クラシックとジャズは取り組み方が違います | ジャズベーシスト 池田 聡 のブログ

ジャズベーシスト 池田 聡 のブログ

演奏活動やレッスンについてつらつらと書いていきます。

クラシックとジャズは取り組み方が違います

 

クラシックにはクラシックの取り組み方
ジャズにはジャズの取り組み方があります。
ちょっとコツを知ればジャズが弾けるようになる、
ということはありません。

 

自分はクラシックで音楽には長けているから、
サクッとコツを教わってジャズを演奏できるようになる、
と考えている人は少なくないように思われます。
(特にピアノとかバイオリンとか)。

しかし実際にジャズ取り組もうとすると、
やたらといろんなことを覚えさせられるので
困惑してしまうことになりがちです。


難しいとは思いますが、

取り組み方が全然違うので、
慣れていただくしかありません。

 

ケインズ先生もこう言っています。

むずかしいのは、その新しい発想自体ではなく、古い発想から逃れることです。その古い発想は、私たちのような教育を受けてきた者にとっては、心の隅々にまではびこっているのですから。

 

 


わざわざケインズ先生にご登場いただかなくても
脳科学や心理学の知見より。

消去抵抗:一度できた習慣はなかなか消えないこと。

 

現状維持バイアス:「いままで通りで良い」と変化を好まない保守的な傾向。

 

保守化バイアス:新しい証拠を出されても自分の信念を修正しない傾向。

 

 

 

それでもご納得いただけない方のために、

熊川哲也氏の言葉も。

他ジャンルの型をまねることと、そこに息づく精神を体得することは、まったく別の次元に属する。どんなジャンルであれ、そのダンスに宿る魂をつかむには、やはり長年の修養を要することに変わりはない。バレエの技術で立つことができるのは、その入り口までである。(p97)

 

ダンス音楽バレエクラシックと置き換えるとこのように。

他ジャンルの型をまねることと、

そこに息づく精神を体得することは、

まったく別の次元に属する。

どんなジャンルであれ、

その音楽に宿る魂をつかむには、

やはり長年の修養を要することに変わりはない。

クラシックの技術で立つことができるのは、

その入り口までである。

 

 

 

ジャズを演奏できるようになりたいのであれば
ジャズの練習をしましょう。

ではまず、スケールとコードを。


暗記すべき項目を

暗記しないと話になりません。

 

覚えるのは上っ面ではないです。
内容です。

 

 

ジャズベーシスト 池田 聡 のブログ

↓ぜひ応援よろしくお願いします↓

にほんブログ村 音楽ブログ ジャズへ

 

 

 

 

 

 

PVアクセスランキング にほんブログ村