作業場の入り口がマイブームのおそめちゃん。
センター引き出しの、もう歯がないおばぁちゃん。
野外で行き倒れていたところ、
通報によりセンターで保護。
絶対野良じゃない・・・・
だって・・・
来た当初は、ギクシャクしちゃって、普通に歩けない。
年で足が悪いというよりか、
これは長年、ケージ飼いや、
狭いところに入れらえていた子に多く見られる症状です。
それに、猫とも馴染めず、猫が近づくと怒って、
怖がって、叩いたりしていたので、これは推測ですが
長年ケージの中に入れらえて、歩いたり、猫と接したり
していなかったのではないかなぁ・・・と思われます。
こんな、足元もおぼつかない、老齢で歯がない
野生も知らないおばぁちゃんを
捨てたのかなぁ・・・・
初めの数週間は、おそめをベットの上に置くと、
1日中、そこで眠ったり、座ったりして
全然動かなかった。
まるで、何をしたらいいのか?わからない感じで。
自分で何かを考えて、
やりたい行動をしたことがないかのようです。
これもケージに中に長期に入れらえた子の特徴でもあります。
ケージの中は歩いたりもできないし、
自分で何かを考えて行動する。ということもできません。
そんな、おそめちゃん。
外に散歩に出して歩かせたり、
他の穏やかな子とも
接しさせるようにしたら・・・・・
なんと!自分から外に散歩に出たり、
自分からウッドデッキに出て、日向ぼっこしていたり、
こうして自分から室内から出て、作業場に来て、
マイベットを決めて、昼寝が日課に
他の猫を叩くことも皆無になり、
今では、いろんな子と一緒に寝ています。
ご飯やオヤツの時間が待ちきれなくて、
その時間の前になると、自分から作業場(ご飯場)に
行って、ケージに入ってスタンバイ
何歳になっても、自分で考えて選択できる環境を
作ってあげると、自分で自分の生活を
決めることができるんですね。
さて・・・
そんな施設は、恐怖の虫と湿気の時期に突入
欠かせないのが・・・・
出ました施設名物「虫取りテープの森」
何と言っても、これが一番
虫たちには、本当に 本当に 本当に 本当に・・・
ごめんなさい!!
なのですが、これがないと、人も犬も猫も
蚊や肉を食い破るブヨの餌食になるのです・・・
髪の毛とかにつくと大惨事なくらいの接着力
設置した途端、大活躍
そんなテープの森の下で
全盲のもちが日向ぼっこをしています
全盲とは思えない身体能力
近寄ったチョウチョやトンボも、
見えない目で追うのです。
空気の動きで察知してるんですね。
なんと!天井のキャットウォークの上や、
ログハウスの屋根裏の小箱に居たりするんです
全盲ですがもうモチの脳内には
施設の細かい地図があります。
全盲の子は多く居ましたが、
どの子も施設の外や、たくさんある居場所を
楽しんでいましたねぇ
聴覚や嗅覚、触覚など使える機能をフルに使って、
自分で考えて、行動していくうちに
目が見えなくても、
どんどんとできることが増えていきます
点滴組もたくさんいますが・・・
そんな手当をしながら、少しでも長く
このニンゲン渾身の施設を楽しんでね。
「ココちゃんは生まれ変わったら、おとさんの
お嫁さんになりますでち」
ああ~~~~、ココちゃん。
おとさんは先住たちもそう思っているから、
倍率が・・・・
100倍くらいだわよ~~~
みんなを紹介できませんが、
それぞれの夏が始まります