2021年6月5日(土曜日)
蓮音まゆさんのワンマンライブ、場所は「leaf room豪徳寺」です。
買い物の予定があって、早く家を出たら時間が余り、時間を潰していたら潰しすぎてあわてて小田急線に乗りました。
少しバタバタした到着で、leaf roomの中を見渡す余裕もなく、空きを見つけて着席。
蓮音まゆさんのライブ告知で、このライブのleaf room の中がどうなっているのかはなんとなく想像はつきましたが、それを越える凄いことになっていました。
leaf room の中を森に変える。
まさにその通りです。
この蓮音まゆさんのワンマンライブ名付けられたタイトルが
「Once upon a time the story of deep forest」
深い森のおとぎ話。
オーナーの格さんがいる厨房の中だけが別世界、いやそこだけが現実の場所でした。
ここまでとは、全く想像していませんでした。
殺風景なleaf roomの壁を森の中の景色に変えてしまい、森の中でのライブ、凄いの一言それ以上の言葉は出てきません。
圧倒されて、周りの写真を撮る余裕もありませんでした。
この森の背景に囲まれて、蓮音まゆさんのライブは始まりました。
これらの大きな布に描かれた森の背景、蓮音まゆさんが制作していることは知っていましたが、簡単に作れるようなボリュームではないし、その描かれた絵の質も本格的なものでした。
どれだけの手間をかけたのだろう、どれほどの時間を使ったのだろう、ただ感嘆するばかりです。
これほどのものを作って、労力もかけて作りたかったライブ、それを届ける日でした。
演奏は、蓮音まゆさんのギター・ボーカルに岩本義雄さんのサックス・パーカッション、小倉諭史さんのベースという構成です。
蓮音まゆさんのオリジナル曲が「深い森のおとぎ話」を語ってくれました。
MCは簡潔で少な目、たくさんの曲が淀みなく森の案内をしてくれました。
音楽ライブは、曲と歌で表現をし、思いや気持ちを伝えていきます。
そこに目に見える要素を加えることによって、表現の理解や聴く人が音楽から思い描くものを豊かな感性として与えてくれるように思います。
お客さんから見えるステージの周辺だけではなく、蓮音まゆさんから見る客席の景色も全て森に囲まれた世界。
蓮音まゆさんがライブに懸ける気持ちで包み込んだとても素敵な時間でした。
7月18日(日曜日)、同じ「leaf room豪徳寺」で予定されている蓮音まゆさんのバンドワンマンライブ。
また違った蓮音まゆさんのコンセプトの世界観でleaf roomが覆われることになるようです。
楽しみなライブが続きます。