高齢者福祉NPO「地縁」・台風防災から断災へ

台風ストップ計画「台風ヤロー」1クリックで電子署名「台風メーター」1票加算❗

∽∽NPO活動(2018.1~2018.12)∽∽

2018-02-18 17:20:59 | 日記

 


   10/14 JOC・東京都へ要望メール 

 ──今年の台風発生数は平年よりも多く、5日連続の発生は史上初とのことです。もううんざり。ところで、政府は来年度から10〜20年後をめどに、「ムーンショット型研究開発制度」と呼ばれる、日本初の「台風の進路変更」などの革新的な技術を公募するそうです。当方は一福祉NPO(高齢者福祉地縁)ですが、参加を検討しています。本来、害をなす台風も見方を変えると、貴重な水資源を、全国各地に毎年届けてくれる「水の宅急便」とも言えます。要は発想の転換で、害をもたらさない程度の台風を上陸させれば良いのです。もう一つ気がかりなことがあります。それは2020年の東京オリンピックで、開催期間が7月24日から8月9日まで。今年は7月26日に台風12号が長崎県に上陸しています。もし異常気象もあって台風が上陸したら、オリンピックを延期か中止せざるをえません。人類福祉のため、オリンピック成功のため、少しでも早く「台風のコントロール」の実現を願っています。
  

 10/5 読売新聞投稿「台風のコントロール」


 9/27 “台風メーター”スタート!!

 イチロー選手がマリナーズ時代に安打数を表示する「イチ・メーター」がありました。熱狂的ファンとして知られるエイミー・フランツさんがイチロー選手のヒット数を表示する手作りのボードのことです。下の9/22の記事「台風バスター計画」中の、ネットやマスコミを使う一種の“署名運動”をスタートします。トップにあるSF小説「台風ヤロー」をクリックして頂くと1ポイントが入り、台風メーターに1点が加算される仕組みです。ぜひ、応援とご協力をお願いします。


 9/22 「台風バスター計画」始動!
 台風を止める”という活動を「台風バスター計画」と名付けました。9月22日、お世話になっているタウン紙「タウンニュース社」の取材をお願いしました。実現に近づけるためには、国(JST)に依頼するだけでなく、この活動をネットやマスコミへ積極的にシェア(情報拡散)し、広く世論のバックアップを受ける必要があります。これはネットやマスコミを使う一種の“署名運動”のように思います。私自身も友達にブログや電子書籍「台風ヤロー」を見てもらう活動を始めました。あの“ボランティアおじさん”に負けないように、自称“台風おじさん”を名乗って頑張ろうかと。今日、嬉しいことがありました。いつもブログの訪問者数は10人前後ですが、今日は54名でした。やった~~!!


 9/19 「台風の案件」返信メ─ル届く!

 国立研究開発法人「科学技術振興機構」(JST)より返信メ─ルを頂きました。
 

 以下の通りお問い合わせ・ご意見・ご要望を受付いたしました。
件名:「ムーンショット型研究開発」の「台風進路変更」について
お問い合わせ・ご意見・ご要望:
──個人ですが、「台風を止め方法」をSF小説に書きました。資料はブログ http://blog.goo.ne.jp/chien117「高齢者福祉NPO地縁」の9/7記事「台風ヤロー」(電子書籍)をクリックください。また、「イグ・ノーベル賞」にも関心があります。エビデンスは「気象庁」に問い合わせ中。何としても台風の被害軽減を願っています。少しでも役に立てばと思っています。ぜひ、ご検討をお願いします。──
表記に関係するJSTの事業、部署名等:
お名前:高村昌宏
ご年齢:その他
ご職業:
メールアドレス:tgaocun910@gmail.com
受付番号:JST-20180918-92-674
受付日時:2018年09月18日 17:52



9/7「話題・雑学コーナー」④ム─ンショット(台風を止める方法)
 読売新聞の記事(9.3)から。──政府は来年度から、日本発の革新的な技術開発を推進するため、複数の研究者らに予算を配分し、同じ開発テーマの成果を競わせる新制度を始める方針を固めた。10~20年後をめどに、高齢化対策や防災など、政府が定めた開発テーマに沿った新技術の実現を目指す。新制度は「ムーンショット型研究開発制度」と命名され、内閣、文部科学、経済産業の3府省合同で実施する。来年度予算の概算要求で内閣、文科両府省が関連予算に約60億円を計上した。今後、経産省分予算が上乗せされ、要求総額は100億円を超える見通しだ。 開発のテーマは「人々の関心をひきつける斬新で野心的な目標」(政府関係者)となる。例えば、〈1〉仮想現実の映像の中で故人を登場させ、本人がいるかのように自然な会話ができる技術〈2〉台風の洋上の進路を操作して日本上陸を回避する技術〈3〉重症患者を冬眠のように1週間程度、人工的に体の活動を休止させ、治療態勢が整うまで延命させる技術――など。
 可能ならば、「台風を止める方法」についてSF小説『台風ヤロー』(無料電子書籍)の応募を考えています。


