梅雨が長くて湿度が凄かったせいか
例年より湿気が少なく感じるのは私だけ?
さて暑い中、朝6時から練習していた会社の野球部。今や活動をしていない。
懐かしいなー若かったわー。
部員の一人である営業のおっさんが
人の少ない事務所内で私のところへやって来ました。
何の用かと思えば
「うちのワンちゃんがさー、もう14歳になって弱って来ちゃってさー」
このワンちゃんは
野球の時によく一緒に遊びに来ていて
私も遊んでいました。
ぽっちゃりでどっしりで可愛い子でした。
もう何年前になるんだろうなぁ
時の経つのは早いなぁ
おっさんは
ワンちゃんの元気な頃の話をし、
「今の状態がとても心配だけど
してやれる事は出来るだけ苦しまない様に
穏やかに見送ってやりたい」と言いました。
「こればかりは何度経験しても慣れる事はないし、自分よりも先に歳を取るのを見るのは辛いけどやれる事をやってあげればいいんだよ」としか言ってあげられません。
そしておっさんは、
「アイツらはただじっと耐えるんだよなぁ」と言いながら
泣きました。
思わず、
「泣くなよぉ」と55歳になるおっさんを慰めてしまいました。
おっさんも泣くんだな。
きっと誰かに話したかったんだよね。
おっさんちは3年前に
保護犬をもう1匹家族に迎えています。
その子の元気がいまは励みで慰めで
いつか来る別れの後も
きっと癒してくれるだろうとおっさんは言い
鼻をすすって仕事に戻っていきました。
おっさんは最近、
よく取引のない顧客訪問を「直帰」と書いて外出しており、
(絶対行ってないな、サボってんな)と思っていたけど、
きっと早くワンちゃんのところに帰って
少しでも長く一緒にいたいんだろうなと思うようになり、
しばらくは見逃すことにします。
ご訪問ありがとうございます