5月11日に外出禁止令が解けて、外出許可証がなくても外に出られる様になったフランス。 


コルシカ島でもスーパー以外のお店の再開が許可され、消毒やマスクが義務づけられたり、お店によっては人数制限を設けています。


小学校、幼稚園はこの日から開校可能でしたが、コルシカ島では半分以下の開校 (市長さん権限による)。中学校は5月18日からだったけれど、これまた半分以上の開校、高校は更に遅くなる見通しの様です。


飲食店は6月からの開店可能予定ですが、コルシカ島は毎年シーズンバイトさんがフランス本土から沢山来るので、今年は従業員確保も大変そうです。



 
さて。実は先週。
何とマスク4枚!を市の係りの人が無料で家まで配達してくれたのです!
 



イタリア製。
コットン100%
30回は60度で洗濯可能。 


全く予想もしてなかったから、本気のサプライズでした。

おまけに、市の係りの方

「あんたんとこは大人何人かね」

私 「家は2人です〜」

市 「外に良く出る年代だで、2枚ずつあげるわ」

私 「えー!!ありがとうございます🙏」

てな会話 の後に4枚くれたのですよ。
コルシカ訛りのフランス語だったけど、私が訳すと名古屋弁になっとるがね😂


本当は大人1人につき1枚なのか、一家に4枚なのか、そういうマニュアルが緩いフランス(更に緩いコルシカ島) のせいなのかは分かりませんが、実際には日本の実家にアベノマスクが届くより速く、多く。


日本の母が、
「えーすごい!おまけにお洒落〜✨🙏」
と私の数倍も感謝していました。



フランス本土でも市によってはこのサービスをしている所も多く、ニュースでどこどこの市長はマスク詐欺に遭いましたとか言うのもやっていて。


現品がピラピラすぎて防護にならないとか、お金払ったのに現品が送られて来ないとか。。。


国じゃなくて市でやっているので、どこから買うか(もちろんほぼ海外から、フランス国産は医療関係者優先)と言うのも市の責任で、どこもマスク確保に一生懸命でいるのです。


こういう時まで詐欺が出るってやるせない思いですが、その反面善意のボランティアも沢山沢山目にします。



私は日本の友人から、マスクある?ジェルも送るよ、とLINEが来て。


友人達も大変だろうに、いつもさりげなく気にかけてくれる心配りに涙が出そうでした。


さらっと最上級の親切を押し付けずにできる人。

元々いつもそんなイメージの素敵な友人夫婦でしたが、今回そんなメッセージが届いた事で、私の心も浄化される様な清々しい気持ちをもらいました🍀




フランスでは外出禁止令が解けたとは言え、自宅から100キロ以上の移動は禁止されていて。その場合はまた許可証が要ります。


お仕事とか病院とか家族の用事とかの必要最低限用で、今の所バカンスの為には許可されないと言う感じ。


そうなると。コルシカ島には誰も来られず。
コルシカ議会は特別枠を交渉している様ですが。


バカンス地であるコルシカ島は観光業が主なので、やっぱり観光客が来ないと経済的に厳しいと言う事と、外からの感染拡大との狭間で色々な意見が出ています。



そして、パリ⇆コルシカ間の主要便が発着するオルリー空港もまだ閉鎖されている今、今年のコルシカ島は静かなバカンスシーズンになりそうです。


コルシカの素晴らしい大自然へ、また自由に旅行に来てもらえる日が早く来ます様に。