8/16 シリーズ「終活・死生観」⑦終末期医療(その2)
 それでは実際の医療現場ではどうなっているのか。特別養護老人ホーム「芦花ホーム」の常勤医・石飛幸三氏の著書『安穏死を受け入れるレッスン』から引用したいと思います。
 ───高齢者介護の現場はいま高齢者の介護施設はどこもいっぱいで、ご家族はたいへん苦労されています。国は「住み慣れた家で最期まで」としきりに在宅介護を勧めます。いくら地域包括ケアシステムでサポートするといっても、実際問題として二四時間一緒に生活して世話をしなければならないのは家族ですから、家族の負担は減りません。皆さん、へとへとです。以前から「老老介護」「認認介護」のような状況はありましたが、このごろは、親の介護のために仕事を辞めざるを得ない「介護離職」もかなり増えています。最初のうちは「自分にとってたった一人の父親、母親なのだから、これは最後の親孝行だ」と思って介護を始めた人も、いつまで続くかわからない毎日の連続のなかで疲弊し、介護うつになる人もいれば、思わず虐待行為に走ってしまう人もいます。デイケアや訪問介護、最近急速に増えている小規模多機能型居宅介護(小規模多機能ホーム)などをうまく利用することです。一人で背負い込んでしまうと、行き詰まってしまいます。特別養護老人ホーム(特養)の入所は、厚生労働省が要介護3以上に定めたので、衰えが進んで重症化している人ばかりが入ってくるようになりました。以前は、認知症で徘徊する人や「帰りたい、帰りたい」と騒いだりする人など体力的に元気な人がいましたが、いまはそんな元気な状態で特養に入ってくる人は珍しくなりました。老いは止まってくれません。入所を待っている間にもどんどん衰えが進んでいきます。自宅では対処しきれなくなって別の施設探しに奔走し、小規模多機能ホームとか、介護老人保健施設(老健)とか、経済的に余裕のある人は有料の老人ホームとか、いろいろ点々とされているケースが多いのです。ご家族の「ああ、やっと芦花ホームに入所が決まって、心底ほっとしました。ありがとうございます」という言葉に、それまでの苦労が窺われます。老健は、以前は病院とホームの中間のような位置づけでしたが、高齢者がどんどん増えて行き場所がないため、いまは一時的な中継地点ではなくて、最終地点に変化してきました。そのため、老健でも看取りをやるようになっています。そうせざるを得なくなっているのです。芦花ホームでは、このところ入所検討委員会を頻繁にやらなくてはいけなくなりました。重症化している人が入ってきているため、亡くなる方が多いのです。従来、入所検討は月に一回程度でよかったのですが、このごろは月に三回開くこともあります。また必然的に入所期間が短くなった、ということも言えます。職員は、入所者の方に人間らしい生活を送っていただくために何ができるかを一生懸命考え、喜んでいただけるようにがんばっているのですが、最近はもうコミュニケーションが取れない状態になって入ってくる方が増え、しかも短期間の方が増えたので、介護スタッフたちはお世話をする張り合いが少なくなっているという一面もあります。ホームが、高齢者にとっての「終の棲家」から、「最期を迎えるための場所」のようになってきつつあります。(つづく)


 8/1 “大人塾”立ち上げへ
 自治会で“健康長寿”をテーマに続けてきた「いきいきサロン」は全12回をもって終了しました。次に自治会を離れ、少しプライベイトになりますが、会員制の勉強会を立ち上げることになりました。名付けて“問話仁”(とわに)と言います。勉強会の3っのキーワードである「質問」「対話」「仁(豊かな人格)」から取りました。これは「永遠に」にも通じる言葉です。今後、サロンで講演して頂いた方々や私の友達に会員募集の案内をしていきたいと思います。以下はその案内状です。

 
 会員制の勉強会です。“生涯学習”や“自己充実(自分磨き)”に意欲のある人を広く募集します。特に“一家言”をお持ちの方は歓迎します。“人生百年時代”を迎え、“社会経験を経た後の学びこそ身になる”と考えます。しかも独学より、多彩な分野の人と人が向かい合い、語りあったり聴いたりする方が楽しいと思います。吉川英二の名言に“われ以外みなわが師”という言葉があります。これは「自分以外の人すべて自分の先生である、自分を育ててくれるのは、自分と関わったすべての人だ」という意味です。従って集う人が先生になり、生徒にもなるということです。その意味で“大人塾”は“相互啓発学習の場”と言えます。またこれは多分、人生の有益な“ブレーン”の仲間になることも期待できます。なお、会則や会費などについては、会員の皆さまと一緒に検討していきたいと思います。今後、全国各地に同じようなグループがたくさん出来ることを願っています。
            世話人  高村
(予定会員)
弁護士、税理士、教員、民生委員、医師、薬剤師、舞台監督、演歌歌手、シングソングライター、オペラ歌手、小説家、機長・・・


 7/15 第12回「いきいきサロン」開催
 三連休の中日で、しかもこの夏最高の35度超えの猛暑日。そんな中、12名の参加者を迎え、感謝、感激!! 健康コーナーでは、ふれあいの丘の「港北ハートクリニック」院長、長橋達郎先生(上段写真)を迎えました。「薬に頼らない予防医療による健康長寿をめざして」というタイトルで勉強。アンケート形式で「現在の健康状態」「健康に気を付けていること」「持病と薬」など、参加者との対話を交えながらの学習になりました。会場には90歳を超える参加者もおられ、先生との軽妙なやり取りで、長寿の秘訣を伺いました。お楽しみコーナーでは、「綾小路きみまろ」のライブ映像を楽しみました。なお、「見花山いきいきサロン」は第12回をもって終了いたします。最後に、ゲスト、スタッフ、参加者全員で記念の写真(下段)を撮りました。
  
 


