リストと日本歌曲と…歌曲の世界

 

 

 

 

 

 

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ようやくですが、一段落いたしました。
Guten Appetito様主催公演　第14回ジョイントコンサート「歌とピアノで奏でる音楽」
F.Liszt「ペトラルカの3つのソネット」全曲

秋篠うたくらぶ主催公演　秋篠うたサロン「秋・黄金色コンサート」
猪本隆「きつねがだまされた話」「ひがん花」
連続２週で私的初演の大作が続きました。

生徒さんたちのコンクール挑戦とワークショップと…
合間を縫ってのピアニスト様二人との音楽作りは中々頭が混乱する日々でした。
オペラアリアと違って歌曲という箱庭を創造する事。
二つの大きな箱庭を同時進行で作って行くのは面白いですね。
ピアニスト様もそれぞれ音楽の方向性の違う方ですので
切り口を変えて行く頭のパズルのような作業。
それから生徒さんたちのコンクール向きの音楽の作り込みを伴奏のY先生と。
どれも楽しい大好きな作業なのですが、一度に集中して来られるとさすがに…

オペラは人物を作ってオペラ全体の流れからの配置を考えてペースを作り
一つの感情を作って行く事でアナリーゼがしやすくなるのですが
歌曲はその糸口を掴むのがとても難しいですね。
テキストをつぶさに単語の一つ一つ、その言葉の色をどう作るのか
和声進行やピアノ伴奏とのバランスを考えたり
考えて推理して作って行く作業を丹念にやって行かないといけませんので
楽譜を徹底分析して分解して行く手数がとても多いのです。

 

徹底的に楽譜と向き合って行って初めて自分の身体
声という楽器にその音を移して行く作業が始まります。
自分の筋肉にその理想の音を馴染ませて自分の感覚に馴染ませて
声の響きの感覚を作って行く作業。
言葉に感覚を乗せて行く作業までができて初めてピアニストとの共同作業ができます。
これもまたオペラアリアの時とは違う作業になります。

音楽をする楽しみというのは歌曲にあるのか、と最近はよく思います。
これからまた一旦寝かせて箪笥の肥やしにして
その間にまた沢山の曲目を勉強して太らせて
忘れた頃にまた取り出してもう一度練り直して本番を踏ませて
また寝かせて箪笥の肥やしにして…
その作業を何回も繰り返して行くうちにその曲目が自分のものになって行く
この感覚、本当に大好きなんです。
今回私的初演が続きましたので、久しぶりのイチから作って寝かせてと
楽しい作業です。
頭の箪笥の中でチェリッシュになって行く音楽たち
また2つ、5曲も増えて楽しいですね。
次に箪笥から引っ張り出して作り出す作業ができるのはいつかしら？
などと想像して次の曲目を作り始めています。
再構築も楽しいのですが新築も楽しい。
さすがに一度に来たので頭がパンクして知恵熱か？になりましたがｗ
パンクした頭はお花畑を見に行って大自然でリセットしたり
劇場に行って新しい刺激を貰ってまたリフレッシュです。

この楽しい作業にお付き合い頂けたＴ様、Ｍ様、Ｙ先生ありがとうございました。
またお付き合い頂ける機会がある事を楽しみにしています。
という事で、また新しい作業へ。

この楽しい作業について一緒にやってみたい方は
ぜひ来週のワークショップにお越し下さい。
身体のコントロール方法の他にもテキストの読み方にもトライ予定です。

 

 

最後までお読み下さいましてありがとうございました。

明日からもがんばってブログを更新するモチベーションが上がりました。 

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