ストーブリーグ その3(戦力外) | 嗚呼 ソフトバンクホークス

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九州に本拠を置く唯一のプロ野球チーム・ソフトバンクホークスの試合結果を語る場。

戦力外通告の季節である。斉藤や松坂の引退と対比すれば物悲しくなるが、選ばれて競争に勝った者だけが生き残る世界。当人も納得のうえで入ったのだから、下を向くことはない。と言えば身も蓋もないが、残り僅か。失礼な気もするが今後を予想してみる。

 

通告済みのなかでは、川原(30歳・2009年2位)は順当。怪我もあったが、復帰しても制球力は改善せず。コントロールできない150キロは使いみちがない。12年は充分面倒を見てもらったといえる。吉住(21歳・2017年1位)はある意味かわいそうだった。技術云々より、精神力が元々足りなかったように感じる。気持ちがプロ向きではないのだ。

 

渡辺(30歳・2017年育成6位)は意外。昨年1軍に出た時の投球は、少し大げさに言えば鮮烈だった。あのスライダーはワンポイントなら戦力になる。しかし故障後に威力が落ちていた。昨年並みに再生できれば、貰い手はあるだろう。

 

投手ではこの他、奥村(29歳・2018年ドラフト7位)、今季未登板の椎野(26歳・2017年4位)も厳しいのではないか。奥村は入団時から実力不足で、見るべきものなし。椎野は怪我が多いのか、この歳で好不調の波がありすぎる。

 

野手ではアルバレス(32歳)は確定。明石(35歳・2003年4位)、釜元(28歳・2011年育成1位)、真砂(27歳・2012年4位)、出番激減の高田(2012年3位)あたりが危ない。明石はずいぶん非力になった。出番も減ったので、そろそろ引退の時期だ。釜元、真砂はチャンスをものにできなかったので、覚悟しているだろう。

 

同様にチャンスを逃した上林(26歳・2013年・4位)にも非情の通告があるかもしれない。高谷(39歳・2006年3位)も、海野、九鬼と後継者が多いので肩叩きの可能性がある。

 

最近はどの球団も新陳代謝が激しい。高卒でも3年で芽が出なければアウトのケースが増えている。むしろ、大卒には手厚いが高卒や育成は若くして採用したので、本人の将来を考えて見切りを早くしているように感じる。人材の流動性を高めるのは悪いことではない。

 

その他、戦力外ではないが、移籍候補としてチンタラ王子の武田(28歳・2011年1位)あたりはチーム再編に飲みこまれる公算があるのではないか。下手をすると今宮、松田クラスもトレードの駒になりかねない。

 

若手の台頭が進まない現在、彼らを我慢して使い、育てる絶好の時期かもしれない。そのためには少しはファンが離れるくらいの新旧交代があってもいいのではないか。

 

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