ちょっと前回の続き。

 

 まず、味坊のおすすめを書き忘れました。なんと言っても私自身のガチ中華の基本は、水餃子。駐在を終えたばかりの頃東京で現地と同じような水餃子を探すのは難儀でした。

 

 その頃、唯一、いけたのが随園別館。(左をクリックしてください。)

 

 当時、香菜(いわゆるパクチー)をふんだんに食べられるお店はここしか見つけられませんでした。まだ中国からの会社のお客様を迎える仕事もあった私は、このお店を見つけるまで大変でした。

 

 社用できた中国人のアテンドをしますが、接待食はもういいから中国料理を食べたいと言われ、どんな高級中華料理店に連れて行こうが、NGで、やっと見つけ出したのが随園別館でした。それは中国語が通じ、食べたいものも食べられる、心身ともに休める場所だったのでしょう。

 

 当時は、インターネットのもない時代。グルメ情報誌もない時代。とにかくお店探しは大変でした。

 

 そこから、ずっとガチ中華探しの旅は続いておりまして、最近やっとという感じです。

 

 当時は、中華人民共和国人民は日本入国もままならない状態で、中国人が勝手に日本に来てガチ中華の店を開くなんてもってのほか。日本人出資者がいて、あるいは日本に居住の出資がいて、日本において中華料理の料理人として働くことができる能力があって、それを証明して、法務省が考える「日本に住めるだけの給料」を出せることで査証の発給される状態でしたので、査証面からも難しかったのです。

 

 しかし、いまは査証を発給する側と、される側の状況にも変化が出てきたのでしょう。

 

 友人と話していても中国の経済発展の凄さはひしひしと伝わってきますので、経営環境も大きく変わったのでしょう。

 

 さて、話が途中でした。味坊には羊肉の水餃子があるのです。私がいた西安は回民族が数多くいて、羊肉料理は安定のうまさでした。

 

 その中でも、羊肉のしゃぶしゃぶ、餃子、串焼きがめちゃくちゃ美味しいものでした。なかなか、しゃぶしゃぶは日本では難しいのですが、この水餃子と串焼きは一気に増えてきました。

 

 その全部がいただけるのが、味坊なのです。

 

 予約していくことをお勧めしますが、予約しても「ありません」と片言の日本語で言われたことがありますので、グルメサイトのネット予約をしていくか、中国語で反論することをお勧めします。