 7/3 シリーズ「終活・死生観」⑥終末期医療(その1)
 「読売新聞(18.4.17)社説」に終末期医療に関する記事がありましたので、全文を掲載します。
 ───人生の最終段階で、いかに本人が望む医療・介護を提供し、その人らしい最期を迎えられるようにするか。超高齢社会が到来した今、国民全体で考えねばならない段階だ。厚生労働省が11年ぶりに改定した最終段階の医療・ケアに関する指針は、本人が医療・ケアチームや家族らと、事前に繰り返し話し合う重要性を強調する。内容を毎回、文章に残すことも求めた。終末期をどう過ごすか、という判断は人生観や価値観と密接に関わる。途中で思いが変わることもある。欧米では、話し合いのプロセス(編集:終末期医療「APC」のこと)を重視する手法が普及しつつある。本人の意思を的確に把握し、尊重するための取り組みだ。
 指針は、本人が意思表示できない場合に備え、信頼できる家族など、判断を委ねる人を決めておくようにも提唱している。人生の最終段階は、いつ訪れるか予測しがたい。認知症や独り暮らしで意思確認が困難な高齢者も増えている。救急医療の現場では、本人の意思が分からず、望まぬ延命治療につながる例も目立つ。最期をどこで迎えるか。どこまでの治療を望むか。元気なうちから考え、周囲と認識を共有して必要性は高まっている。こうした話し合いを実際にしている人は4割、文章を作った人は1割にも満たない。高齢者の多くは自宅での最期を望んでいるが、8割近くが病院で亡くなる。
 政府は、超高齢社会に適した医療・介護体制の構築を進める。看取りの場も在宅や施設に広げる方向だ。病院だけでなく、家族や在宅ケア関係者も終末期の患者と向き合うことになる。それを踏まえた体制作りが大切だ。在宅医療・介護の現場では、終末期の希望を会話の中で繰り返し尋ねる試みも始まっている。希望を記すノートを作成し、住民に配布している自治体もある。留意すべきは、自分の死を考えることに抵抗を覚える人もいる点だ。周囲への気兼ねから本音を言えない場合もある。無理に選択を迫るようでは、本末転倒だ。本人の不安や迷いを理解し、思いをくみ取りながら意思決定を支援する。それができる医療・介護サービスを質、量ともに充実させることも課題である。延命治療の抑制を通じた医療費削減が目的であっては、国民の理解は得られまい。あくまで本人の意思に沿った最善策を選ぶことを主眼として、慎重に進めたい。


6/25「話題・雑学コーナー」③終末期医療「ACP」
 アドバンス・ケア・プランニングのこと。終末医療において、今後の治療やケアの希望について、本人や家族、医療職や介護職らが話し合うプロセス。本人の意思が変わることを認め、繰り返し行われる。内容は記録され、本人が意思決定できない時、意向推定の材料になる。定型は決まっておらず、日常的な会話の中から本人の意向をくみ取ることもある。厚生労働省が2017年12月に行った意識調査結果によると、最期に向けての医療・ケアにつて「家族らと話し合ったことがない」との割合が半数を超えた。担い手となる医師の中でもACPを「知らない」とする回答が42%を占めた。ACPの普及には、終末期医療の関心を一層高めていく必要があります。


 6/17 第11回「いきいきサロン」開催
 微妙な天気のせいか、出席者は12名でした。下の写真上段は川和駅前の「あやめ薬局」薬剤師・直島史織さん(左)、管理栄養士・足立智子さん(右)、そしてお手伝いとして薬剤師・室井奈津子さんを迎えました。健康コーナーでは個々の質問にもきめ細かく対応いただき、皆さん満足・・・!! これから夏を迎え、熱中症などの脱水症対策のため、経口補水液を作りました(写真中断)。お楽しみコーナーではギター奏者「デュオ・リフレッシュ」(写真下段)の矢野龍次さん(左)と本田さん(右)を迎えました。「蘇州夜曲」「コーヒールンバ」などの素晴らしいギターの重奏で、うっとり!! 合唱では「茶摘み」「青い山脈」「上を向いて歩こう」などを元気よく歌いました。 






6/9 シリーズ「終活・死生観」⑤遺贈寄付
 世の中にはいろいろな事情で「相続」が必要ではない人もいます。そのような人向きに「遺贈寄付」という制度があります。「週刊現代」(4.7号) に、これに関連する記事がありましたので、以下に概容を紹介します。

 ───立教大学社会デザイン研究所研究員で『遺贈寄付』の著書がある星野哲氏が言う。「まだ広く知られているわけではありませんが、利用する人の裾野は広がってきていると思います。実際、大手のNPOへの遺贈寄付の額は増えているのです」無料で遺贈寄付の相談を受けている日本財団遺贈寄付サポートセンターに、'16年度に寄せられた相談の件数は、1443件に上い制度なのか。同センターの相談員の木下園子氏が解説する。「遺贈とは、遺言書によって遺産を相続人以外の個人や法人に寄付(贈与)することです。遺贈によってNPO法人などに寄付をした財産は、課税対象から外れます。現在の主な寄付先は大学や企業、NPO法人など。分野は医療、教育、学術、人道支援など人それぞれです。とんに、お子さんのいないご夫婦や結婚していない『おひとり様』の中には、自分の未来に託す社会貢献をしたいと寄付を選択する人が増えています」どんなメリットがあるのか。まず、国に納めても何に使われるか分からない相続税を払う必要がなくなり、自分の好きな目的、事業のためにおカネを使ってもらえる。一部を寄付した場合にも、寄付分は相続税の課税額から控除されるので、税金は安くなる。

「たとえば、ごく単純化したケースですが、7000万円の遺産を子供2人に分けると考えると、そのまま相続すれば、子供が払う相続税は一人当たり160万円。しかし、このうち1000万円を寄付すれば、一人当たり90万円で済むのです」(前出・星野氏)次に、精神的な側面。遺贈寄付を選ぶことで幸福感を得られる人は非常に多いという。星野氏が続ける。「この制度は、自分が生きた『証』を残すことも、大学やお世話になった施設などに恩返しすることもできます。NPOなどへの寄付が社会課題解決につながると思えば満足度は高い。同時に、寄付先を選ぶ中で自分の人生について深く振り返ることができるのも優れた点です。私がお会いした中には、奥さんの死の原因となった難病の患者さんをサポートする団体に寄付した男性がいました。遺贈寄付は人生の『集大成』だと言う方もいます」中には、「相続」がこじれて、「争続」になることを避けるため、制度を利用する人もいる。「相続争を避けるためにと、ご相談を受けることもあります。ご自身の親御さんが亡くなる際に相続でモメ、『そうならないうちに』と考えて遺贈寄付を選ぶ方もいます」(前出・木下氏)それでなくても近年、「争続」は増え続けている。この10年で家庭裁判所の申し立ては3割増え、15年度には1万2971件に達した。・・・もし遺贈寄付をしたい場合は、具体的な手続きとしては、「全国レガシーギフト協会」などに無料相談してみるのが第一ステップ。そこで寄付先について整理できるし、手続きのアドバイスも受けられる。
 

