【一口馬主】YGGオーナーズクラブ 募集馬検討 その1 | 紅い丑と蒼い波&Vamos S-pulse

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清水エスパルスのサポーターかつ静岡人でありながらオリックス・バファローズのファンが、つれづれなるままに書いております。
最近お腹の出っ張りが気になってきたので、腸活ダイエットを始めましたo(^▽^)o

ショレアドルチェでお世話になっているYGGオーナーズクラブさん。

YGG?っていう方も多いと思いますが、元はダートGⅠで大活躍したブルーコンコルドを輩出したブルーマネジメントがリニューアルしてできたクラブです。

 

コメントの更新頻度が多く、丁寧な対応に好感が持てます。

今年はサマーセールの前に落札してほしい種牡馬アンケートを行い、出資者の希望に添った運営をしようという想いが見えました。

 

 

 

まだYGGになってからの顕著な実績はありませんが、地方馬の募集なんかも今後考えているようで発展に期待しています!

 

今回は募集番号1-5番の馬について検討します。

 

No.1 ブルーポラリスの19  美・田島厩舎 1320万円

父:エスポワールシチー 母父:ウェイオブライト

母:中央2勝・出産時16歳・6番仔・産駒中央勝ち上がり1/4(計1勝)

産駒イメージ:ダートマイル~中距離で堅実に走る

 

分析:エスポワールシチー産駒であり産駒実績を見てもダートか。母高齢で産駒実績は特筆すべきものはなくやや高めの印象。

 

No.2 ドリーミングバードの19  美・松山厩舎 770万円

父:アルデバランⅡ 母父:フォーティーナイナー

母:不出走・出産時20歳・11番仔・産駒中央勝ち上がり7/9(計9勝)

産駒イメージ:2歳戦が勝負。本質的にはダート短距離も2歳の芝の番組が多い時期は芝で出走を重ねていく。

分析:希少な青森県産馬かつアルデバランⅡ産駒。ダート短距離が主戦場だろうが、芝1200mでも案外やれるかも。高齢出産だが、2つ上の半姉テリオスヒメ(18歳時の産駒・父リアルインパクト)はダリア賞2着と健闘したことを考えるとかえって格安になる分お得かもしれない。本馬も新潟芝1200mや函館・札幌のダート1000mで勝ち上がり早いうちに賞金を稼げればといったところか。懸念材料としてはミスプロの2×3という超強烈なクロスが気性や体質がどう出るかだが、牧場でのコメントを注視していきたい。

 

No.3 マネーペニーの19 牝 美・大竹厩舎 2640万円

父:ドゥラメンテ 母父:Monarchos

母:北米4勝・出産時16歳・7番仔・産駒中央勝ち上がり4/5(計10勝)

産駒イメージ:成長力があり芝マイル~中距離で本領発揮

分析:二歳リーディング争いで期待通りの活躍を見せるドゥラメンテ産駒。マンカフェ産駒の半兄・半姉は共に4勝している。その後2年連続ディープを種付けするもそちらはそれぞれ1勝止まりであり、やはり血統は難しい。それもあってか一つ上の全姉(モズオリンピック)より、SS系(ディープ系)からキングマンボ系のドゥラメンテに指向を変えてきた。ドゥラメンテ産駒がダートを走っていないのでよくわからないが、おそらく芝のマイルから2000mくらいが適正ではないかと思われる。

 

No.4 ブルーボサノヴァの19 牝 美・和田厩舎 1320万円

父:エイシンヒカリ 母父:パイロ

母:3勝・出産時8歳・初仔

産駒イメージ:基本はダートの短めだろうが芝適正を試しても面白そう

分析:エイシンヒカリ産駒はまだ傾向が掴めないがやはり芝・短距離~マイルが適正になるのだろうと思う。一方母はダート血統でダート一筋42戦。育成牧場からも母似とのコメントがあり本質的にはダート短距離が主戦場だろうが、父を考えると芝も試してみる価値はありそう。初仔でもあり今後の成長を見守りたい。

 

No.5 シンラバンショウの19 牝 美・新開厩舎 1320万円

父:ドレフォン 母父:サクラバクシンオー

母:1勝・出産時7歳・初仔

産駒イメージ:仕上がりの早い芝短距離馬

分析:新種牡馬ドレフォン。米チャンピオンスプリンターであるが一本調子のダート短距離専門種牡馬という感じではなく、ある程度の距離までこなせそうで芝も対応可能な産駒も出てくると個人的には期待している。母はノーザンファーム生産馬(GF愛馬会募集)で新開厩舎に所属しており本馬はその初仔であることから、師も思い入れがあることだろう。2歳11月の新馬(東京芝1400m)勝ちの実績からも、早くから活躍してくれることを期待。

 

今回はこの5頭を検討しました。

高齢出産馬や初仔が多くなかなか見極めが難しいですが、個人的にはドリーミングバードの19が気になりました。

値段の手頃さもそうですが仕上がりが早いというのは武器になります。特に、3歳未勝利が本日を持って終了したようにどんどん初勝利という結果を出すため与えられる時間が短くなってきておりその傾向は今後も加速すると思います。

 

そしてそれが、権利(前走5着以内)無しの馬は、まずレース出走することすら難しいという事態を引き起こしています。勿論じっくり育てることも大切ですし、本当はそうして欲しいですがそれは限られた未勝利戦出走のチャンスを確実にモノにできるひと握りの馬に限られているように思います。どこかで折り合いをつけて実戦の場に歩を進める必要があるわけで、そこで仕上がりの早さが武器になってきます。

 

YGGは新興クラブなのでほぼどの馬もある程度まで育成が進んでから出資判断をすることができるのも特徴です。本馬もその他の馬も育成を始めて思わぬ変わり身を見せてくれる可能性があると思いますので注意して見ていく価値があるでしょう。