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ジョイスティックカー ゴールド免許になりました!

明るい話題^^ ジョイスティックカー限定での運転免許交付(県内初認可・第1号)から6年...更新にて、ついに「ゴールド免許」を交付(令和元年7月)して頂きました!記事が遅くなりました^^;

 

自動車の免許証カラーは、初心者ドライバー(グリーン)、一般ドライバー(ブルー)、優良ドライバー(ゴールド)で区別されています。自分で運転する夢を叶えてから、安全運転の証明としてゴールド免許の取得は通過点として目指したい目標でした。ここまで無事故無違反(免許証の加点対象となる事故や違反)で到達出来たのは嬉しい限りです。

 

ゴールド免許は運転しないペーパードライバーも多く保有されているので、特に珍しいことではないですが、私は走行実績が年間平均1万2千キロメートル以上あるので、良い成績と言える方ではないでしょうか。いつも安全運転を心掛けていますが、予期せずヒヤリとする場面もあるので、運も良かったと思います。

 

▼令和になって間もない令和元年交付のゴールド免許!おかげ様の無事故無違反で交付です^^/

 

改めて、ご存じない方のためにも(私の場合の)特殊改造した“ジョイスティックカー”の特徴を簡単に説明します。

 

【1】 車椅子に乗ったまま運転出来る。

 → 車椅子のまま車に乗り込み、標準シートに移ること無く(標準シートは撤去)、車椅子を固定することで車椅子が車の運転席となります。

 

【2】 ジョイスティックレバー1本で運転できる。

 → 車が走るために必要な、ハンドル、アクセル、ブレーキの動作を、手元のジョイスティックレバー1本で車の運転操作が出来ます。

 

自分の不自由な身体に合わせたオーダーの特殊改造で、自分が単独でも自由に外出を可能にすることが必須条件でした。身体の稼働域が少ない方でも繊細な動きが出来ればジョイスティック運転が可能です。(人それぞれ身体の不自由な状態により、求める改造内容も異なります。)

 

▼車椅子ままスロープで乗り込みフラットな車内を1直線!そのまま固定して車椅子が運転席に!

 

特殊改造した運転補助装置と言っても、車として求められる安全性能と、ドライバーとしての責任は他の方と変わりません。私の場合も、車両認可から免許取得まで、全て公式に認められるプロセスを経ています。国や県の認可施設は、問題なく運転無く運転出来るか否かは厳しく確認されますが、そこに問題がなければ、むしろ社会に自由に行動できることを後押ししてくれるような印象があったのは嬉しかったです。


私が免許取得当時、開発間もない国産ジョイスティック運転装置で走ることは、突然のトラブルなどの不安を抱えながらでした。それでも改造メーカーさんが常に安全を第一に考え、最善の対応してくれているという信頼を持ちながら共に歩んできました。この装置の魅力だけでなく、問題点や不安な点も遠慮なく語ることが装置向上のために1ユーザーとして必要だと考えています。

 

初めて見る方は、時々レバー1本で運転が簡単そうだねと言われる方がいますが、全くそんなことは無くて^^; 正直、公道を走れる運転習得までの難易度は高い方かと思います。もちろんジョイスティック運転に慣れていくことで、一般運転と遜色の無い走行は出来ます。

 

▼レバー1本タイプのジョイスティック運転装置!通常の車と遜色ない安全走行が出来ます!

 

免許取得時から、信頼性あるジョイスティック運転装置&ジョイスティック運転装置での安全運転により、普通の車と変わらないことを証明したいとずっと思ってきました。それは、私以外でも万一のことがあった時に、装置の不具合?不自由だから操作ミス?など単純な見方がされないことを願いたいからです。(もちろん何かあれば実際の原因は必ずありますので、最終的にそれを探る必要はあります。)

 

その為には、ジョイスティック運転装置での無事故無違反ゴールド免許は安全の説得力にも繋がりますので、ユーザーのひとりとして取得したかった思いがあります。その気持ちを常に持っていたのでゴールドが交付された時は、ひとつの通過点に届いた実感がありました。免許を取得した時に誓った気持ち、これからも初心を忘れずに気を引き締めて安全運転に努めていきます。

 

▼思い立ったらどこでも行ける翼のような相棒です!今でも運転中は夢を見てる気がしてる☆

 

技術の未来は明るいです。ジョイスティック装置に限らず、公共交通機関の発展や自動運転車など、身体に不自由を抱える多くの方が、行きたい時にどこでも自由に移動して、より豊かな生活が出来る可能性を想像するとワクワクしますね。

 

自動車運転は自由を感じ、運転することは楽しいです。誰もが自由に運転してもらいたいという改造メーカーさんが描いてくれた道筋があってこそ、私がその道で夢を実現出来ています。改めて、これまで関わってきて頂いた皆さまに感謝を忘れずにに、愛車のジョイスティックカーの翼を広げて走り続けます!さぁ一緒に出掛けよう!

 

これからは、後に続くジョイスティック車ユーザーの応援もしたいなと思っています。不自由があっても、より多くの方が社会参加できることを願っています。

 

 

 

*ジョイスティックカーに興味がある方は、ご連絡頂ければ対応します。実際に車を見たいとか、乗りたいも大丈夫です。これまでも沢山のお問い合わせや、ご連絡頂きました。嬉しい出会いもあります。詳細の場合は改造メーカーさんも紹介します。

ジョイスティックカーの経験を通じた可能性を沢山の方に知ってもらいたいです。講話や取材の機会も頂けたら嬉しいです。