鍼灸師「おおしたさん」のブログです

東京都港区南青山で開業20年 / 6月から広島に帰る予定です

不妊治療を経ての中絶

2023年03月13日 | 健診・検査・予防接種

この↓↓ブログを読んで思ったことを書きました。

不妊治療を経ての中絶
高齢出産と呼ばれる年齢で不妊治療をし、次の妊娠が有るのかどうかわからないにもかかわらず中絶を選択肢。
う~ん、私にはよくわからない

出生前診断を周りがみんな受けている(1)。海外ではそれが当たり前だと言われたら、それを選択するのもよくわかる。しかし海外の人の持つドライさ、そのドライさがないと中絶をずっと負い目に感じるかもしれない。

障害があって良かった,つらかった
障害がある子どもだったから、家族の絆が深まった。この子のおかげでみんなが家族になれた。この子のおかげで皆が目標を持ち、支えあう事ができるようになった。
そんな話を聞く反面、こんなはずではなかった、障害のある子が生まれるだなんて誰も教えてくれなかったとか、NICU / GCUに一度も足を踏み入れることができなかった、そんな話も聞いた事がある。

陽性でなくてラッキー、ではない
出産する前からこのようなことに一喜一憂して、果たして子育てができるかどうか。問題を指摘された場合はどうするか、検査前に夫婦でしっかり相談していた場合と、検査後初めて二人で本音を言い合った場合とでは様子が違う。陰性と分かってラッキーでは決してない。診断を受けるということは、障害がある場合をリアルに想定して受診しないといけないと思う。

その、かなりシビアな決定を夫婦でしなければいけないわけだ。胎児を殺してしまったという後悔を持つ人も少なからずいるわけだから(2)

将来必ず死ぬ子どもを産むわけである
死への不安は誰にも訪れるものだが、かくいう私もその例外ではない。実際その不安が強い時はかなりきつい。そんな中、仏教が「この世は苦しみだけ」だと言っているのを知り、勉強するようになった。この世を、この苦海を、必ず死ぬという運命の前で悶え苦しみながらどう生き抜くか、考えることが多々あった。

出産を最善だったと思ってもらいたい
出生前診断を受けるなというのではない。その覚悟のほどはどうなのか、ということだ(3)
この診断を受けて苦しむ人がいたので、このような話を書いてみた。確かに出生前診断を検索するとクリニックの広告しか出てこない。診断をうけろ!と言わんばかりの同調圧力、冷静に広告を観察すれば、その商売臭に辟易してしまう。

それでなくても子育ては長丁場。生まれてからも事故に病気、子どもが寝たきりになることもあるのだ。診断で陽性出なかったとしても、育てにくいと感じる場面はどの子にもある。発達障害があってもなくても、相性で子どもを好きになれないという場合もある。

少しでも子育てのリスクを少なくしたいと言うのはよくわかるが、障害があろうがなかろうが、どんな子どもであろうとも、ほぼ確実に無茶苦茶大変である。

とにかく思いはただ一つ。どんな選択をしても、その出産が、その子育てが最前だったと思ってもらいたい。出生前診断を調べまくるより、本当の意味での子育て、そのための事前のリサーチこそが大切なのではないかと思う。


初っ端から出生前診断ありきでNIPTに誘導されます。

(抜粋)
出生前診断を受ける割合は?
広い意味において、出生前診断を受ける妊婦の割合は、100%です。
妊婦が何らかの検査を受けるということは、出生前診断を受けていると言えます。


「陽性」確定の9割が「中絶」に
2013年の導入以降、5年半の間に、6万人を超える妊婦が新型出生前診断を受けています。“陽性”が確定したのは約890人。そのうち9割が中絶に踏み切っているのです


何故だが故意に読みにくく書いているとしか思えないのだが、染色体異常の確率は20代で0.1%程度(1人/1000人) 、35歳位で0.3%(約1人/300人)、40歳以上の初産で1%(1人/100人)とある。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