6/2 胃・大腸カメラ受診結果でる
 5月26日に胃・大腸カメラを受診し、この日結果が出ました。幸いポリ─プはなく、ほぼ問題ないとのことでした。ただ、ポリープが出来やすい体質で、しかも「逆流性食道炎」があり、毎年の受診を勧められました。今までの病院では2日にわたって受診し、しかも少々の苦痛がありました。ここ都筑ふれあいの丘「港北ハートクリ二ック」では、同じ日に受けられ、しかも麻酔を使ったため無痛でした。寝ているうちに、アッという間に終わった感じ。これなら毎年でも受けられそう。とにかく自分の健康は自分で守るしかありません。下の写真は、上が上部消化管(胃)カメラ画像、下が下部消化管(大腸)カメラ画像、受診料は両方で3470円(一割負担)でした。
 


 5/20 第10回「いきいきサロン」開催
 快晴に恵まれましたが、出席は13名で少し残念でした。しかし、お楽しみコーナーではアンコールが、健康コーナーでは質問が活発に出て、時間がオーバー。上の写真は三味線奏者の河田勝儀さん。「六段」などの弾き語り、「炭鉱節」「東京音頭」の合唱と、津軽三味線の世界を満喫しました。下の写真は、ふれあいの丘「ハックドラック」の店長・薬剤師 桝井比呂子さん。まず、「おくすり手帳」の重要性や薬の服用の諸注意がありました。また、「ジェネリック薬」の意味や活用の勧めなどの話がありました。質問コーナーでは、出席の皆さんから数多く質問があり、時間がオーバーしてしまいました。
     
   


 5/10「話題・雑学コーナー」②日常生活年齢
 週刊ポスト(5.11号)に~「日常生活年齢」これが出来たら医学的には「〇歳」です~という記事が載っていました。以下に要点を紹介します。
 ───歳が同じでも、脳や体の能力には個人差がある。「速く歩ける」「計算が苦手」など、日常生活において同年代の人々よりできる、あるいはできないことが誰しもある。それぞれの行動の可否が何歳に相当するかを「日常生活年齢」と呼ぶことにする。年代別の統計や論文を参考にし、医師の監修を経て、「これができたら(できなかったら)〇歳」の基準を提示してみた。
(80代)                  
●歩行者信号が“青”の間にわたり切れない   
●ペットボトルの蓋が開けられない       
●キャッシュカードなどの暗証番号が覚えられない
●ガスコンロの炎がよく見えない
(70代)                   
●立ったままズボンがはけない         
●人を避けて歩けない             
●目覚まし時計の音がよく聞こえない      
●野球中継で実況がよく聞き取れない  
(60代)                   
●買い物でつり銭を減らす支払いができない   
●電車のつり革を捕まらず3駅立っていられる
(50代)                   
●階段を休まずに4階まで登り切れる      
●家庭菜園の土を9分休まず掘り続けられる
 私の場合、どうやら60代の日常生活年齢のレベルのようです。今後も、健康寿命を延ばして、自立生活を目指して頑張っていきたいと思います。


5/2 シリーズ「終活・死生観」④相続(その2)
 ──(前回からの続き)口座名義人が亡くなった事実が金融機関に知られてしまうと、預金口座が一旦凍結され、引き出すことも入金することもできなくなります。電話代、電気料金などの口座振替も全てできなくなります。亡くなった方の預貯金は、お亡くなりになった時点から、相続財産(遺産)となります。一部の相続人が勝手に預金を引き出して、他の相続人の権利が侵害されるのを防ぐため凍結されます。凍結を解除するにはどうすればよいの?
<遺言書が無い場合>
相続人全員が話し合い、「誰が相続するか」もしくは「誰が一旦代表して受け取るか」が決まれば解除することができます。手続きに必要な主な書類は
・被相続人の、生まれてからお亡くなりになるまでの戸籍謄本(除籍・改正原戸籍)
・相続人全員の戸籍謄本
・相続人全員の印鑑証明書
・相続人全員の実印が押印された銀行所定の用紙(相続届)
です。※手続きに必要な書類は、各金融機関により異なりますので、必ずご確認ください。「相続人全員」というところがポイントです。したがって、相続争いが勃発した場合や、相続人の中に行方不明の方がいる場合などは、相続人全員の意見がまとまらないので長期に渡って口座凍結解除することができません。
〇相続税のかかる人は特に要注意!! 
相続税の申告、納税が必要な場合は、相続の開始があったことを知った日(被相続人の死亡した日)の翌日から10か月以内に相続税を納める必要があります。受取った死亡保険金や、相続人固有の預貯金が多額にあり、その中から納税資金を捻出できる場合は問題ないのですが、被相続人の預貯金をあてにしないと支払えないという場合は特に要注意です。
申告期限までに余裕をもって解約できるように、遺言書(下記参照)を作成しておくなど、納税資金を確実に用意できるよう、あらかじめ対策しておきましょう。
<遺言書がある場合>
公正証書遺言書があり、預金を取得する人と遺言執行者が定められている場合には、手続きが非常に簡便になり、基本的には被相続人と遺言執行者関係の書類をそろえれば解約できます。
(手続きに必要な主な書類)
・遺言書
・遺言者の除籍謄本
・遺言執行者の印鑑証明書
・遺言執行者の実印を押印した払戻依頼書
※ 手続きに必要な書類は、各金融機関により異なりますので、必ずご確認ください。
※ 遺言書がある場合でも、相続人全員の印鑑証明書付きの同意書を要求してくる金融機関も中にはあります。お葬式代、入院費相当額の払い出しを応じてもらえるケースもあります。個別対応となりますので、直接金融機関にご相談ください。以上、相続をご経験された方であればおわかりになると思いますが、相続手続きは煩わしく、非常に面倒です。上記でも述べましたが、名義変更を簡単にするという意味でも、公正証書遺言を作成されておくことをおすすめします。──
 私の場合、3枚の戸籍謄本が必要になることから、生前に「公正証書遺言書」を書いて置こうと思います。


