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Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2021年10月22日
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カテゴリ:絶対存在論
神の存否-207
 スピノザが捉えるところの実体としての「有」の概念は、本性上無限・不変・不可分なものを指しています。此れは大乗哲学説くところの否定若しくは「無常」の対比の例として掲げるところの「有」概念と共通します。スピノザが捉えるところの実体としての「有」の概念を、現代物理科学の宇宙論からすれば、宇宙そのものは実体としての無限・不変・不可分を充足しているのかどうかは怪しくなります。此の点では、大乗哲学説くところの否定若しくは「無常」が理に適うかも知れません。然し乍ら、現代物理科学の宇宙論が問う並行宇宙論や多元宇宙論が真実味を帯びると、やはり、其の背景には何がしらかの「有」を想定せざるを得ません。量子重力理論の真空のゆらぎは真空の場の量子論的ゆらぎです。同様に無のゆらぎとはロシア・ソ連の宇宙物理学者、数学者、気象学者で1922年に一般相対性理論の場の方程式に従う膨張宇宙のモデルをフリードマン方程式の解として定式化したことで知られる「フリードマン宇宙の特異点」の量子論的ゆらぎ、つまり宇宙の大きさの量子論的ゆらぎを指します。フリードマン宇宙とは標準ビッグバンモデルの宇宙で一般相対性理論の解です。宇宙の歴史をさかのぼるとこの古典論では宇宙の始まりは一の特異点に行き当たり、宇宙のポテンシャルエネルギーは無限大に発散します。つまり一般相対性理論は破綻し、説明することが出来ません。



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最終更新日  2021年10月22日 06時10分04秒
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