●「白黒思考」がパニック障害を強くする？


こんにちは、カウンセラーの三木ヒロシです。


世の中には「白黒思考」という考えかたをする人がいます。


これはその名の通り、ものごとを白か黒か？という2つからしか見ない考えかたであり、両極端な考えかたともいえるものです。


「白黒思考」の人は違ういいかたをすると「100-0思考」ともいい、「完璧主義」とも言えますね。


パニック障害の人は、この「白黒思考」の考えかたをしている人が多いものです。あなたも自分をふりかえってみると、両極端な考えかたをしていませんか？


さて、実はパニック障害というのはこの「白黒思考」という「完璧主義」が大好きです。


なにかをするとき、ものごとを成し遂げていくとき、できれば完璧に完全にすすめていきたいものですよね。


ですが、人間はそれほど完全完璧にはできないものなので、完全完璧にやり遂げようとするとできないときの自分に苦しくなってしまいます。


完璧にやろう！と思っている自分と完璧にできなかったときの自分のギャップに苦しんでしまうんですね。


基本、「白黒思考」である「完璧主義」は真面目でがんばり屋さんが陥ってしまいます。


真面目でがんばればがんばるほど、逆に自分自身を追いつめ苦しくさせてしまうんですね。


そして、そのストレスが原因となりパニック障害が強固なものになってしまいます。


「白黒思考」の場合、パニック障害を改善させていくうえで重要なことは、


“白か黒か？ではなく60～70点を許す、受け入れる勇気をもつ”


ことなんですね。


たとえあなたが物事を完璧にできなきても、法律で罰せられることはありません。


いままでの考えかたの視点を変え、自分を追い込まず緩めることを身につけることで、パニック障害の改善に役立っていくでしょう。




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