 4/14「話題・雑学コーナー」①サプリメント
 日頃、健康長寿を目指して活動をしていますが、これから随時、健康に関する話題や役に立つ雑学を、取り上げていきたいと思います。第1回として「サプリメント」を取り上げます。

「教えて!g00」欄に“サプリメント”についての質問と回答がありましたので紹介します。
(質問)しみ・そばかすに効くチョコラ○○とか、溜まった脂肪を落とす何とかとか、寝ている間にアミノ酸ダイエットとか、炭水化物を採らなかった事にする何とかとか、さらにはヒアルロン酸、コエンザイムQ10、コラーゲン・・・一日に15種類くらいのサプリを何年も飲み続けていますが、肌色は別に白くならないし、脂肪もたいして落ちないし、最近、なんだかサプリにお金を使うのがバカらしくなってきました。サプリメントって、本当に効果あるんですか?
(回答1)サプリは、身体に欠乏している要素を、食品などより効率的に摂るというものです。マイナスをゼロの状態に戻すということです。ゼロをプラスの状態にするのではありません。・・・規則正しい生活、睡眠、普通の食事をしていれば、必要ではありません。
(回答2)サプリメントは日常の食事の中でどうしても不足する成分を補うという目的の食品で、薬ではありません。それをわかった上で摂取することは自由ですが、〇〇に効く、ということはありません。健康増進のためには食事、運動、生活習慣などをバランスよく整えることが大事です。
 ところで「週刊現代」(4月7日号) に、“グルコサミン「ひざ痛」に効果なし”という記事が載っていましたので、その中から一部を引用します。
 ──・・・武蔵国分寺公園クリニック院長の名豪(なごう)直樹氏は、サプリ業界について嘆息しつつこう話す。「サプリに、もし効果が出れば、それは『医薬品』に分類されてしまいます。サプリはその性質上、効果が薄かったり、期待できないものが多い。にもかかわらず、著名人がテレビCMに出て『体験談』を語って、あたかも効果のあるかのように宣伝しているものもあります。それならば、バランスの良い食事で栄養を摂ったほうがずっといい」こうした実情がありながら、サプリ市場は拡大の一途をたどり、企業は荒稼ぎをしている。マーケッティング会社の調査によれば、'15年の健康食品・サプリメント市場は、前年比2.9%増の1兆5785億円(推計)だ。内閣府に設置された「消費者委員会」が'12年に行った調査によれば、60~70代の実に32.2%が「ほぼ毎日利用」し、26.9%が「たまに利用」している。サプリは気休め程度のもの。──
 ちなみに、私は「株式会社 花菜」の「三黒の美酢」(発酵黒酢にんにく&EPA・DHA)と「森下仁丹」のビフィーナR(ビフィズス菌)の2種類を利用しています。


