a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

シアターグリーン ~a leter from Taj Mahal vol.14

2021-09-09 10:13:59 | 劇団員リレートーク
『タージマハルの衛兵』ブログもいよいよ最後、
演出を務めました、三木元太です。

9月4・5日の野火止RAUMでの公演を終えて、
シアターグリーンBox in Boxにやってきました!

一昨年「ブレヒトの芝居小屋」を離れ、
もうすっかりBox in Boxがお馴染みになりましたね。
数か月ぶりに来て思うのは、やはり素敵な空間だな、と!!



9月4日の初日公演前、稽古場に向けて手紙を書きました。
せっかくなので、その一部を抜粋してみます

フマーユーンの「考えなくてもいいんだよ、俺たちみたいな人間は」というセリフは、
現実世界では、事が起こった後には取り返しのつかない、
自分自身の未来を奪う言葉です。
福島原発事故、環境破壊による気候変動、コロナ後の世界。
振り返って過去や歴史の中に教訓を持てば、
或いは、身の周りや世界へ目を向けていれば、
今このようなことになっていないはずの事が、沢山あります。
しかしやっぱり、
現実的に自分の身に降りかかるまでは他人事・関係ない事として目を瞑るのが、僕らです。
何となく平和な日常は、縦軸(過去未来)も横軸(周り)も何も見ないようにした上にあるのだと思います。
この物語の顛末は僕らの未来でもありえます。
だからこそ僕たちはこの芝居をします。
フマとバーブを追経験するのです。
だって芝居の中では、取り返しのつかない物語をしてもいいんです。
そこから見えてくるものは、きっと「今の自分」じゃないでしょうか。



今回稽古場では、何度かみんなで文章を書き、読み合いをしました。
ホントに十人十色というか、それぞれの人生・思いがあるんだなあ。
企画提案したメンバーはみんな惚れ込んでスタートした戯曲です。
是非シアターグリーンまで足をお運びください!!

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TEE 東京演劇アンサンブル公演
タージマハルの衛兵

作/ラジヴ・ジョセフ
訳/小田島創志
演出/三木元太
音楽/国広和毅
振付/鷲田実土里
舞台美術/三木元太
衣裳/田原真美子
音響/島猛
照明/真壁知恵子
宣伝美術/竹田純子・奥秋圭
舞台監督/山﨑智子
制作/小森明子・太田昭

公演日程 2021年
野火止RAUM公演
9月4日(土)14:00★・A
9月5日(日)14:00★・B
シアターグリーン公演
9月8日(水)19:00・C
9月9日(木)14:00◆・B/19:00・A
9月10日(金)14:00◆・C/19:00・D
9月11日(土)14:00◆・A/19:00・B
9月12日(日)14:00・D

◆アフタートーク◆
9月9日(木)14:00 安田純平(ジャーナリスト)
9月10日(金)14:00 堀潤(ジャーナリスト)
9月11日(土)14:00 小田島創志(翻訳)

細心のチケット情報は、
Facebook か、
Twitter にて。

会場
野火止RAUM
シアターグリーン Box in Box THEATER

全席自由/チケット発売順に整理番号発行・整理番号順の入場
料金:前売一般/3800円 前売U30/3000円
★=Low Price Day/2500円
セット券/6000円(劇団でのみ扱い)
当日/4500円
チケット申込:TEE web チケット

■出演(Wキャスト)
フマーユーン
雨宮大夢【A・C】/小田勇輔【B・D】
バーブル
和田響き【A・D】/篠原祐哉【B・C】

助成  AFF
協賛 ケンタウルスの会





タージマハルの衛兵 HP

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