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ウサギ 韓国語

こんにちは!韓国在住日本人のケンです。

ウサギは韓国語で토끼(トキ)と言います。ウサギは韓国語でも可愛くて人気の動物です。童謡にも出てきますし、アイドルの顔をウサギに例えるケースも多いですよね。あと、韓国にはウサギが出てくることわざがいろいろあるのですが、その内容は意外に考えさせられることが多いです。

そこで、この記事で、ウサギの韓国語表現について、様々な観点から解説をしていきます。

ウサギを韓国語で

ウサギは韓国語で토끼と言います。

ハングル カタカナ 意味
토끼 トキ うさぎ

토끼(トキ)と聞くと、「時」とか鳥の「トキ」と同じような発音かなあと思われるかもしれません。ただ、うさぎの토끼(トキ)は、토(ト)も끼(キ)も激音なので、息を吐き出すように発音することを意識する必要があります。ですから、普通にトキと発音しなように気を付けてくださいね^^

ウサギを使った韓国語表現

ウサギは普段の生活でもよく出てくる単語ですが、具体的にどのように使われているのでしょうか。そこで、ここからは、様々な観点から、うさぎを使った韓国語表現についてお伝えしていきます。

ウサギを使った複合語

ウサギと関連した複合語としては以下のような表現があります。

  • 토끼띠(トキティ):うさぎ年
  • 산토끼(サントキ):野うさぎ
  • 토끼귀(トキクィ):うさぎの耳
  • 토끼뜀(トキティム):うさぎ跳び
  • 토끼 상(トキサン):うさぎ相(うさぎ顔)※顔がうさぎのような人相をしていることを言います。
  • 토끼 인형(トキ インヒョン):うさぎの人形
  • 토끼 모자(トキ モジャ):うさぎの帽子

以前、韓国では、토끼 모자(トキ モジャ)という帽子が大人気になったことがありました。今となっては懐かしい思い出です^^

ウサギにまつわることわざ

ウサギにまつわることわざは、結構あります。その中でも代表的なものをお伝えしていきます。

ハングル 산토끼를 잡으려다가 집토끼를 놓친다
カタカナ サントキルル チャブリョダガ チプトリル ノンチンダ
日本語訳 野ウサギを捕まえようとして、家のウサギを逃がしてしまう

これは、すでに家でウサギを買っている人が、欲張ってさらに野ウサギを捕まえようとしたら、家のウサギが逃げてしまったという話です。

たとえば、新しいビジネスを始める時、既存のビジネスをおろそかにしていると、結果的に新しいビジネスがうまく行かないどころか、既存のビジネスもダメになって、損失が膨らんでしまうことがありますが、そういった状況をたとえる時に使ったりします。

ハングル 호랑이를 잡으려다가 토끼를 잡는다.
カタカナ ホランイルル チャブリョダガ トキルル チャンヌンダ
日本語訳 寅を捕まえようとして、ウサギを捕まえる

最初は、大きな目標を掲げて出発したけれども、結果的に小さなことしかできなかった時に使う表現です。実際、高い理想を持っても、現実の壁にぶち当たって、どんどんこじんまりとしてしまう話はよく聞くので、いろいろ考えさせられるところがあります…

ハングル 호랑이 없는 골에 토끼가 왕 노릇 한다.
カタカナ ホランイ オンヌン ゴレ トキガ ワン ノルッ ハンダ
日本語訳 虎がいない山で、ウサギが王の役割をする

実力のある人がいないところで、大したことのない人が権力を握っているようなことを例えた表現です。日本語で言うと「お山の大将」と少し近い表現だとも言えるかもしれません。

ウサギを使った韓国語の例文

ウサギを使った韓国語の例文もご紹介していきます。

ハングル 토끼가 너무 귀여워.
カタカナ トキガ ノム クィヨウォ。
日本語訳 ウサギがすごく可愛い。

ウサギ=可愛いというイメージはすっかり定着していますよね。

ハングル 토끼같은 자식을 보러 빨리 집에 가야지.
カタカナ トキカットゥン チャシクル ポロ パルリ チベ カヤジ。
日本語訳 ウサギのような子供達に会いに早く家に行かなくちゃ。

韓国語では、人を形容する際、「うさぎのような」という表現を使う時があります。もちろん、その時は肯定的に可愛いという意味で使われています。

ハングル 학교에서 토끼를 키우고 있어요.
カタカナ ハッキョエソ トキルル キウゴ イッソヨ。
日本語訳 学校でウサギを育てています。

韓国でも学校でウサギを育てているところはあります。

ハングル 토끼는 외로우면 죽어버려요?
カタカナ トキヌン ウェロウミョン チュゴボリョヨ?
日本語訳 ウサギは孤独だと死んでしまいますか?

昔、日本のドラマ「ひとつ屋根の下」で「うさぎって寂しいと死んじゃうんだから」というセリフが流行ったりして、その言葉を信じてしまっている人も多いですが、科学的な根拠はないとのことです^^;

ぴょんぴょんを韓国語で

うさぎと言えば、日本語では、飛び跳ねる時「ぴょんぴょん」という擬態語を使いますよね。その動きは韓国語で、깡충깡충と言います。

ハングル カタカナ 意味
깡충깡충 カンチュンカンチュン ぴょんぴょん

깡충깡충(カンチュンカンチュン)はウサギだけでなく、子供が飛び跳ねたりする時にも使える表現です。

昔は깡총깡총(カンチョンカンチョン)だった
韓国語では、飛び跳ねる表現を깡총깡총(カンチョンカンチョン)と言う時もあります。実は、昔、この깡총깡총(カンチョンカンチョン)が標準語だったんだそうです。

しかし、その後、깡충깡충(カンチュンカンチュン)の方がよく使われるようになり、現在では、깡충깡충(カンチュンカンチュン)が標準語となっています。言葉は時代と共に変化する典型的な例だとも言えますよね。

韓国で有名なうさぎの童謡

韓国で有名なウサギの童謡と言えば、산토끼(サントキ)という歌が有名です。

1番の歌詞

ハングル 산토끼 토끼야 어디를 가느냐 깡충깡충 뛰면서 어디를 가느냐
カタカナ サントキ トキヤ オディルル カヌニャ カンチュンカンチュン ティミョンソ オディルル カヌニャ
日本語訳 野うさぎ、うさぎよ。どこへ行くのか?ぴゅんぴょん跳ねながらどこへ行くのか?

2番の歌詞

ハングル 산고개 고개를 나 혼자 넘어서 토실토실 알밤을 주워 올 테야
カタカナ サンコゲ コゲルル ナ ホンジャ ノモソ トシルトシル アルバムル チュオ オル テヤ
日本語訳 山の坂、坂を私一人で越えて、まるまるした栗を拾ってくるんだ。

この中でも、先ほどの깡충깡충(カンチュンカンチュン)が出てくるので、童謡を覚えながら、ウサギ関連の表現も覚えることができます。산토끼(サントキ)は韓国人なら誰でも知っている童謡なので、この歌を覚えて、韓国人の前で歌ってあげたら喜ばれるかもしれません^^

編集後記

日本でも可愛い動物の代名詞のように言われるウサギですが、韓国でも可愛い人のことを「ウサギのようだ」ということは多いです。

そんな可愛いウサギの話をいろいろ書こうと思っていたのですが、いろいろ調べている内に、実は、韓国にはウサギについてのことわざがたくさんあることが分かり、さらにそのことわざが何となく心に引っかかったりもして… ウサギは意外に奥が深いですね^^;

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