4/3  シリーズ「終活・死生観」③相続(その1)
 2月23日号の「週刊朝日」から、一般的な相続の要点を引用します。
 ──相続はいつ向き合うことになるかわからない。悲しむ中でも、相続税の申告・納付期限は10カ月でやってくる。やるべきことは多く、時間は意外と少ない。家族でもめる“争続”にならないよう、生前の準備が大切だ。亡くなってから相続税の申告までに遺族がしなければならないのは、どんなことだろうか。
①まず残された家族は亡くなってから7日以内に、死亡届を市区町村に提出し、火葬許可の申請も同時に行う。届け出が必要な書類はほかにもいろいろある。
②被相続人が受給していた年金の受給停止手続き(死亡後10日以内)、国民健康保険の資格喪失届(14日以内)、介護保険の資格喪失届(14日以内)、世帯主の変更届(14日以内)などだ。漏れがないように役所の窓口で相談しながら進めよう。
③相続にあたって重要となるのが法定相続人の確定だ。それには亡くなった被相続人の「戸籍謄本」を取り寄せなければいけない。本籍地の市区町村に直接行くか、郵送で請求することもできる。生まれたときから亡くなるまでの全ての戸籍謄本をチェックし、兄弟や子供、養子らを全員把握する。仮に婚外子が新たに判明した場合には、亡くなったことを連絡し相続手続きへの協力を要請する。(私の場合、3回本籍を移しており、3枚の戸籍謄本が必要になるようです)
④相続人が確定できたら、「遺言書」があるかどうかを確かめよう。正式な遺言書の内容は、法定相続分に優先する。
⑤同時に進めるのが残した財産を把握することだ。預貯金や投資信託といった金額がわかりやすいものから、不動産や貴金属、美術品まですべてを「リストアップ」する。住宅ローンなどマイナスの財産も調べておく。金額の評価に時間がかかる場合は、とりあえずリストに入れて、判明した段階で記入すればいい。佐藤和基税理士は「注意したいのは不動産です」と訴える。預貯金などの金融資産とは異なり、専門家の間でも金額の評価にばらつきがあるためだ。相続税は固定資産税と異なり、すべての財産が課税対象です。申告漏れを防ぐには、役所に行って、所有者ごとの不動産をまとめた『名寄帳』(土地家屋課税台帳)を取り寄せておくとよいでしょう。
⑥遺産の全体像がわかったら次はどう引き継ぐかだ。「引き継ぎ方」には三つの方法がある。プラスの財産もマイナスの財産もすべて引き継ぐ「単純承認」が基本だ。プラスの財産の範囲内でマイナスの財産を引き継ぐ「限定承認」、プラスの財産もマイナスの財産も全部引き継がない「相続放棄」を選ぶこともできる。限定承認や相続放棄を選ぶ場合には、被相続人が亡くなり相続の開始があったことを知ったときから3カ月以内に、家庭裁判所に申し立てなければならない。プラスの財産よりも借金などのマイナスの財産が多い場合は、相続放棄を選択することも多い。3カ月を過ぎてしまうと借金を引き継ぎ、返済しなければいけなくなる。隠れていた多額の借金が後から判明するなど、例外的に3カ月経過後でも相続放棄が認められるケースもあるので、問題があれば家庭裁判所や弁護士らに相談しよう。遺産を先に使ってしまうと、借金が判明した後からでは相続放棄できないケースもあるので要注意だ。
⑦相続を放棄しても死亡保険金は対象外で、受け取ることができる。保険金は亡くなった被相続人ではなく、受け取り手である相続人の財産として扱われるためだ。保険金は「みなし相続財産」となるため、相続税は支払うことになる。
⑧働いて多くの収入があったり、賃貸物件を持っていたりする人は、死亡後4カ月までに準確定申告もしなければならない。佐藤正明税理士は忘れないように呼びかける。「準確定申告の存在自体、あまり知られていません。相続税の申告・納付期限よりも早く訪れる。4カ月なんてあっという間です」
⑨10カ月間で一番大切なのが遺産分割協議だ。ここで、誰がどの財産を引き継ぐかを具体的に決める。相続人全員が一堂に会して話し合ってもいいが、遠方の人もいて難しい場合は書面で意見を主張することもできる。遺産は必ずしも分割しなくてもよく、相続人同士で共有してもいい。だが、相続人の価値観や生活スタイルはさまざまで、後からトラブルが起きることもあるため、分割するのが一般的だ。遺言があればその内容に従い、なければ法定相続分に沿った形で分割する。相続人全員が合意できるなら、遺言や法定相続分にとらわれず、自由な割合で相続することもできる。いずれにしても、協議が成立したことを示す遺産分割協議書には、全員の署名・押印が必要だ。1人でも反対すれば協議は成立しない。
⑩成立すれば、相続した人それぞれが受け継ぐ財産に応じて、相続税を納める。協議が成立しない場合は、家庭裁判所での遺産分割調停や審判に委ねられる。調停は民間の調停委員2人以上と裁判官1人からなる調停委員会が助言や解決案を提案して、合意を促す。それでもまとまらない場合は、審判で裁判官の判断を求める。作花知志弁護士は、できるだけ話し合いでの決着をすすめる。「財産が平等に分けられていないことについて争われることが多い。審判の結果に納得がいかなければ不服申し立てもできますが、時間もかかります。できれば話し合いで決着をつけたいところです」
⑪遺産分割協議がまとまらず「未分割」の状態でも、10カ月以内に相続税は納めなければいけない。期限を過ぎると本来の税額に加え、無申告加算税や延滞税がかかってくる。相続人は法定相続分に従って財産を受け取ったものとして相続税を計算し、申告・納税する。このケースでは、配偶者の税額軽減といった特例が適用できず、いったん高額な相続税を納める。3年以内に遺産を分割して再申告すれば、払いすぎた税金は戻ってくる。
⑫「生前に話し合っていたとしても、被相続人が生きていたら現実感がない。『それでいいんじゃないの』『お父さんのやりたいようにしなよ』などと、その場では不平や不満が出ないこともあります。しかし、亡くなった後には自分が遺産をどれだけ受け取れるか具体的な形で目の前に示される。被相続人もいなくなりますから、遠慮もありません。相続人の夫や妻が口出しするようになれば、余計こじれる。遺産分割協議がまとまるように、事前に備えておくに越したことはありません」(佐藤和基税理士)
 家族が亡くなれば、葬式や片付けなどもあり、相続だけにかかり切ることはできない。10カ月間はすぐに過ぎてしまう。いざというときに慌てないためにも、十分な準備をしておきたい。──
線:届け出・申告(7件) 赤字:提出書類(4件)
 私の場合、「行政書士」の資格があるので、生前に出来るものだけでも手続きを終えて置きたいと思います。


 3/18 第9回「いきいきサロン」開催
 私自身体調を崩し、何とかサロンの方は終了できました。出席者は何と22名でした。健康コーナーではセンター南の木村泌尿器科皮膚科院長の木村明先生。私の掛かり付けの先生です。頻尿・前立腺肥大などの話をパンフレットで説明を頂き、質問コーナーもありました。お楽しみコーナーでは「中川ともゆき」さんを迎えました。介護福祉士・音楽セラピスト・認知症ケア専門士の資格をお持ちです。「青い山脈・湯の町エレジー」など、10数曲の懐かし曲の演奏があり、大きな拍手が送られました。写真上は「木村先生」、写真下は「中川ともゆき」さんです。なお、4月の「いきいきサロン」は自治会の定例総会のためお休みします。
   
   


 3/11  「3.11」に想う
 2011年(平成23年)3月11日の東日本大震災から7年が経ちました。中央防災会議の予想によると、首都圏直下型地震や東海地震などの大地震はいつ起きても不思議ではないとしています。この機会に再び“自助・共助・公助”の総点検をする必要があります。見花山自治会では都筑区と協働で「冬季防災訓練」や災害時要援護者支援事業「つづき そなえちゃんカード」を実施しています。これは、災害時に安否確認や避難支援を希望する人を地域で掌握し、支援を円滑にするカードです。私も民生委員として7名の希望者を担当しています。ところで私はライフワークとして小説の執筆に取り組んでいます。当時震災にショックをうけ、災害救援をテーマとして7冊目の小説を書きました。それを日本文学館に応募したところ、「出版大賞ノベル部門特別賞」を受賞しました。これを受けて平成24年3月に文庫本を出版しました。タイトルは『マー爺さん空を飛ぶ』~メッセージ被災者の皆様へ~です。これはパラグライダーで空から災害地へ向かい、救援活動に活躍する自伝的小説です。一つ気づいたのですが、「パラグライダー」の代わりに、GPS制御の通信可能な監視カメラを搭載した「災害用ドローン」を使うことで、情報収集や物資輸送などのより多角的な活用ができると思いました。ぜひ、関連機関で検討を願いしたいものです。下の写真は文庫本カバーの表と裏の装丁です。なお、印税の全額を被災地に寄付しました。

