生徒Bさんから本日、
京都大学 法学部に合格したと連絡をいただきました!
Bさんは高3なので、現役合格になります。
高2の夏頃から約2年弱の間、数学を指導させていただきました。
集団塾へ通っていたものの、数学が伸び悩んでいるとのことでご依頼をいただきました。
数学は苦手とのことでしたが、
Bさんは、処理能力や集中力が高く、思考力もあり、努力家でした。
こなす量も素晴らしかったんですけど、質問のクオリティが良いんですよね。
出来なかったところは細かいところまで納得いくまで質問するし、
なんなら出来た問題も曖昧な部分は質問してくれます。
模試の結果は全体的に順調でしたが、結果に一喜一憂せず、出来ていない部分に目を向け、
どうしていたら取れていたか、どの部分が弱点なのか、これから何をすべきなのかをしっかり分析していました。
京大1本勝負。
まっすぐ京大を見据えているという雰囲気が伝わっており、
教える度に、京大にふさわしい子だなぁと思ってました。
そのため、苦手とされていた数学も順調に学力が上がっていき、
京大オープンなど模試によっては数学が最も偏差値が高いときもありました。
1つ懸念していたのは、ミスの多さでした。
Bさんはケアレスミスがかなり多めで、写し間違えるとか、文章を読み間違えるとか、思い込みによって問題と異なった状況で答案を進めてしまうなどといった事が多々ありました。
ミスが多い生徒については、
ミスを減らす努力をしてもらうか、多少のミスをカバーできるくらいの学力を身につけるか、どちらかの方針になります。
前者については、基本的には実現がかなり難しいです。
ミスが多い子は、ミスをする要因となる癖がすっかりしみついてしまっているので、相当本人が意識しないと改善しません。
Bさんの場合は、後者の方針でいきました。
実際に学力は上がり、模試や学校の実力テストなどで結果が出るようになりましたが、
やはり指導をしていると、課題を出したときに必ず1題~2題くらいはミスがあり、
多いときは5題あって、解答の方針自体は合っているのに、細かいところでミスして全て答えが合っていないときもありました。
というわけで、本番はミスをどれだけ抑えられるか次第だと思っていました。
Bさんは、進学する気はないものの私立を本番の雰囲気を味わうために受験。
そして、その時に恐れていたことが起こりました。
数学で大コケしたそうです。
話を聞く限りは、前から順番にじっくり解いてしまい、途中で詰まった問題にも時間をかけてしまい、
後半時間がなくなり、解ける問題も冷静に解くことができなくなり、崩壊していまうというパターン。
大コケあるあるです。
共通テストの時は「詰まったら飛ばせ」と、口を酸っぱくして言いますが、
私立は直前に受けることを知ったので、授業で伝える機会がなかったのもありますが、
さすがに私立は余裕で受かるだろうと思ってたので、授業があっても言わなかったと思います。
ですが、まさかの私立の数学で大コケ。
私立自体は受かってましたが、本人もちょっとショックを受けたそうです。
「でも私立で失敗できて良かったね。本命に活かせるから。」
なんて話をしていました。
まぁ、でも実際にこれが良かったのかもしれません。
京大の2次試験の数学はミスがなく、自己採点ではなかなかに良い出来だったそうです。
失敗を経験しておいた方が人は強くなれるのかもしれませんね。
なにはともあれ無事合格してくれて良かったです!
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