10月9日（日）西武2回戦（福岡D）8-2で勝ち。対戦成績2勝0敗。昨日と同じような展開で勝ち上がりを決めた。やはり野球は投手、短期決戦では5回時点でのリードが不可欠の条件だ。
東浜は初回から飛ばした。平沼、森の2三振は素晴らしいストレートが内外角にビシッと決まった。この球速があるうちに先制点と思っていたところ、今井が3回突如崩れた。昨日の高橋と全く同じ。
昨日2安打して気を吐いた周東が初回に長打を飛ばし、この回は俊足を生かして併殺崩れで残ったことが柳田の満塁HRを引き寄せた。この男が元気だとゲームが活性化する。この勢いのまま進んでほしい。
柳田は昨日同様、脱力スイングが奏功した。今井のボールも悪くなかったが、先勝している余裕があった分だけ、バットがスムーズに出たか。ここに来て調子を上げているのが嬉しい。
今井は昔から高評価しているが、これも高橋と同じく若さが出た。2人とも甲子園優勝投手で大舞台の経験はあるものの、プロの世界はひと味違った。特に今日の今井はこの回3四球を出したが、歩かせるたびに自ら失望したように顔を歪めて平常心をなくしていった。そして切り替えられずにゾーンで勝負して捕まった。素材としてはオリックスの山本と遜色ないのに、ここぞという時の我慢が足りないのが実に惜しい。
東浜は飛ばし過ぎて4回終了前には息が上がっていた。マウンド上での表情も苦しく、今後の日程を考えて5回で交代させたほうが良かった。
今季は同率首位で、勝敗も引き分け数も全く同じ。それだけに、日頃はCS反対だが今年に限っては真のリーグ優勝を決めるプレーオフとして楽しみたい。
オリックスは山本－宮城－田嶋－山岡－山崎、ホークスは石川－板東－和田－千賀－東浜が予想される。第1戦を取ってアドバンテージを消してからが勝負。山本を打ち崩したら精神的優位に立てる。初戦は不安定な石川でなく板東、オリックスに相性が良い和田の可能性も低くない。
柳田、牧原、周東、甲斐が振れて来た。今宮が攻守にいまひとつで空回りしているが、良い左腕がいるオリックス戦では9月の3タテを雪辱する活躍が望まれる。
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