  


3/2  シリーズ「終活・死生観」②生前贈与
 平成27年(2015年)1月から、相続税の基礎控除が6割に縮小され、課税対象となる人が増える見込みです。また、最高税率が55%へ引き上げられました。基礎控除で見ると、「改正前:5000万円+1000万円×法定相続人の数 改正後:3000万円+600万円×法定相続人の数」となります。基礎控除は、相続税の申告が必要になるかどうかのボーダーラインです。遺産が基礎控除以下の場合には、相続税の申告は必要ありませんが、超えると相続税の申告が必要になります。「週刊ポスト2月号」にこれに関する特集が載っていましたので、抜粋して紹介します。
 ──相続税対策のコツは、死ぬ前に贈与して財産を減らすことです。「税理士法人チェスター」代表の福留正明氏は、「65歳から始めるのが一つの目安」と説明する。相続税対策の“王道”は、配偶者や子供などへの生前贈与で、一人当たり年間110万円まで非課税になる「暦年課税制度」を利用することです。ただ、この制度を使っても、贈与者がなくなった時点から遡って3年分までは相続税がかかるので注意が必要です。このため、男性の平均寿命81歳から逆残して、78歳までにはある程度の贈与を終えておく必要があります。・・・例えば、7500万円の資産をもつ世帯主の2人の父親(ともに妻、2人の子供を持つ)が77歳で亡くなった場合、65歳から生前贈与をした人としなかった人とでは、一方は相続税ゼロ、他方は144万円の相続税がかかるという差が出ます。──
 私の場合、長男の住宅取得の際、生前贈与の非課税枠「住宅資金向け贈与の特例」(最大で1,000万円の非課税)を使いました。その後、同額の長女への生前贈与をスタートし、残り3年で終了できる予定です。この生前贈与や相続は難しい部分もあるので、税理士さんに相談すると良いでしょう。


 2/18 第8回「いきいきサロン」開催
 オリンピックの影響が心配されましたが、出席者は15名でまずまず。健康コーナーではNHKのオンデマンドからNHKスペシャル「骨が若返り物質を出す」を鑑賞しました。参加者は皆さん、「骨に対する認識が変わった」とのこと。お楽しみコーナーでは「キャサリン野村」さんを迎え、大正琴と腹話術の実演をいただきました。大正琴では「青い山脈・ふるさと・雪の降る街を」など、7曲を琴に合わせて合唱しました。腹話術の方は爆笑続きの大盛り上がりで、野村さんの熱演に大きな拍手が送られました。

 
 


2/4 シリーズ「終活・死生観」① 生前整理
 年頭所感で提起した「終活」の考察について、「終活・死生観」と題して、順次シリーズで掲載していきたいと思います。なかなかシュールな問題ですが、死をタブー視することもできません。民生委員に必要な一定の見識を持つとともに、何よりも自分自身の「終活」の準備として取り組んでいきたいと思います。いま、関心が高まっている終活ですが、事務的な問題や法律関係の事柄だけでなく、医療や心の準備、死生観の分野にも踏み込んでいきたいと思います。そこで終活で、まず手っ取り早く始められることを考えてみました。民生委員の活動で使われている冊子「ゴールデンライフ2月号」に、「生前整理」についての記事が載っていましたので、これから始めたいと思います。
 
 ──「こんなガラクタいつまで保管しておくの?」そんな疑問は誰しもが持つもの。しかし当人からすると「非常に価値あるモノ」だったりします。それは、想い出や経験が価値に繋がるからです。生前整理とは、本当に残したいこと、託したいことを、家族と共有す作業です。それは「捨てる」作業ではありません。価値観を家族と共有し、「引き継ぐ」ことこそが、生前整理の重要なポイントなのです。実際に「生前整理をしてみよう」とは思い立ったものの、どうしたら良いかわからない、ということはありませんか?そんな時は家族と話し合い、具体的に先が見えて前向きになれる時期を設けましょう。例えば、なんとなく「一か月で押入れを掃除する」と言っても、あまり継続できません。それよりも「お盆に子供と孫が一緒に来るから、そこまでに整理し、引き継ぐことは子供に話してみよう」というように、今後をより良くするための期限を決めると良いでしょう。全部できなくても問題はありません。片付けながら写真を見て、想い出にひたる時間も大切でしょう。生前整理とは「自分のモノを家族と共有し引き継ぐこと」が、一番のポイントだからです。──
 
 私の場合、サラリーマン時代の写真や記念旅行の写真など、大量に段ボール箱に入ったままで、また頂いた年賀状なども未整理のままです。まずは残すものと、捨てるものとを選別したいと思います。これらの作業から、気づいた事柄をさらに「エンディングノート」などにまとめ、次のステップに進ん行きたいと思います。


 1/21 第7回「いきいきサロン」開催
 久し振りに暖かく穏やかな天気。出席者は20名になりました。健康コーナーでは保健活動推進員さんの協力で、転倒防止のための体力測定(写真上)を実施しました。写真の左は「歩幅テスト」、右は「40cmと20cmの立ち上がりテスト」です。基準値に達しないと「ロコモ度」1~2度と判定されます。それぞれの結果に一喜一憂、ロコモ体操の関心が高まりました。お楽しみコーナーでは新春寄席と題して、落語家の「花伝亭あひる」(写真下)さんを迎えました。三題45分間の熱演でした。
 
