに1ポイント差に迫るチェルシーと、敗れればCL出場権獲得が厳しくなるトッテナム。スタンフォード・ブリッジのロンドンダービーは、両者ともに落とすわけにはいかない一戦です。ポチェッティーノ監督は、チアゴ・シウヴァとディサシを欠く苦しい布陣。ポステコグルー監督は、ジェームズ・マディソンをベンチに置いています。

さっそく、ホームのチェルシーから先発の11人をチェックしましょう。GKペトロヴィッチ、DFギルクリスト、トレヴォ・チャロバー、バディアシル、ククレジャ。2センターにカイセドとコナー・ギャラガー、2列めはノニ・マドゥエケ、コール・パルマー、ムドリク。ワントップは今季プレミアリーグで10ゴールのニコラス・ジャクソンです。

対するスパーズは、ヴェルナー以外の主力は揃っています。GKヴィカーリオ、DFペドロ・ポロ、ロメロ、ファン・デ・フェン、エメルソン、センターはパペ・マタル・サールとイヴ・ビスマ。ブレナン・ジョンソン、クルゼフスキ、ソン・フンミンの前にリシャルリソンを配する4-2-3-1です。立ち上がりのポゼッションはスパーズ。ブルーズはプレスで対抗しています。

5分に右サイドに出たパペ・マタル・サールが2度めのボールロスト。奪ったムドリクが縦に出したラストパスは、完璧なタイミングでした。抜け出したニコラス・ジャクソンはヴィカーリオと1対1。GKに当たってゴールに向かったボールがラインを越える直前に、戻ったファン・デ・フェンがスライデングでクリアしました。

直後、中央からドリブルで仕掛けたムドリクはペドロ・ポロをかわし切れず、左に出て放ったシュートはニアポストの外。ククレジャが中央に絞る布陣は、妥当なのでしょうか。ムドリクがポジションを下げると、ペドロ・ポロとブレナン・ジョンソンが前を向いてプレイできる時間が増えてしまいます。

ククレジャのパスで、ニコラス・ジャクソンが左から上がったのは17分。ボックスに入ったストライカーは自分で打たず、外から追い越してきたククレジャに預けました。ファーに流れたグラウンダーに走り込んだギルクリストのダイレクトショットは、クロスバー越え。19分にエメルソンを抜いてゴールライン際に出たノニ・マドゥエケの折り返しは、ロメロがカットしています。

23分、ムドリクのきれいなサイドチェンジがノニ・マドゥエケへ。カットインから左足を振り抜くと、ボールはイメージよりも浮いてしまったようです。1分後、チェルシーの先制ゴールはコナー・ギャラガーが左に浮かしたFKから。外からフリーで入ってきたトレヴォ・チャロバーのヘッドは、ヴィカーリオの指先を越えてネットに届きました。

32分には、エメルソンとイヴ・ビスマをかわしたコール・パルマーの高速パスが、逆サイドのムドリクへ。中に持って放ったコントロールショットは、ファーポストの外を抜けていきます。38分、右からのFKをファーに入れたのはペドロ・ポロ。競り勝ったロメロの決定的なヘッドは、惜しくも左ポストの外です。

偽SBとして中盤に加わっていたククレジャは、ブレナン・ジョンソンにボールが入りそうになるとしっかり戻っています。ペドロ・ポロとのワンツーで、ブレナン・ジョンソンがSBの裏を取ったのは追加タイム1分。中央でグラウンダーに先着したパペ・マタル・サールは、右足のダイレクトショットをトレヴォ・チャロバーにブロックされました。

前半のシュート数は11対3、オンターゲットは3対0。チェルシーが優勢で、スパーズは変化が必要です。後半の立ち上がりは、アウェイチームが左右から猛攻を仕掛けていますが、フィニッシュはことごとくホームチームの守備陣がカットしています。52分に左からのFKを蹴ったのはペドロ・ポロ。直接狙ったボールは、トレヴォ・チャロバーが頭で外にクリアしました。

スパーズの左からのアタックが増えたのは、ハーフタイムに戦い方を確認したからでしょう。前半は消える時間が長かったソン・フンミンにボールが集まり始めています。61分にパペ・マタル・サールのボール奪取から始まったショートカウンターが止められると、ボックスにスプリントしてスルーパスを受けたペドロ・ポロの一撃は、ペトロヴィッチが外に弾き出しています。

ポステコグルー監督が動いたのは63分。パペ・マタル・サール、イヴ・ビスマ、リシャルリソンに代えて、ジェームズ・マディソン、ホイビュルク、ベンタンクールを投入しました。68分のカウンターは、最前線のソン・フンミンに預けたジェームズ・マディソンのヒールキックが秀逸でした。左から上がったブレナン・ジョンソンは自ら打たず、パスを選択します。

ゴール前に流した斜めのボールに、走り込んだエメルソン・ロイヤルは触れず。チェルシーの追加点は72分です。コール・パルマーのFKがクロスバーを叩き、跳ね返ってきたボールに先着したニコラス・ジャクソンがヘッドで左隅へ。呆然と立ち尽くしていた20番は、PKを外してしまったかのような表情を浮かべ、いちばん最後にセレブレーションの輪に加わりました。

2-0となった74分、右からホイビュルクがクロスを入れると、ファーでフリーだったブレナン・ジョンソンはミスキック。ポチェッティーノ監督は75分にムドリクを下げ、カサデイを入れて中盤を厚くしています。78分、ブレナン・ジョンソンに代わってブライアン・ヒル。足を痛めたギルクリストが85分に下がり、代わって入ったのはプレミアリーグデビューのアチェンポンです。

87分、右からのFKをコール・パルマーが直接狙うと、ヴィカーリオが上に弾き出してCK。ジェームズ・マディソンが最終ラインまで下がってボールをさばいているようでは、頭数が多い敵陣を崩せないでしょう。90分のCKから混戦となり、最後に加わったロ・チェルソがシュートをブロックされると、こぼれ球を拾ったジェームズ・マディソンのミドルは浮いてしまいました。

ゲートに向かうアウェイサポーターが増えたのは、6分の追加タイムで2点は無理と諦めたからでしょう。セットピースからの2発でチェルシーが勝ち切り、ウェストハムをかわして8位に浮上。3連敗となったスパーズが残り4試合をすべて勝っても、アストン・ヴィラが2勝1敗なら5位フィニッシュです。

単純なパフォーマンスでMVPを選ぶなら、ドリブル成功4回で守備の貢献度も高かったノニ・マドゥエケ。試合展開を加味するなら、デュエル全勝とブレナン・ジョンソンを封じた偽SBククレジャです。19本のシュートのうち9本をブロックし、3本のオンターゲットをGKの正面にしか打たせなかった守備陣の集中力を称えたいと思います。

苦しいシーズンとなったチェルシーですが、24節のクリスタル・パレス戦以降は5勝5分1敗と持ち直し、ビッグ6との直接対決では3勝4分3敗と互角に戦えています。残り4試合を3勝1敗以上で終えられれば、マンチェスター・ユナイテッドをまくって欧州の出場権を獲得できるのではないでしょうか。次節はすぐ上にいるハマーズ。もちろん、必勝です。


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