ジョイスティックカー 再整備でリニューアル! | ジョイスティックカーと車いす日記・明日へのバリアフリー(最新記事・トップページへ)

ジョイスティックカー 再整備でリニューアル!

実は昨年の後半に愛車のジョイスティックカーは、運転装置の再整備をしました。装置に不具合発生から何度かのメーカーさん対応、検討の末に大幅な再整備の実施へと至ります。その経過と思いをまとめてみました。今は既に快適に運転しておりますので、安心して読んでくださいニコニコ

 

 

約2年前、2019年の5月にペダル装置に関するトラブルは以前も記事にしました。その時もメーカーさんに素早く対応頂き、問題なく走行していて約1年後...2020年は、再び同じ装置の不具合から事は始まります。

 

 

▼6月:ペダル付近の装置が上手く動かない。その後も異変が続く。

 

 

⇒ 不具合の始まり

2020年6月:ペダル装置から異音、動作が鈍い(運転休止)

2020年6月:ペダル装置のバラシ調整、清掃・部品交換無し→不具合解決(運転再開)

2020年10月:ペダル装置の動作が鈍い、踏み込めない(運転休止)

2020年10月:不具合の可能性とされる部品交換→不具合解決(運転再開)

2020年10月:ペダル装置の完全故障・動かない(運転休止・運転不可) 

 

 

▼10月:最後は道路で走行不可(安全に停車)初めてレッカー依頼。

 

 

⇒ 運転不可となった後の選択肢

①今後は運転を諦めてもう乗らない

②新車(中古車もOK)と運転装置(移設)にて買い替え

③現行の車のまま運転装置を最新パーツに再整備

 

最初は、正直①を考えました。遅かれ早かれ、その時期は来るので、それなりの覚悟や準備もしてあります。とは言え、やはり急なことで生活に支障もあり厳しい選択になります。

次に、②に出来れば車も古いため理想的でしたが、新車(中古車もOK)の購入と装置移設費用となると、すぐには準備した蓄えもなく、この選択は資金的に困難です。

そして、③が現時点でベストであるという結論に至りました。べダル装置に限らず、全ての再整備にて運転の安心安全に繋がります。

 

 

⇒ 運転装置の再整備を決断して依頼

2020年11月:改造メーカーの工場にジョイスティックカーを預ける。(期間 約1カ月)

2020年12月:工場に途中経過の確認と調整で伺う。予定通りの内容確認と一部の調整を実施。

2020年12月:ジョイスティックカー再整備完了にて納車。(運転再開)

 

 

愛車お帰りなさい^^/ 整備後のジョイスティック装置は、以前より稼働が安定しており安心感が増しています。いろいろありつつも、リニューアルしたジョイスティックカーにて、自動車生活の復活です!

 

と、ここまでのように昨年の後半は車のことで、日常予定の調整など本当に大変でしたショボーン

多くの身障改造車ユーザーは、整備時に代車という選択肢がないです。車がある前提で生活をしていると、急に生活や仕事に支障が出るリスクを常に考えておかなければならない点は、一般的なドライバーと違い不便を感じますね。私の場合は、それがあっても運転できる方を今は選択しています。

 

ドライバーとして、車の維持、メンテナンスは当然の義務なので、これからも続けていきます。

 

 

▼12月:整備中に工場へ直接訪問。進捗確認や調整を現地で実施。

 

 

▼再整備している作業途中のジョイスティック運転装置です車

 

 

⇒ メンテナンスパックの加入

今回は保証制度「メンテナンスパック」に加入しました。(私がジョイスティック装置を制作頂いた時には、その制度は無かったですが、今はジョイスティック装置の購入時に原則は加入のようです。)

契約期間は2年毎で、継続的に費用がかかります。点検整備は、半年毎の計4回実施です。期間中にトラブルがあれば、その範囲内で敏速に対応して頂けます。

 

改造メーカー推奨のサイクルでしっかりメンテナンスをしていることで、トラブル時に完全な機器の故障と立証されれば、ドライバーの負担が担保される可能性も高まり安心にも繋がります。(事故時などドライバーとしての基本的な責任は免れません。)

 

装置購入時の初期費用に加えて、メンテナンスの定期的な支払いで、私には決して安い費用ではないです。しかし特殊な運転装置のトラブルのリスクを減らす安心安全のためには必要な経費とも言えますね。

 

通常の車検に加えて、改造装置の継続的な費用になりますので、支払い面の負担は重なります。どうしても費用の負担が大きいと、資金面で継続して乗れるユーザーも限られてしまうので、安全を維持したうえで、お安くなるメーカーさんの努力も同時に願いたいところです。

 

 

▼12月:リニューアルしたジョイスティックカー!走りは安全快適です。

 

 

私はテクノロジーの進化や新たな発想が本当に大好きで、いつも新しい物には興味津々です。

生活家電や福祉機器なども進化を重ねて便利な物が増えています。身体が不自由な生活も、沢山の最新家電や福祉機器に支えられて成り立っています。それを開発、制作して頂ける方が世の中にいるのが本当に素晴らしく、有り難いなといつも思いますねおねがい

 

ジョイスティックカーに限らず、これからも自分に必要な最適な物を「探す・活用・維持」を楽しく続けていきます。身体の不自由を感じさせない、今の時代だからこそある便利なものは積極的に取り入れて暮らしていきたいものです。