 


 1/13 凄い・・!!  “驚異の骨パワー”
 新年早々(1月7日)、NHKスペシャル・シリーズ人体 神秘の巨大ネットワーク 第3集「“骨”が出す! 最高の若返り物質」を観ました。“骨”は単に体を支える役割と思っていましたが、これが知ってビックリ!何と私たちが目指す「健康長寿」に直結しており、大きな驚きと興奮を覚えました。以下はその概容です。
 ──骨は、単なる固いカルシウムのかたまりだと思ったら大間違いなんです。私たちの全身の「若さ」を司っているのは、実は骨だということが、最新の科学から明らかになりました。骨が操っているのは、「記憶力」「筋力」「免疫力」、そして「精力」までも・・・。逆に言えば、骨が「老化」のスイッチを押してしまうこともあるということです。その危険性は、高齢者だけではなく、若い世代にも潜んでいるという調査結果もあります。では、どうすれば骨を強くし、「若さ」を保ち続けることが出来るのか。骨が持つ知られざるパワーを呼び覚ます方法についても、詳しくお伝えします。
 今回のシリーズ「人体」のテーマは、臓器が互いに情報を交換するネットワークを構築しているというものですが、「骨」も立派な臓器で、人体ネットワークの一員だったのです。骨が発信しているメッセージとは「記憶力アップ」「免疫力アップ」「筋力アップ」「精力アップ」のメッセージです。この4つのメッセージに共通しているのは、人が活動していくうえで必要な「若さ」です。マウスを使った実験で、記憶力や筋力、精力をアップさせるメッセージ物質(ホルモン)を見つけました。この物質が「オステオカルシン」です。免疫力アップのメッセージ物質は「オステオポンチン」という物質です。また、難病の「硬結性骨化症」の研究から、骨が出す「骨を作るのをやめよう」というメッセージ物質も見つかりました。この物質を「スクレロスチン」と呼びます。骨は、常に、古い骨を壊して新しい骨を作るということを繰り返し、3~5年で全部入れ替わるそうです。実際に、骨を壊したり骨を作ったりしているのは、「破骨細胞」と「骨芽細胞」です。そして、この2つの細胞の量を調節しているのが「骨細胞」です。骨細胞は、「骨を作ろう」「骨を作るのをやめよう」といったアクセル役とブレーキ役のメッセージ物質を出し、破骨細胞や骨芽細胞の量を調節しています。この中でも、あの「若さ」に関する4つのメッセージを出す役割を担っていたのが「骨芽細胞」です。それではどういう刺激で骨細胞はメッセージを出すのか。ランニング、ジャンプ運動などで骨に衝撃を伝える運動を続けることで、骨細胞が衝撃を感知してメッセージを出します。まさに骨は体の衝撃を感知するセンサーだったのです。例えば、一日中座って仕事をしていると、骨に衝撃が伝わず骨量が減少し老化が進行するリスクがあるということです。これを防ぐためには、ウォーキング、ストレッチ、ヨガ等の運動をすることが良いとのことです。人間の体は活動しなくなると、骨を作る必要がないと判断するようにできているのです。これは進化の過程で、活動的な個体を生き残すために備わったものと思われます。だから、日常から適度な運動で自分の骨に衝撃を与え、活動していることを伝えてあげる必要があるのです。健康寿命に重大な影響をもたらす骨ホルモンの減少を食い止めるためには、新しい骨を形成し、骨ホルモンを分泌する「骨芽細胞」を刺激することが重要だと考えられているそうです。── 
 骨が健康な状態である限り、体の臓器の若さは保たれます。まさに骨は人体の若さを司る“門番”だったのです。高齢者が骨折をきっかけに認知症や老化が進み、数年で亡くなる事例もあります。体があまり動かなくても、骨芽細胞に刺激を与えるための簡易的な運動として「かかと落とし」と「ミニジャンプ」の2つがあります。「かかと落とし」は、直立した姿勢でつま先立ちになり、両脚のかかとを上げ下げする。「ミニジャンプ」は、高さ10cmほどの台から両脚ですとんと降りて着地することを繰り返す。どちらも至ってシンプルな運動です。両方とも小人数の実験ながら、それぞれ一日30回と50回を2週間継続して行なうことでオステオカルシン量が増加する傾向がみられたそうです。個人差はあるものの、継続することでオステオカルシン量の現状維持、あるいは微増が期待できそうです。さあ、これからは、この骨を鍛えるという意識をもって“健康長寿”を目指しましょう。

 
 1/1 年頭所感
 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。今年はメインの「いきいきサロン」の一層の充実をはかってまいります。人歴・健康コーナーでは、近隣の歯科、眼科、泌尿科、呼吸器科などの院長さんや薬局の薬剤師さんを招き、高齢者の健康にまつわる講座を開きます。この中では、機材を使った「メタボ」「骨密度」「血管年齢」などの測定チェックも実施され、また、お楽しみコーナーでは、落語家さん、大正琴・腹話術のライブが予定されています。同時に、家庭で出来るロコモ体操や脳トレ体操の定着をはかります。話は変わりますが、民生委員として家庭訪問をしていた時、ある高齢者の人から死後の質問を受けました。唐突で予想外の質問だったため、応えに窮してしまいました。日頃、「健康長寿」を目指して活動していますが、この質問に対しても何らかの準備をしておく必要を感じました。いま「終活」が関心を集めていますが、私自身(76歳)にとってもその時期が来ているように思いました。そこで今年を「終活元年」と位置づけ、必要な準備をしつつ、少しでも納得のいく「死生観」をまとめていきたいと思います。つきましては、これに関するご意見がありましたら、ぜひお寄せ下さい。今年も「生き甲斐型満足感」を求めて活動を続けてまいります。


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