「キックボクシングのぱんちゃん璃奈が詐欺容疑で逮捕」もう二度と業界には戻って来るな
メンタルコーチ横山です
活躍しているスポーツ選手が不祥事を起こすと、いつも怒り、心が痛む
実力もなく、無名な選手なら、マスコミも相手にしないが・・・
スポーツで活躍している選手は、注目の的であり、大きなニュースになる
今回の不祥事で
家族や知人、キックボクシング業界に与える影響は大きい
さらに、彼女に憧れている人達、純粋な子ども達に与える影響は計り知れなく大きい
普段、コーチや指導者からは
強くなるには、上達するには
「心が大事やで!」
「感謝が大事やで!」
そんな指導が、一瞬で崩れ去る
詐欺をするような人でも
「勝てるんや!」
「璃奈は運が悪かっただけ!」
「強い人も、悪いことするやん!」
そんなことが、心の奥底で芽生えていく・・・
ニュースでは、
神妙な面持ち、反省と謝罪、再建を目指すなどの記事が目立つが、それは彼女の一面であり、本心は何もわからない
そんな中で、多くの人達が、戻ってきて欲しいと願う
私は、
正直、中途半端な状態では、表舞台に二度と戻ってくるなと思っている
頑張って、反省し、奉仕活動をし、影で、復活をする日を目標にトレーニングに励む
今回の不祥事で、何が悪かったのかを反省して、二度と悪いことはしないと決意を新たにする
1年、2年とほとぼりが冷めた頃に、復活してくる
人は、一時的には、頑張って、表面的に自分を変えることはできるが
長年培ってきたものは、そんなに簡単に変えることはできない
なぜなら
「詐欺に遭った」経験から
詐欺に遭った = 自分も詐欺をしていい
という図式が成立してしまった
はじめは、騙した人が絶対悪いと思っている
でも、騙された自分も悪いとも思っている
騙してはいけないということがわかっていながら
人を騙すには、ある心理が働いていたのかも知れない
殴られたら、殴り返す
騙されたら、騙し返す
損をしたら、同じ事で損を取り返そうとする
騙された経験から、騙して取り戻そうとする心理が働いたのかも知れない
格闘家なら
やられたらやり返すって、当たり前なのかも知れないけど・・・
たとえ、彼女にそれなりの言い訳があったとして
根本的に解決しない限り、今後も、様々な場面で、表面化してくるだろう
だから、
ウソはついても良い
→ バレなければ人を騙しても良い
→ 詐欺の被害に遭った
→ 私も人を騙そう
ウソはついたらイケない事が当たり前の人には、この循環は起こらない
璃奈選手の今回の不祥事は、子ども達にとっては、悪影響かも知れません。
でも、逆に
子ども達に良い影響を与えることもできる
「どんなに強くても、チャンピオンでも、悪いことをしたら、一瞬で今までの努力が水の泡になってしまう」
最後に、璃奈選手には
不祥事で、どん底を味わうかもしれない
でも、あきらめない姿、復活していく姿を子ども達に見せて欲しい
復活したときには、格闘家として、人として、さらにパワーアップしている姿
誰でも過ちを犯すものだ
でも、その過ちを克服して、子ども達の模範となり周りの人達に良い影響を与える事ができる存在になって欲しい
子ども達に本当に必要な模範って
これから子どもが体験しうる困難をどうやって克服していくのか
その姿を見せることが、子どもの教育だと思っている
父親もカッコイイ姿だけを見せるのではなく
無様な姿も見せることだ
大切なのは、困難とどう向き合って、復活していくのか
その姿を、子ども達に見せることだ
困難に出会った選手達に、いつも伝えていることがある
人は、つまずいて転ぶこともある
「転んだら、ただで起き上がるな」
とか
「100回 悪いことをしたら」
「101個 良い事をしろ」